タイムボム：新版The100周年さんのレビュー

正体隠匿ゲームです。時限爆弾解除のミッションを受けたタイムポリスチームの中に、時限爆弾を爆発させようとするボマー団と今回は爆発させまいとマッドな博士に送り込まれたスパイが入り込んでいるという設定です。3つ巴でそれぞれの思惑が錯綜します。ニッパーの形をしたタイルを持っているプレイヤーが、その他のプレイヤーの爆弾の回路に見立てられた手持ちのカードをめくります。自分のカードに何があるかを確認して、前にランダムに並べます。カードには、解除カード、爆発カード、何も起こらないスカのカードがあります。選択権を持っているプレイヤー（ニッパータイルを持っている人）がそれぞれのプレイヤーが主張する情報を頼りにカードを選択します。ニッパーで線を切られた（つまり、手持ちカードをめくられたプレイヤー）人が、次にニッパータイルで別のカードをめくります。

一定数の解除カードをめくることができれば爆発阻止でタイムポリスの勝ち、たった一枚の爆発カードをめくってしまうとゲームオーバーでボマー団の勝ち、解除も爆発もさせずにゲームが終了すればスパイの勝ちとなります。なので、各プレイヤーの言い分や提供される情報から誰がタイムポリスで誰がボマー団で誰がスパイかを推測しながらゲームが進みます。

絵がかわいらしくて、分かりやすい正体隠匿ゲームなので私は気に入っています。ただ、妻と娘たちは今のところそこまで食いついて来ないので勿体ないなと思っています。もう少し娘たちが成長してからですかね。

正体がほぼ分かっていても最後まで省かれることなくみんなで遊べて、早ければ初手で爆弾爆発ということも起こるので時間も比較的早めに終わります。正体隠匿の草分けの人狼ゲームとその点で差別化されているようです。