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  • 2人~5人
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2018年~

テイルズ・オブ・グローリー大吉さんさんのレビュー

261名
9名
0
3年弱前

★★Nice!

下の子とゲームをするのに、宝石の煌めきとか、カルカソンヌが少し難しそうでした。でも軽いゲームばかりするのも、なんだかな~と思っていたところで見つけたのがコレ!

しかも、宝石の煌めきと、カルカソンヌをミックスして、バッティング要素を足したような贅沢な感じ!そして、そこそこやりごたえがあり、ルールはけっこう簡単!

このゲームの最大の魅力は、ファイナルファンタジーにも似た世界観でしょう。

仲間を連れて、村や城を冒険して、ダンジョンに潜り武器やお宝を手に入れる。そして、現れたモンスターを倒して、勝利点を得る。

子どもならずとも、大人でもワクワク!

この手のゲームはよく見かけると思うんですが、ゲームのシステムもしっかりしていて、考えどころもありながら、ルールはとてもわかりやすい!

毎回のゲーム展開に多様性があり、あきにくいですね。

いつも3人プレイをしているんですが、3人プレイでは共通の場には常に6枚のタイルが並べられています。

最初は手持ちのタイルを自分の場に1枚置いているので、共通の場からタイルを1枚取ってきて隣接するように配置していきます。

カルカソンヌのようにつなげていくんですが、配置制限がゆるいので上下左右好きなところに置きやすいのと、人に邪魔をされずに自分だけの世界を作るので、カルカソンヌと違って、この部分にインタラクションはありません。

それでも、タイルの配置の仕方によってボーナスが入ったり、宝箱を開けてお宝をゲットできるので、どういう風にタイルをつなげようかという楽しみはあります!

このゲームのインタラクションは、毎ラウンドのタイル獲得方法にあります。3人プレイだと各自1~6の数字を書かれたカードを持っています。共通の場に並べられたタイルも1~6の数字を振られているので、自分が欲しいタイルの数字のカードを各自裏向きで出します。

せ~の!の合図でカードの数字を同時に公開して、他のプレーヤーと数字がバッティングしていなかったら希望のタイルが手に入ります。

人と数字が被ってしまった場合は、スタートプレイヤーから時計回りに手番順の早いプレイヤーが優先的にそのタイルを取れます。

例えばスタートプレーヤーが2を出して、二番手も2を出して、三番手が4を出した場合、二番手のプレイヤーは2のタイルを獲得できません。

タイルがもらえないわけではなく、他のプレイヤーが2と4のタイルを選び終わった後に、残り物の1、3、5、6の中から好きなタイルを選ぶことが出来ます。ちゃんと保障があるんですね!

希望のタイルが取れなかったとしても、何かしら得をするタイルばかりなので、何とかなるんです。

テイルズ・オブ・グローリーで一番気に入っているところが、このバッティングシステムです!

ちょいちょいバッティングして盛り上がるんですが、3人プレイだとそこまでバッティングが頻繁に起こるわけでもないです。そして、バッティングしてもタイルの保障があるので、一見インタラクションはそれほどなくて、ソリティア感の強いゲームのような気がします。

しかし、6つのタイルを3人で見合っているこの状況こそが、すごくインタラクションになっているんです!

3人で同時に好きなタイルを選んでいるんですが、一人一枚なので人とかぶったら手に入らないし、3人で一緒に選んでいる事に意味があると思います。

こういうのって、何かのメニューを選んでいる時や、異性のタイプを言い合っている時にも日常で起こる事ですよね。私はあれがいい、僕はこれね、俺もこっちで、かぶったんかい~!とか。

これがタイルの早取りだったり、一人ずつ順番にタイルを取っていく方式だと、ソリティア感が強くなって、一人でパズルをしているような感じになると思います。

なので、みんなで一緒に選ぶ事が面白さにつながっています!

このゲームの要素は、4つに絞られています。戦力と魔力、お金とポーション。

そして、タイルの種類も4種類。モンスターと仲間、場所と財宝。

点数をかせぐゲームなんですが、基本的にはモンスタータイルを配置することで、モンスターを倒したことになり勝利点がもらえます。

モンスタータイルを手に入れるにはコストがいります。モンスターの強さに応じた、戦力や魔力といったステータスが必要になります。

戦力や魔力を上げるには、仲間タイルを手に入れて能力を上げなければなりません。仲間タイルのコストはお金です。

お金やポーションを手に入れるには、財宝タイルを手に入れないといけません。

場所タイルは、他のタイルと隣接する事でボーナスがもらえます。

ポーションは戦力や魔力が足りないときに代わりに使うことが出来る、宝石の煌めきで言うところのワイルドチップみたいなもんです。

4種類のタイル同士に相互作用があって、タイルをバランス良く取っていくことも大事になります。

と思いきや、ポーションという万能アイテムがあるおかげで、4種類あるタイルの内のどれかを集中的に取っていく、特化戦略も有効になります。

なぜ特化戦略が有効かというと、中盤になると仲間タイルを取ったときの報酬に、終了時にタイルの種類×○点といった目標タイルが出てくるので、その目標タイルを獲得すると、同じ種類のタイルを集めると得点が伸びます!

でもそう簡単ではなく、同じ種類を集めようと思ってもタイルの入手コストが必要なため、他の種類のタイルも手に入れないといけません。

このあたりのバランスは、なかなか考えられていると思います!

見た目にもタイルにたくさんアイコンが書かれているため、一見ややこしそうに思うんですが、結局やることはシンプルで子供でも理解しやすいです。

タイルを手に入れるために、タイルの左上に書かれているコストを支払って、タイルの真ん中に書かれている報酬を受け取る。これだけです!

お買い物ゲームのような感じで、プレイ感はサンクトペテルブルグのようでもあります。お金を払って何かを買うイメージです。

お金やポーションは使った分だけ無くなりますが、戦力と魔力はステータスなので減ることはなく、手に入れた分だけ累積して増えていきます。これは宝石の煌めきの、カードを集めた分だけ安く買えるのと同じシステムですね。

宝石の煌めきの場合、手に入れたカードを利用して上位のカードを狙っていく計画性が子供には難しく、カルカソンヌの場合も点数を取るための戦略が必要です。

テイルズ・オブ・グローリーは、この2つのゲームよりもルール量は多いんですが、子供でも理解しやすく、わかりやすい内容になっています。さらには、大人でもやりごたえのある内容になっているので、子供と一緒にプレイするにはとても重宝しそうです!

運の要素がそれほどないので、多少実力差は出るかも知れません。ですが、どのタイルも得点に結びつきやすくなっているのと、自分のエリアを完成させていく過程自体が楽しいので、あまり問題にはなりません。

終了時得点の要素も多いので、最後まで合計点数が分からないのもいいですね!

アートワークも最初はどうかと思いましたが、見慣れてくるとなかなか味があります。

バッティングシステムの他にも、タイル配置がとても面白いです!

タイル配置はソリティアにはなるんですが、自分がどういう冒険をして、どのタイルを取っていったかがよくわかります。

ダンジョンに潜ってお宝ばかり探していたり、強いモンスターを倒すのを目的にしたり、やたらと仲間を引き連れてステータスを上げたり、村や城、ほこらなどがある世界を作ったり、プレイヤーによっても違うし、ゲームごとにガラリと変わります。

そういったファイナルファンタジー感が上手く表現されていて、なのに複雑ではなく、かつ軽すぎずゲームとしても面白いという所がいいですね!

子どもにも評判はよく、特に男子うけはバツグンだと思います!

続編を期待してしまうゲームですね。

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