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十二星座ゲームSternenhimmel

レーティングの登録/分布

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ロマンティックな星座が美しい、エリアマジョリティゲーム。隠れた名作!


【ざっくり解説】

 星座をテーマにしたエリアマジョリティ(最多争い)ゲームで、星座をそのままボードにしてしまったという大胆な発想のゲームです。各星座には数値が描かれたコマを配置し最多争いをしていきます。

 星座をボードとしたデザインも活きており、1等星の部分は非公開でコマを置きます。この要素が非常に面白いです。アブストラクト(物理的な運要素のないゲーム)感がかなり薄まっている印象があります。

 また得点ルールも非常にユニークです(後述)。12の星座全てでマジョリティ争いをして、得点を稼いだ人が勝者です。


【長所】

 ユニークな得点ルールでしょう。1位の人は3位以下のすべてのプレイヤーにコマ数に示談金(点数)を支払う必要があります。これにより、2位の方がお得になる場合もあり得ます。

 隣接コマを全て無力化するブラックホールの存在が面白く、これを1等星のところに裏向きに伏せる時は思わず、悪い顔をしてしまいます(笑)。

 また星座ごとにすべての星座が埋まり切らないと得点計算は行われず、得点計算が行われると星座に配置したコマの回収・再利用ができるようになります。どのタイミングで誰が星座を埋めるのかは、ゲームの最重要ポイントといって良いかもしれません。このゲームが如何に戦略的なのか垣間見れる要素ではないでしょうか?


【短所】

 非公開のコマがあるのでだいぶ緩和されていますが、物理的な運要素がほとんどありません。星ボードのめくれる順番だけで、あとは人的な運要素だけで成り立ったゲームといえます。苦手な人は苦手でしょう。

 かといって運要素がないゲームは苦手な人は苦手かというと見極めの難しいゲームで、筆者のような運要素のないゲームが苦手な人も楽しめたりします。不思議なゲームです。

 ちなみに要求プレイヤースキルは非常に高い部類です。他にも付属の得点チップである星ターラーが不便です。他に点数計算する道具を用意したほうがいいでしょう。筆者は萬印堂の紙チップを使ってます。


【個人的な評価】

 星をテーマにした美しいゲームボード。そして骨太で本格的なエリアマジョリティ、ユニークな得点ルール。公開・非公開のコマを上手に使うゲーム性。コマ回収が絡むので得点計算のタイミングが大切の5要素が主な魅力です。

 この5要素の大半は玄人向けなので、万人に向けたゲームとは言えないと思います。まさに隠れた名作というのにふさわしい作品でしょう。技術介入度が高いゲームが好きな人は一度はトライしてみる価値がある作品なのは間違いありません。


 地味ながらとても面白く、エリアマジョリティゲームの完成形の1つといっても過言ではありません。『王と枢機卿』と比べても遜色ないと言い切れます。本作も3人ベストゲームなので、『王と枢機卿』、『ビッグシティ』などの3人ベストゲームの2作が好きな人は一度は遊んでほしいです。きっと損はしないと思っています。

 個人的には傑作だと思っています。10回ぐらいは遊びました。一時の大整理で売却してしまいましたが、現在何故売ったのかわからないほどです。慌てて買い戻しました(笑)。たぶんまたぼちぼちプレイしていくことでしょう。

 

【入手困難なプレミアゲームとしての本作】

 このゲームは現在非常に入手困難です。ヤフオク相場は非常に高額で、状態の良いものを手に入れるには相当な金銭的な覚悟だけでなく、機会の面でもなかなかない代物になっています。
 日本では『ムガル』や『王と枢機卿』、『メンバーズオンリー』などのプレミア絶版ゲームを再販する流れがありますので、機会があれば是非本作をリメイクないし再販していただければと強く願います。

最も読まれているレビューを表示しました
  1. 投稿者:マクベス大佐@Digブログ
  • 81興味あり
  • 214経験あり
  • 36お気に入り
  • 99持ってる
テーマ/フレーバー
世界観/基本テーマ
作品データ
タイトル十二星座ゲーム
原題・英題表記Sternenhimmel
参加人数3人~5人
プレイ時間30分前後
対象年齢10歳から
発売時期1995年~
参考価格未登録
レーティング
レーティングを行うにはログインが必要です
10点の人2
9点の人4
8点の人4
7点の人11
6点の人6
5点の人1
4点の人0
3点の人0
2点の人0
1点の人0
プレイ感の評価
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運・確率7
戦略・判断力14
交渉・立ち回り3
心理戦・ブラフ9
攻防・戦闘1
アート・外見5
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レビュー 5件

96名
2名
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画像
充実
十二星座の星々に駒を配置していき、すべてが埋まりましたら1番数字合計が多ければ1位、次は2位、3位となります。3位は得点が獲得できませんが、駒を配置していた数だけ1位が獲得した得点から頂きます。場合によっては1位より2位のほうが獲得得点がいい時があります。1つの星座が埋まる...
続きを読む(約1年前)
うらまこ
うらまこ
127名
1名
0
その星、なくなりますよ?自分の星の駒を置いていくだけ。置く場所で公開だったり、非公開だったり、基本的に数字比べなのですが粒ぞろいのルールが心地よい駆け引きに持ち込みます。だいぶ昔のゲームですが今も充分面白い。プレイ感も未だにありそうでない。得点カウンターが何故か不便wそれ以...
続きを読む(約2年前)
大賢者
おつくり
おつくり
148名
2名
0
充実
見た目が綺麗な十二星座ゲーム。意外に十二星座のボードが大きく見栄えも良い、プレイ時間も一時間もかからず気軽に遊べます。ゲーム内容は十二星座の陣取りゲームで人数分だけ星座をオープンにして、全ての駒の置場所が埋まった星座を決算し、替わりに新しい星座をオープンしていき十二星座全て...
続きを読む(約4年前)
大賢者
つっちー
つっちー
285名
2名
0
充実
ロマンティックな星座が美しい、エリアマジョリティゲーム。隠れた名作!【ざっくり解説】星座をテーマにしたエリアマジョリティ(最多争い)ゲームで、星座をそのままボードにしてしまったという大胆な発想のゲームです。各星座には数値が描かれたコマを配置し最多争いをしていきます。星座をボ...
続きを読む(4年以上前)
マクベス大佐@Digブログ
マクベス大佐@Digブログ
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レーティングが非公開に設定されたユーザー
8/101995年、カタンが大賞を受賞した黄金時代に、同年のドイツゲーム賞でノミネートをされていないにもかかわらず、3位を獲得した超新星のボードゲーム。今もなお、ヤフオクでも高騰しているレアなボードゲームでもある。ルールはとてもシンプルで、12星座が描かれているタイルに自分...
続きを読む(7年弱前)
白州
白州

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