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  • 2人用
  • 45分前後
  • 12歳~
  • 2016年~

信仰のみchacoさんのレビュー

30名
1名
0
9ヶ月前
 サンピエトロ大聖堂の修繕費用と言う名目で、メディチ家への借金を返すため、1513年に大量発行された免罪符に対する学問上の疑問点を並べた「九十五カ条の論題」をマルチン・ルターが公表した1517年以降のドイツ国内におけるカトリックとプロテスタントの勢力争いをテーマにした対戦ゲームが『Sola Fide』です。両陣営に45枚ずつのイベントカードが用意されており、準備段階で自陣営のイベントカードを無作為に3枚引いては1枚だけ残すと言う作業を15回繰り返して、そのプレイで使用される15枚の山札を自分で構築します。ドイツ全土を表したマップは、ピラミッド状に並べられた10枚のタイルで構成されており、ゲーム開始時点では北側に該当する上端部分の3枚だけがプレイエリアとなります。カードプレイによってエリア毎の影響力が変動し、一方の陣営が完全に支配した時点で該当するタイルを取り除き、その南側に位置する最大2枚分のタイルが新たなプレイエリアとして加わります。その際に必ず外国からの干渉が発生するため、イギリス、フランス、オランダ、イタリアの中から1ヶ国を選択して。本当の意味でのイベントカードを引かなければなりません。このゲームで興味深い点は、4枚しかない軍事行動を表すイベントカードが、全てカトリック陣営に入っており、それが諸刃の剣となっている点です。例えば、ルターと反目するプロテンスタント陣営の急進的改革派が引き起こした農民戦争(1524〜25)も、カトリック側のカードに入っているわけで、本作におけるプロテスタント陣営とは「信仰のみ、恩寵のみ、聖書のみ」と言う三大原理に忠実な立場の人のみを指しているようです。ゲームで扱われる時期ですが、アウクスブルクの宗教平和令が出された1555年を通り越して、1571年のレパント海戦や,1598年のナント王令までもが外国勢力のイベントとして存在するので、史実とは異なったタイムラインの可能性も踏まえたゲームとなっています。
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chaco
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