三国志英雄伝稲妻老人さんのレビュー

沢山武将（君主含む）を討ち取った人が勝ちになるゲームです。

これだけ言うと身も蓋もない感じですねｗ

このゲームに領地経営はありません。

単純に戦闘に特化した内容になっています。

また、各武将には武力、采配、知力の各値が設定されています。

これらの最高値は５で、最低値は０となっています。

（アイテムで上がる場合を除く）

この手のゲームによくありがちな事なのですが、設定されている数値が個人的に気に入らない事があると思います。

武将カードは４２枚、君主カードは８枚しかありませんので、お気に入りの武将がいない事もままあるでしょう。

そういう不満は各プレイグループで解消して頂ければと思います。

武将の数値を変更したり、新しい武将や計略、イベントを増やすのも自由です。

ルールが簡単な分、無限に可能性は広がっていくのだと思います。

また、イラストも従来の三国志演義関連のゲームよりも迫力のあるものとなっています。

これはイラスト担当の松田大秀氏（ゲームには松田大義名義で記載）によるものです。

仲間内では「顔の悪い三国志」と呼ばれていて、武骨に描かれた画風からくるものです。

ゲームは必ずハイエナのように弱そうな陣営が集中砲火を受ける事になる展開が多いです。

しかし、これも諸行無常ゆえの事です。

運が無かったと諦めて下さい。

今のゲームのようにバランスが取れていて、最後までみんなが勝利を得られる可能性がある

などという優しいシステムではありません。

生き残る為に必死で石にかじりついて下さい。

生ぬるいゲームに飽きた猛者や仲間内でバトルロイヤルをしたい方にはお勧めです。

さぁ、サイコロに運命を賭けましょう。