ルーム25：シーズン2午後くまさんのレビュー

プラス拡張セット

　単独プレイヤーです。「ROOM25　season2」ルーム２５シーズン２。基本セット、「ルーム２５」に対応している拡張セットです。基本セットにまぜまぜするシステムなのでやはり基本セットが必要になります、単独では遊べませんので注意しましょう。

　「ルーム２５」とは映画キューブのシステムそっくりな設定で、ランダム配置されたマップタイルからの脱出を目指します。ストーリー的にはデスゲームに参加したシーズン１のプレイヤーは全員生き残った様子。ゲームデザイナーが公言していますが、映画「キューブ・トロン・バトルランナー・ソウ」に影響されてデザインしたとのこと。

　この拡張を加える事で無個性だったプレイヤーキャラクターそれぞれに特徴を持たせて、特殊な能力が使えるようになりました、試練をのりこえてあらたな能力を獲得したみたいな感じ。幸か不幸か複雑なゲームになって帰ってきてしまった。前作、ミニチュアはプレイヤー毎に造形が違い判別しやすくされていました。今作は更に個性を全面に押し出し差別化が図られています。時代の流れなのかパーソナリティを重視、自由を尊重しているようで実際は煩雑な作業が増え難度が上がっている気がする。前向きに考えて、コンプレックスなシステムと捉えてプレイしてみました。

　新しいルームタイルももりもり追加、あいもかわらず結構残虐非道なルームおおい。新キャラクターはサラとブルースの二人。この辺はこのみで選べばよいです。
　キャラごとのアドレナリンシステムや、MACカード、ロボットルームシステム　などなどの新ルールが追加要素として加わります。新規システムはどれも中々良いバランスだなとの印象です。

　それぞれの新要素は加えるも加えないもプレイヤーの自由なので、全部入れる必要もなく色々組み合わせを試すと良いです。新しいシステムの中では単純ですがタイルが移動するシステムは面白いです。多人数でプレイする時には拡張を入れた方が時間かかりますがやはり盛り上がりそうではあります。

　基本セットの箱にすべて収納可能です。今回の拡張を加えることで8人までプレイ人数を増やせるようです、もちろん単独プレイヤーには関係ないんですけれども。今回拡張をいれてももちろんソロプレイに対応していまして、ソロの場合は４人を動かす流れ。設置するタイルの組み合わせで難易度も調整できますので、極悪難度も自由に設定できます。

　正直なところ個人的には要らない拡張かなと言う感想ですが、決して面白く無い訳では無いんです。最初からこのシステムであれば気にならない事も無いですが、個人的にはシンプルなルールが肌に合ったので基本セットそのままで楽しめました、好き嫌いの出る拡張かなと思います。前作が物足りないなという方には追加すべき最適なセットとなっておりますが、基本で十分なかたは無理に導入することもないです。