プラトーXPlateau X

４人まで遊べる積み木アブストラクトゲームです。
かなりソリッドなゲームで、かなりのとがり具合です。

▼ゲームの概要

ゲーム終了時に、一番高い場所に自分のコマ（丸いとんがったコマ）があると勝ちです。高さが一緒の場合、自分のコマが置かれており、同じ高さ、段差が変わらないところまで広さが広い方が勝ちです。

手番では写真のカギかっこみたいなタイルを１つ置くか、自分のコマを移動させるかします。

もちろん、ゲームの最初はボードしかなく、コマは一切ボード上に置かれていません。
さらにプレイヤーのコマすらありません。これは、もう１つのアクションとしてある、「自分のコマは紙のボードの上のマスならどこにでも置けます。」というものがあるためです。初期配置ですら、ゲームに盛り込まれています（さらにゲームの進行中に置かれるのです）

さて、タイルを置くにせよ、自分のコマを移動させるにせよルールがあります。

タイルを置く場合、２つルールがあります。
１つ目は空中に浮かないこと。つまり、下にびっしりタイルが置かれている必要があります（隙間があったらだめ、ってこどですね）

２つ目は、同じ形のタイルを２枚重ねて置かない、ということです。ぴったり同じ形でタイルを重ねない、と言い換えた方がいいでしょうか。

コマを移動させる場合、１つだけルールがあります。
コマは好きなマス数、１マスずつ移動するが、その際、必ず段差が異なること、というルールです。つまりボードの上に置いた後に移動する場合、次は１段置かれたタイルの上、次はまたボードに移動するか２段置かれたタイルの上か、です。

補足すると、移動は一気に何歩でも移動できるが、一歩移動するたびに違う段差に移動しなければならず、さらにその段差は１段ずつしか違えない。ということです。

誰かが手番にタイルが置けなくなったらその瞬間ゲームが終了します。

▼プレイの感想

タイルの配置方法が非常にテクニカルで、言葉で書くと分かりにくいタイプのゲームです。そして、いくら概要を説明しても、ゲームの面白いポイントがぴんとこないゲームです。アブストラクトにありがちですね。

そういう意味で、玄人好みのゲーム、と言えるでしょうか。

また、冒頭に書いたようにソリッド、の意味は、直接攻撃がかなりできる、ということです。そのため、あまりよくない雰囲気になることもあると思います。そこまで許せる人は是非遊んでみると面白いと思います。

アブストラクトにありがちな、「様々な事象」が見えてくる瞬間があります。そういうところで、結構楽しいゲームです。

１段移動ならいつまでも出来る、というところで、かなりの長距離を移動して大逆転したり、１手で形勢が大きく逆転したりします。

キングメーカーが気になる人は、２人で遊ぶといいと思います。私なんかは、次の手番のプレイヤーさえ勝てなければいい、という感じでやればいいんじゃないかなぁって思いますが。