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  • 1人~4人
  • 20分~60分
  • 12歳~
  • 2020年~

ぬくみ温泉繁盛記btailさんのレビュー

185
名に参考にされています
2020年07月27日 01時45分

レトロ和風な温泉旅館をつくるゲーム「ぬくみ温泉繁盛記」。シンプルながらワーカープレイスメントとタイル配置の魅力が詰まった、ゲーマーにもワカプレ入門者にもお勧めできるゲームです。個人的に感じたこのゲームの魅力をつらつら綴ってみたいと思います。 


ゲームの概要

プレイヤーは新興の温泉街「ぬくみ町」で旅館を始めた若だんな/若おかみ。資材を集めて客室やお風呂などの施設を増築し、世の流行(全体方針)やオーナーのこだわり(個人方針)も気にしつつ町一番の人気旅館をつくろう!温泉街に出入りする個性豊かな面々が旅館経営を助けてくれるぞ!従業員への給与支払いも忘れずに!食べ物で現物支給もできるよ!


見通しがいいワーカープレイスメント

ぬくみ温泉のワカプレ部分は非常にシンプル。

資源を獲得する
 → 資源を使って施設を建てる
 → 施設から収入や得点ゲット!
という流れが直感的で分かりやすくなっています。(資源変換やカード獲得/使用のアクションもありますが)

また、ボーナス点つきの全体/個人方針カードにより、旅館拡張の方針を立てやすくなっています。

これにより狙うべき旅館の形状や建てたい施設がなんとなく決まるため、ゲーム中に「何すればいいんだっけ…」と途方にくれることがありません。それでいて、アクション手順による効率性の違いや他プレイヤーとのアクションの取り合いなどで戦略性はしっかりあります。

ワーカー数が3で固定されていて増員がない、ラウンド進行により追加されるアクションも固定されている、全7ラウンドでプレイ時間が30分~1時間、などの要素もプレイしやすさや見通しのよさにつながっています。


息苦しくないパズル要素

タイル配置ゲームでは「どうやってピッタリ埋めるか」「いかにマイナス点減らすか」みたいなノルマがありがち。それがゲームらしい悩みどころや緊張感を産んでいましたが、一方でちょっとした息苦しさがあるのも事実。

ぬくみ温泉繁盛記のタイル配置には、空きマス埋めやマイナス点回避などの緊張感高めの要素はありません。勝利点や収入をもらえるポジティブ要素のみです。さらにタイルは全て正方形で配置制限もほとんどなく自由度高い。

そのため「高得点狙うぜ!」という楽しみと「自分だけの旅館作るぜ!」という楽しみが両立しやすくなっています。このカジュアルなプレイ感がぬくみ温泉の魅力。

また、息苦しさはないながらもパズル要素は以下のように多彩。どの要素から優先するか……という攻略の面白さもあります。

  • 全体方針
  • 個人方針
  • 特定タイルの隣接(お風呂、日本庭園)
  • 一部の助っ人カード


カードの多様な使い道

ぬくみ温泉繁盛記では「助っ人カード」という形で様々な人物から得られる助力がカード化されています。

助っ人カードは「毎ラウンド1枚補充」「施設(遊技場)を建てると補充枚数増加」「一部のアクションでカードを補充/プレイ可能」と挙動が分かりやすい。カードの強さも「使いこなすと便利だが、それが決定的な差というほどでもない」とちょうどいい感じです。(ワイナリーの四季みたいなパワフルなカードも桃鉄的なパーティ感あって好きですが)

このゲームの独自点は、手札で腐りそうなカードの使い道。「カードを1枚捨てると1金獲得」というのがありがちですが、ぬくみ温泉繁盛記は一味違う。運悪く状況と噛み合わないカードを引いたとしても、通常プレイ以外の3種類の方法でカードを使えます。

①ダイス目のブースト
一部のアクションは12面ダイスの出目で資源獲得数などが決まるのですが、カードを捨てることで出目を増やせます。特に高得点施設の「貴賓室ぬくみ殿」は突貫工事アクションで出目をブーストしないと建てられなかったり。

②仕入れ
捨てるカードの左上に書かれたコスト(お金)を支払うことで資源を得られます。お金=勝利点なのであまり使いたくない手ですが、手数の限られたこのゲームでアクション消費無しで資源を得られるのは大きい。また、一度に大量の資源を仕入れられるので思わぬ活路が開いたりします。

③NPCのアクション変更
ソロプレイ時のNPCのアクションも12面ダイスで決めるのですが、カードを捨てるとNPCのアクションを変更できます。ワカプレで狙ったアクションが空いてるかどうかは死活問題なので、けっこう強力な使用法ですね。

①~③を見ると、ダイスロールによる不運の救済という面が大きいのかなあ、という気がします(仕入れも資源獲得のダイス目の救済ということで…)。カードドローの不運でダイスロールの不運を相殺できるというのが面白い。とにかく手札が腐っても「使い道がない!」ということがありません。むしろ腐った手札をどう使いこなすかが勝敗を分けるまである。

また、カードドローに恵まれた場合でも①~③の使い道の存在でいいジレンマが生まれるようになっています。「この助っ人で仕入れしたら狙った施設が建てられる…。でもこの助っ人強力だからフツーにプレイしたいし…」みたいな。


遊びやすいコンポーネント

コンポーネントが全体的に遊びやすく丁寧にデザインされているのも魅力です。

まずアクションカードなどの表記がアイコン主体で分かりやすい。(他の方も指摘されているように、助っ人カードを引く/プレイ/山札の下に戻すの区別だけは分かりにくいですが)

特にゲームサマリの「ラウンドの流れ」がすごく分かりやすい。図版とアイコンでシンプルにまとまっています。手元に置いとけばソロプレイ時でもほとんど手順抜けはないですね。 

また、ラウンドカードにゲーム進行関係の情報がまとまっていて遊びやすい。表に給与の支払い額、裏に次ラウンドで追加されるアクションが記載されています。ナショナルエコノミーに似た形式ですね。

でも、ぬくみ温泉繁盛記を代表するコンポーネントといえば、やはりスタートプレイヤーコマ(ネコ)ですね…!レトロほんわか可愛いこのゲームを象徴する良コンポーネントです。


まとめ

シンプルで見通しが良く、それでいて骨太のワカプレとタイル配置が楽しめるナイス中量級!お勧めです!ワカプレ初心者向けにもいいと思いますよ!

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戦略・判断力5
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見3
作品データ
タイトルぬくみ温泉繁盛記
原題・英題表記Nukumi Onsen Hanjoki
参加人数1人~4人(20分~60分)
対象年齢12歳から
発売時期2020年~
参考価格未登録
クレジット
ゲームデザイン工藤さん(Kudousan)
アートワーク玉川 千夏(Chika Tamakawa)
関連企業/団体未登録
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