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  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 10歳~
  • 2019年~

ラ・スタンザ荏原町将棋センターさんのレビュー

106名
2名
0
2年以上前

文学、宗教、芸術、政治、発見の教養を身に付けていくという学問ボードゲーム。ルネサンス期の文化人、エラスムス、パラケルスス、コペルニクス、ミケランジェロ、ルターなど総勢45人が揃い踏み。

久しぶりの本格ロンデルで、3マスずつある各5学問の部屋とボーナスタイルマス計16マスを、1〜4のロンデルで周回します。

ボーナスタイルマス以外の3×5マスには、ランダムに人物タイルが置かれているので、進んだ先のタイルを必ず取らなければなりません。この人物達も、5つの学問のうち一つを専門としています。

プレイヤーは、この人物タイルをとりあえず、個人ボード内にある雇用トラックに置いておき、アクションをするか、お金を補充するかの二択をします。(パスすることもできます)

アクションをする場合、現在雇用トラック(上段)にいる人物タイル1枚(以上)を、ワーカートラック(下段)に移動させます。スタート時、すでに5人の人物タイルがワーカートラックにいるので、どれか1枚(以上)と交替ということになります。コストも必要で、トラックの一番右側の人物タイルが1金と一番安くなっています。雇用は、好きな人物と交替できます。(空きマスがあれば、置くだけ)。そして、アクションをします。(後述)

お金補充をする場合は、雇用トラックの人物はそのままにしておき、ワーカートラック内にあるコインタイルを1マス右にずらします。これにより、トラックから一枚外れることになります。そして、(発見部屋で決められている)収入額を貰います。スタート時は7金なのですが、7金貰えるわけではなく、「7金にする」という意味で、所持金が6金の時お金を補充しても、1金しか貰えません。

↑ この赤のマキャベリを雇用しようとした場合、白が要らないと思ったら、まず4金を払って人物タイルを替える。そのあとアクション。雇用ではなく、お金補充を選んだ場合、マキャベリはそのままで、コインタイルを右に1マススライドさせ、収入を貰い、手番終了。一番右にいるトーマスモアが居なくなり、一番左側のマスが空く。(後にここに置く時はコスト5金)


アクションは、今交替したばかりのワーカートラックにいる人物タイルの色の数を見ます。写真では、赤(文学)が効果値3、緑(宗教)が効果値2のアクションができますが、青(発見)、黄(芸術)、白(政治)のアクションは、人物がいない、つまり効果値0なのでできません。また、メインボードのロンデルで、赤の勉強部屋か緑の勉強部屋に居なくてはいけません。

アクションと効果値の内容は以下の通り。


発見(青)…効果値1〜3の数分、ヨットを進め、補充時の収入を増やす

文学(赤)…効果値1〜3の数分、本を書き、本棚に並べ、効果を得る

宗教(緑)…効果値1〜3の数分、4学問(宗教以外)のボックスにディスクを置く。このディスクは、そのボックスの色1枚につき+1効果値として使える

芸術(黄)…効果値1は彫刻、効果値2は論文、効果値3は絵画を完成する

政治(白)…効果値1〜3の数分、4学問(政治以外)の政治家を貰う。アクションする時、その勉強部屋にいなくても、アクションしたい色の政治家を払えば、その部屋にいたことになり、アクションできる

(文学、宗教、政治の効果値2、3の時は、異なる色1つずつになるよう取る)

↑ スタート時。中央下のボーナスタイルの部屋からロンデルが始まる。時計回りに、発見部屋、文学部屋、宗教部屋、芸術部屋、政治部屋。この中で、プレイの強化となるのが宗教(緑)と政治(白)で、終了時VPになるのは発見(青)、文学(赤)、芸術(黄)。また、全ての部屋では、効果値4以上で、「傑作」と呼ばれる金字塔(ポーン)を立てることができ、大きなVPとなる。


ポイントとしては、

■例えば、この写真で言うと、赤の部屋に赤の人物がいる。基本、序盤は、このような止まり方をすれば、効果値を1増やしながらその色のアクションが普通にできる。

■ただし、初手、先手のプレイヤーは、その赤まで進めない(5マス先なので)。他プレイヤーの居るマスや空きマスは飛ばすロンデルなので、次プレイヤーが赤部屋の赤マスにちょうど入ることができる。

■小さな目標は、各部屋にポーンを立てること。そのためには、色を一時的に特化して、効果値を4以上にしなければならない。終了時、効果値4は5VPだが、効果値5で8VP、効果値6で12VP、効果値6+指定の色1で17VPとなるので、できれば効果値は6にしたい。

■しかし、ワーカートラックに同じ色5人は難しい。(それでも6に届かない)。そこで、宗教アクションで、マーカーを貯めておく。人物タイルの数とそのマーカーの合計で6を作る。

↑ 一番左の5金のマスが空いているが、ここは一気に6金払って、右の3人と黄色3人を交替!これで黄色の効果値4は確定!ただし、今、黄色の部屋に居るとは限らない。他の部屋に居るならば、黄色の政治家を1人払って、黄色のアクションを行なう。この時、宗教部屋の黄色ボックスにマーカーが2枚あれば、それを払って効果値6となる。政治家を惜しんでアクションしなくてもよいが、残金1金では、この黄色一色をキープすることは難しい。例えば次手番に黄色以外でアクションしたり、補充アクションしたりするだけで、一番右の黄色一人が消えてしまう。


■ポーンは各色1本ずつしか立てられないので、立て終わった色はさっさと新陳代謝で別の色に変えていく。また、政治家こそ、余ってしまったら勿体無いので、使える時は使っていきたい。なお、白の政治家は、オールマイティ色。

■ポーン以外の大きなVPは、本を全部埋めれば16VP、芸術品の数値の合計値のマジョリティトップは17VP、発見部屋は冒険家らしくヨットが進むにつれMAX15VP、ボーナスタイルのマジョリティトップでも15VPが狙える。

■戦略としては、一色特化ではVPが伸びないので、二色の特化戦略となりそう。青のヨット戦略、赤の本戦略、黄色の芸術品戦略、ボーナスタイル戦略の4つのうちから、二つを伸ばす感じだ。ポーンも大抵、2、3本で終わることが多い。


要は、「一時的な」特化戦略のゲームです。

ロンデルして→タイルスライドという単純操作が楽しい!だけど難しい…

焦点は、コインタイルの補充となりそうです。いわゆる「しゃがみ」をどのくらい行なうか。お金をなるべく消費しない作戦は、常に一番右の人物タイルと交替しながらアクションすることですが、それだと効果値は増えないでしょう笑

また、コインタイルが一番右まで来て落ちた時、−5VPの罰を受けます。

青の効果値でヨット(収入額)を進めておくべきでしょうか。緑(宗教)の効果値で各色の効果値を増やしておくべきでしょうか。どこから特化していくかもポイントです。



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とら
びーている / btail
荏原町将棋センター
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