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  • 2人用
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2020年~

ハリウッドセンセーションミシマさんのレビュー

133名
5名
0
2年以上前

ラウンド毎にカードの強さや手札数が変動する2人プレイ専用トリテ。

ゲームの特色や流れと、個人的な「好きポイント」をまとめていきます。


【ライバルを蹴落として、ハリウッド随一ホットな女優になろう!】


・カードの種類と流れ、特色

まず、数字の1〜7が割り振られた4色のカードが存在します。(全28枚)

配られる初期手札は各自6枚ずつ(なので山札は残りの14枚)。まず山札の1番上のカードを公開して、そのカードをどちらが取るかを、手札を1枚ずつ場に出してのトリックで決めます。勝者は山札のオープン札を、敗者は裏向きのクローズ札を1枚ずつ手札に補充する。同時に、勝者はトリックで出したカードと獲得した相手カードの2枚を自分の場に並べていく。その動きを、手札が尽きるまで繰り返します。

「先手で出されたカードと同色の手札があれば出さなければならない」マストフォローの原則は基本です。(切り札は無し)

そして、このゲームの特色は大きく下記の4つ。

① 過半数を獲得すると「加点」になるカード色と「減点」になるカード色が半々で存在する点

② 1〜7までの同一色カードを1人で独占すると、得点がプラスもマイナスも発生せずゼロになる点

③ ラウンド毎に、カード4色の強弱の優位性がランダムに変化する点

④ ラウンド毎に、劣勢のプレイヤーの手札数が減る、撹乱・変化の要素がある点


・白熱の「足の引っ張り合い」

上記要素のお陰でカードの【取り合い】と【押し付け合い】が、いずれも目に見えて白熱!2人プレイなので、ラウンド後半に向けて自ずとお互いの手札がスケスケになっていくのもドキドキします。

最終目標も点数計算も変わらないのに、毎ラウンド毎に価値観(強弱の基準や手札数)が揺れ動くから戦略の軸が変化していく。心が乱されて、混乱して冷静さを欠くと、読みや当て勘がドンドン外れてマイナスが増して。

さらに焦りが生じてくると、心の底から純粋な「クソったれ…!コイツを蹴落として私がトップになるにはどうしたらいい!?」という想いが溢れて…?

こ、これが私の中に眠っていた女優魂!?…ハリウッドセンセーション!!!(タイトル回収)

…なんて。

初回プレイから、なんだか、勢いのある若手に席を奪われだした中堅女優みたいな気持ちにさせられてしまい 「めちゃくちゃエモいな!?」 と感じて一気に好きなゲームになりました。

ゲームの世界観通り、ライバルとバチバチな女優気分でやるとアガりますね…!


・デザインやテーマがお洒落

まず箱やカードの絵・デザイン、色調に目を惹かれます。とにかく美しい。使われている全ての色のCMYK(色成分表)が知りたい…。

加点カードが「モード(流行)」「コケティッシュ(セクシー)」、減点カードが「スキャンダル(醜聞)」「ホリック(中毒)」って名前なのも絶妙にオシャレ。こういう所に外見的な要素の言葉を入れないの、とてもいいなって思います。

デザインや絵の世界観はレトロだけど、ニュアンスには近年のハリウッドみ、ある。


・繰り返し遊びたくなる

私はトリテがそこまで得意ではなく…上手な方の思考や、トリテとしての精密さや出来の良さなんかはよく分からないのですが。

私はこのゲームの、だんだん手札が透けていって、不利な状況だと、最後の方のカードは半ば拗ねて口を尖らせながら出すことになる…ような感じも好きです。

(まるでオーディションでの負けを悟った女優の気分。一刻も早くステージから降りたい…。逆に有利だと、超大作映画のキャスト発表記者会見みたいに鼻高々でルンルンです。)

私の中で、これまでやってきた他のトリテは比較的「カード運だなぁと割り切りやすい」or「難しくて面倒臭いなぁ」という気分になりがちなのですが、こちらはなんとなく「もっと突き詰めれば強くなれる気がする…」とやる気が湧きます。相性が良いのでしょうね。

実際、洒落たビジュアルで初心者も気軽に入りやすくてビギナーズラックもアリアリ且つ、中〜上級者はある程度の戦略を練ってやり込めるように、意図して設計されている気がします。

経験数が少ないのですが、現状で、私が1番好きなトリックテイキングゲームです。

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