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  • 4人~6人
  • 60分前後
  • 2024年~

ヒストリーオブ自民白州さんのレビュー

197名
6名
0
8ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

7/10

時事ネタデザイナーの政治系シリーズ。

ちなみにこのゲームが出た後にしげるさんが総理になったので、「シゲル疾風編」というちょっと内容が追加された(のだと思う)ゲームが出たのだが、そっちの方が盛り上がっている(そりゃそう)。

内容は、名声値と金を集めるゲームで、6ラウンドやったら多い人の勝ち。

各ラウンドでは、勢力値が一番低いプレイヤーから、人物カードを1枚めくって、自分が持つか、まだ人物カードをもらっていないプレイヤーにわたす。もらったカードは裏向きのままで、全員がカードを受け取るまで確認できない。

その後、時計回りに同じようにカードをめくって自分か持っていない人にわたすを繰り返す。この流れが今後の交渉で、絶妙に面白い駆け引きを生み出してくれる。

全員に人物カードが配られたら、交渉開始。

基本は、総理候補になっている人物カードの人が最多票を得るために、他の人に金を渡して、票を集める交渉をする。総理になると、最終得点となる名声値がめっちゃもらえるので、手に入れたいところ。

面白いのが、ラウンドによって、総理になれる人数が違い、全員がなれるラウンドもあれば、半分しかなれないラウンドもあって、ラウンド毎に戦略が変わるのも面白い。

さらに、毎ラウンド、イベントカードが配られて、総理になった人を即ひきずりおろしたり、それをネタに脅して交渉したりとやりたい放題w

ちなみにひきずりおろすと、その人物を除いて、再度、投票が行われるのだが、ひきずりおろされても、ある程度の名声値はもらえる。ただ、次になった総理ももらえてしまうので、そこらへんは場の流れで判断したいところだ。あと、最終的にカードは2枚で1点になる。

また、勢力値という、基本は名声値に比例して、あがるパラメータがあるが、これが高くなると、人物カードを引ける順番が後半になるので、有利な人物カードが手に入りづらくなるところが、良いバランス調整になっている。

今までにないゲームと感じたし(ヒストリー・オブ・ザ・ワールド未プレイなので、もしかしたら、どこか似たようなシステムあるかもしれんけど)、普通に遊びやすいし、交渉もユニークだし、人物カードの配り方が絶妙な情報源になっていて、とても盛り上がったゲームになった。

今回、とても盛り上がったので、似たようなゲームだろうから、買う気もあまりなかった「シゲル疾風編」も年末あたりでまた遊びたいから買おうかと思ってしまったほど。

ただ、気になるところもそれなりにあって、テーマ的に人を選ぶところや、人数が5人(投票で総理が決定するため、奇数が良く、これは必須ともいえる。一応、票数が同じだと名声値が高い人が勝つが、ここは運ゲー感ある)がほぼ固定のバランスだし、人によっては、交渉のやり方がかなり自由なので、苦手な人がいると苦しい時間になるかもなど、取り扱いはそれなりに注意が必要かな。

あと、時間も「60分」と書いてあるが、6回も自由交渉があるので、終わるわけないw

ここらへんの時間制限をつけるかつけないか、また、メンツによって、プレイ時間はかなり変わるだろう。今回は2時間くらいだったが、議論が白熱すると、もっと長くなるかもね。

5人でテーマも大丈夫で交渉が苦手な人がいないという条件がクリアできれば、濃密な体験が約束されたゲーム。

このデザイナーの最高傑作と言う人をSNSとかで見たような気もするが、それは全然大げさじゃない見事な完成度を誇る作品だった。

2025/4/15追記:シゲル疾風編の内容を見る機会があったが、思っている以上に違った。ラウンドが6ラウンド→9ラウンドになっていたり、登場人物全員が総理になれるみたい(ちゃんとルール読んでないからもしかしたら違うかも)だし、カードを公開する順番が指定されていたり、総理を引きずり下ろすためのパラメータがなくなって名前指定になっていたり、そもそもラウンド開始時にイベントカードが配られなくなっていたりなど、かなり違う点が多く、元版をやった人でも別の味わいが楽しめそうだった。自分も遊んだら、そこらへんの差も(覚えていたら)比較しつつ、レビューしてみたい。

あと、元版のルールにはなかったけど、東大とかのパラメータはいつ使うのだろうと思っていたが、シゲル疾風編のルールには「データアイコン(ゲームに不使用)」とあったので、腑に落ちた。ちなみに元版は東大しかなかったが、シゲル版には、早稲田や慶應も追加されている笑

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