グルームヘイヴン：獅子のあぎと午後くまさんのレビュー

グルームヘイヴン

　単独プレイヤーです。グルームヘイヴンの再販に合わせて日本語版がリリースされた獅子のあぎと。こちらのほうが初心者が始めるのに適しているとの事で、無印未プレイ状態ではじめました。なれたらグルームヘイヴンを始めるつもりで、いまだ塩漬け状態ですが。

　プレイヤーは強力して、マップに湧き出る敵モンスターを倒し能力強化、ストーリー15章のクリアを目指します。カードデッキを使用した戦闘メインのロールプレイ、ソロプレイ対応。

内容物

　盛りだくさんのタイルや説明書類。あきらかに箱に収まらない物量です。トレイなども用意されておりますが、扱いに少し難がある気がする。タイルの出来も微妙で、綺麗に抜けないです。紙質が悪いようで、デザインナイフなどを使用していないと破れてしまうので幾らかの注意を必要とします。どうもタイルを抜くときはわくわくしすぎて勢いで抜き作業してしまいがちです。

プレイ準備

　開梱して説明書にしたがいプレイの準備をすすめていきます。タイルを抜きトレイ、小分けの袋詰めをもくもくと作業すすめていきます。ちょっとめんどくさい。

　物語MAPはゲームブックを広げると印刷されていてセッティングが少し楽です。序盤チュートリアルは5章程度用意されており、段階を経て徐々にルールを覚えていく事ができました。カードやタイルもイキナリすべて開けるのではなく、指示通りに少しずつ増やしていきチュートリアルを終える頃には独り立ちが出来る感じでいい感じのバランスになっていますね。

　導入コミックがストーリーに入り込む手助けをしてくれ、とても理解が進みありがたいです。なんというかギャグコミックなのかなという展開ですが、各キャラクターの特徴や物語の流れが分かり易く面白いです。どのキャラクターも癖が強くてオーソドックスなタイプは無い。とりあえず赤いクワガタみたいなのが気になったのでプレイキャラクターに選出されました。

チュートリアル準備

　説明書通りにセッティング。実際はプレイヤーエリアはもう少し広くスペースが必要になってきます。ソロプレイ時には2キャラ分を操作することになります。もちろん4人操作しちゃっても良い。MAPはヘックスが印刷されたブックを使用することになり、敵が涌くポイントも予めわかるように印がされています。先の文章がちらちら見えてしまうシステム的に、完全なる情報の隠匿は難しいのである程度のネタばれされつつプレイ。チュートリアル中はルールブック片手にあちこちの情報を参照しながらプレイのため、かなり時間が掛かりました。ルールがわかってから楽しくなってくるやつ。

　ミニチュアは塗装しました、合計4体なので手間もそんな掛かりません。少しの手間で雰囲気上がりますのでおすすめしたい。敵キャラは紙製ですこし残念ですが、雰囲気はでてよいかんじ。写真は敵の残体力がわかるようにメーターつけてます。プレイ進める内に、いろいろと工夫して少しでもプレイ環境をよくしたくなるものです。

　プレイスペースはシナリオが進むにつれてどんどん広く必要になってくるので、ケースやオーガナイザーなど利用してコンパクトになるよう工夫があると捗ります。まだ試行錯誤の段階ですが、思っているよりスペースが必要になりました。

　まだチュートリアル程度ですが、ストーリーは薄い気もする。クリアするころにはまた印象変わっているかもですが。とくに戦闘に重点が置かれているので好き嫌いは分かれるかもしれません。他人数でも楽しめそうなシステムです。プレイしていくと感じますが、基本的にはターンが限られていてどの行動を選択していくかで詰んでしまう事もあり、結構シビアなプレイが求められます。しっかりキャラクターを成長させて、アイテム活用などなど考えること多め。さくさくプレイが好きな人には合わないですが、じっくりソロプレイには相性が良いです。