グローカル・ヘキサイトHexcite / Glocal Hexcite

誕生逸話です。「グローカル・ヘキサイト」の出発点は、発売から遡ること３年前にWindows版の初期サンプルを富士通本社の地下休憩室のパソコンにインストールして置かせていただいたことから始まります。その時のタイトルは「Gu Original OOPARTS Game」でした。その後、完成版をIBM本社に持って行き、コンペに参加して２〜３００社の作品の中から選ばれ、ThinkPadにバンドルされたのが商品としての初実績です。「ヘキサイト」は制作者のパートナーとして仕事をしていた坂牛さんの案で決まり、「グローカル」は当時制作者がお世話になっていた「シップス」（後に『動物占い』をプロデュース）という会社の菊池さんの"グローバル＋ローカル"案をいただき決定されました。１年後には、NECインターチャネル社から直接申し出を受け包括的な契約を結び、NECパソコンのバンドルを始めWindows版での通信対戦を実現した「グローカル・ヘキサイト２」がリリースされます。続いてGameboyカラー版が日本、そして欧米版が次々と発売されて行きます。同じ頃、ボードゲーム版も「やのまん」さんからリリースされました。約50種類の配牌カードには大きなタイル（駒）が多いものや逆のものがあり、１回戦だけではカードの運に影響を受けてしまいます。そのため「交代制」を取り入れ、２回、４回など偶数回戦を推奨しています。２人対戦が基本ですが、４人でのペア（２人一組）対戦がとても楽しめます。やのまん発売の前後に、あるゲームの見本市でブースを構えていた「遊演体」のプレイスペースで、２〜３０席の体験コーナーを設けてペア戦を試したところ大好評を得ました。席は交互に味方と相手の順となるため、以心伝心が必要。多くはペアの女性が男性を睨みつける様子が思い出されます。（父・我人の話より）