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ファイティング・ファンタジー・アドベンチャーFighting Fantasy Adventures

レーティングの登録/分布

  • ファイティング・ファンタジー・アドベンチャーの画像

有名なゲームブックのボードゲーム版ということで、ゲームブック好きだけど未プレイだったこともあり購入。ソロプレイで完走できたのでご紹介します。

※ネタバレ防止のため写真少な目・載せてもカード番号や名称等は黒塗りにしています。

概要

まず箱を開けると6つの箱(とボードとダイス)が入っていて、アドベンチャー(シナリオ)1~5のセットとプレイヤーが使うヒーローカード+トークンやカウンター類に分けられます。カードサイズは72×112。

なお、箱は本の意匠。凝ってます。これでスリーブつけて収納できたら最高でした…。


ヒーロー(プレイヤーキャラ)

プレイヤーが使うキャラクターはウォリアー(赤)・スカウト(黄)・ヒーラー(緑)・メイジ(青)の4人。それぞれのキャラクターカードと能力カード、隊列を表し敵との戦闘で位置を確認するカウンターが1枚ずつあります。ちなみにこのカウンター、100均で売っているコインカプセルがジャストサイズ。敵のカウンターとダンジョン用マーカーも同じサイズなので1袋買っておくとちょうどいいです。

能力カード(下段)の右下にはレベルがあり、シナリオクリアで新しい能力を獲得できる場合があります。

パラメータは左側に記載がある3つ。戦闘の際にダイス目と合わせて判断する「技術点」、0になると死んでしまう「体力点」、ダイスの振り直しができる「運点」になります。

※一応能力カードは黒塗りしておきます。


ゲームの流れ

アドベンチャー1~5を連続してプレイするキャンペーンとなります。遊ぶボックス(再開するなら対応するボックス)を選択して、箱の中のカード(複数デッキが入っている)を分けます。基本的にはマップになっていく「ダンジョンカード」と、そのシチュエーションや取るべき選択肢が描かれている「エンカウンターカード」があり、ダンジョンカードの番号と連動してエンカウンターカードに記載の内容を読み、移動や探索・戦闘を行っていきます。

※ソロ~4人まで対応していますが、4人プレイは1キャラずつ担当、それ以外の人数でも4キャラ全部使います。ソロなら4キャラ全部を使うことになります。


戦闘

敵のいる部屋に移動した場合戦闘が発生します。隊列の先頭(左側から)処理を行い、それぞれダイスを2個振って出目を技術点に合算したものを比較。差分がダメージ。間にスキルによる出目加算や攻撃も使えます。敵の数が4体以上は敵が、4体以下の場合はこちらが隊列を変更して、技術点に補正値を得ることができます。

【例:敵のステータスは技術点5・体力点7。これが4体。先頭のウォリアーの処理。技術点9+出目8=17、敵Aは技術点5+出目7の12。差分5がダメージ。ダメージトークンを置いて管理。この後敵Bとスカウト、敵Cとヒーラー…といった形で順番に処理していきます】

能力

戦闘中・戦闘以外それぞれ使えるタイミングが指定されています。追加ダメージや出目加算等シナリオ進行を有利に進めるものですが、基本的には1つのシナリオ内で1カード1回のみ使用できます(回復はあるにはある)。


アイテム

敵を倒したあとに見つけたり、探索した結果だったり、様々なところで何かしらを手に入れます。対応シナリオ内でしか使えないものもありますが、キャンペーンを通して持ち越し可能なものも多くあります。


こんな感じで探索・戦闘・判断を迫られたりしながら進めていくという流れです。1人でも生き残ればシナリオは成功で次シナリオも全員復活状態(気絶してたという整理)で挑めます。

【生き延びて無事に「冒険完了!」の文字に到達できるとホッとします】


感 想

ゲーム性:ゲームブックをボードゲームにすることで、記入シートがボードやトークンに置き換わり、下準備無しにサクッと遊べる仕様になっています。感覚としてはボードゲーム<TRPGかな。(ほぼ)マッピングがいらないのは大きい。

難易度は高い方だと思いました。というかシナリオ1からわりと高めの殺意。某長い敵がトラウマに。

やっぱり戦闘のダイス目がキモですね。リアルラックが低いと大変。運点消費で振りなおしはできるけど限りはあるし、なくなると1回の戦闘の緊張感が爆上げ。体力の回復手段も限られているし、どんどん減っていくライフとダンジョンカードの残りがまだ半分以上ある=折り返しにも来ていないという中、どうにかクリアできても結構ギリギリ。中々の緊張感でした。

道中ヒントを得てないとえらい目にあったり、何気なく拾ったアイテムが功を奏したり、好奇心で調べに行ってサクッと死んでみたりと、「次はどうなるんだろう」「こっちに行ってもいいんだろうか」と毎回選択がどきどき。ダンジョンも選択でどんどん広がっていくので、すごくダンジョンもののゲームを遊んでいるという満足感が得られます。

詳しくは書けませんでしたが、各アドベンチャーもそれぞれギミックが違って新鮮です。

プレイスペース:カードサイズが大きいことと、どんどんダンジョンマップが広がっていくので、かなり広めのスペースが必要。

コンポーネント:カードとボードとトークン類。カードはつけるにしてもソフトスリーブ。ただ、後半シナリオは箱にぎっしり状態なので、ソフトスリーブでも付けたら箱にしまえなくなります。私はヒーローカードと能力カード、道中入手したカードがあれば都度つける方式でやりました。カードの質は正直ちょっと弱いので、できればソフトでいいからつけたかったですね…。そこはちょっと残念。


ということで、気にはなっていたけど未読だったゲームブックのボードゲーム版。ソロでもしっかり楽しませてもらいました。対象年齢は14歳以上となっていますが、カード読みを大人、判断は子供に任せてサポートしたら、この手のゲーム好きな子は楽しく遊べるんじゃないかな。

なお戦闘は前述のとおり技術点+ダイス判定(運点消費の振り直しあり)とシンプルなので、がっつりパラメータ管理のバトル物を期待するとがっかりすると思いますので注意。自分の判断で物語を進めるという比重が大きいので、そういうものを楽しめる人、ゲームブックやTRPGが好きな人は特におすすめと思います。

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  1. 投稿者:じむや
  • 38興味あり
  • 35経験あり
  • 11お気に入り
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テーマ/フレーバー
作品データ
タイトルファイティング・ファンタジー・アドベンチャー
原題・英題表記Fighting Fantasy Adventures
参加人数1人~4人
プレイ時間60分~180分
対象年齢14歳から
発売時期2025年~
参考価格未登録
レーティング
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10点の人2
9点の人1
8点の人7
7点の人5
6点の人0
5点の人1
4点の人0
3点の人0
2点の人1
1点の人0
プレイ感の評価
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運・確率5
戦略・判断力4
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘4
アート・外見3
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レビュー 4件

266名
2名
0
充実
TRPG初プレイですが、ぼくには合わなかったようです。(アドベンチャー1の途中で挫折してしまいました。)体力が罠でジリジリ削られているところに、連戦に次ぐ連戦で回復リソースも尽き、パーティーが残り一人になってもまだボスに辿り着かない状況でした。良くも悪くも昔のRPGの難易度...
続きを読む(約1ヶ月前)
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レーティングが非公開に設定されたユーザー
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続きを読む(4ヶ月前)
じむや
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