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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 14歳~
  • 2016年~

ドミニオン:帝国だいもん(@economic_wars)さんのレビュー

715
名に参考にされています
2017年03月16日 22時55分

勝利点の計算方式を特殊に変化させる新要素「ランドマーク」のおかげで勝利への最適ルートが複雑化して知的体験感が圧倒的にUP!!

ドミニオンというゲームを再発見できる傑作拡張です。


「ドミニオンの拡張はカードが増えて、複雑な王国カードが追加されるだけ。ややこしくなるだけで面白くない……」そんな風に考えていた人にこそぜひ遊んで欲しいドミニオン拡張です。


ぶっちゃけ、ドミニオンの拡張は海辺まではOKとしても、それ以降は惰性じゃね?と思われても仕方がありません。

ドミニオンを何度もプレイして大好きなプレイヤーにとってはコンボが増えて当然楽しいのですが、数回ほど王国と陰謀をプレイしたプレイヤーにとっては、経験者との差が開く一方で、拡張を追加するインセンティブは低かったように思います。

「王国と陰謀だけあったらええやん」というのが、ドミニオンマニアではない、ボードゲーマーの心情だったのでは無いでしょうか(私の勘違い?)


ドミニオンというゲームは、10種置かれる「王国カード」=「サプライ」から最適なルートを選択し、ときに相手の戦略を見越してのインタラクション(お互いのプレイが相手プレイヤーの行動に影響をあたえること)を気にして勝利を目指すプレイされることが求められました。

最適な「1本のルート」を目指しつつ、デッキシステムという逃れられない運の要素と戦って勝利を目指すのがドミニオンだったのです。

10種のサプライだけだと、当然経験者ほどどのルートが勝利点を一番伸ばせて、かつゲームの終了条件を満たしやすいかを選択できる知見を発揮できます。


しかし、ドミニオン「帝国」では、「負債」「ランドマーク」といった要素が追加されました。特に注目すべきは「ランドマーク」で、ゲームプレイごとに1枚or2枚が選択され、ゲーム終了時の得点の計算方式を変更する・追加するという機能を持っています。※ランドマークはサプライとなる10種の王国カードとは別に選択して場に置かれます。


例えば、「塔」というランドマークカードは「ゲーム終了時の得点計算時に、勝利点カード以外で山切れしているサプライの山のカードを1枚所有しているごとに1VPを獲得する。」という効果を持っています。これは、全プレイヤーに影響します。

枚数を持てば持つほど効果のあがるカード、デッキの邪魔にならないカードを積極的に選択して得るメリットが出ました。

たとえば、ドミニオン基本セットで登場する「村」を、「鍛冶屋」などの組み合わせやすいカードと一緒に用意する必要は無く、すべて買い占めさせすれば10勝利点になるのです。

もちろん、サプライの山切れで点数が伸びる「塔」は、属州の売り切れではなく3山切れでのゲーム終了条件を目指したくなるインセンティブとして働きます。

片方のプレイヤーがいわゆる「ステロイド(財宝カードを中心に買い集め、最小限のドローソースとなるアクションカードをセットして手札金量の期待値をとにかくあげる、コンボを考えない戦法」を使って、属州の購入を目指したとしても、「工房(4コスト以下のカードを獲得する)」ようなアクションを多数利用して、すぐに3山切れを目指してランドマーク「塔」を利用すれば、属州を相手プレイヤーが買い集める前にゲームを終了させてさらに勝利点まで伸ばす、といったプレイも可能になるのです。


ほかには「泉」というランドマークは「ゲーム終了時、10枚以上の銅貨を持っていれば+15点」という要素を持っています。

15点ですよ!?15点といえば、属州2枚と公領1枚と同様の勝利点が得られます。

初期デッキのどうかは7枚。3枚の銅貨を何かしらの手段で集めれば、このメリットを得られるのです。


本来ドミニオンにおいて、常に銅貨はデッキから除外してなくしたい邪魔なカードでした(拡張第1段の「陰謀」に存在する「銅細工師」を使うデッキだとしても、10枚は必要ないはずです)。


銅貨の存在も気にしなければならない。いつ買い集める?

初期デッキから圧縮(ゲームから除外)しなければ、3枚ゲットすればOK。じゃあそれはゲーム終盤のどのタイミング?


「+カード購入」の効果を持つ各種アクションカードは、結局手札の金量が足りず、購入権利が余るだけのこともありました。

しかし、ランドマーク「泉」が存在するなら、カード購入権が増えるアクションをゲームの最終に近いタイミングで使い、一気に銅貨を買い集めてこの15点のメリットを獲得するという戦法も光を浴びます。

最初から銅貨を中心とした戦略を考えても良し、+カード購入を視野に入れ、終盤で一気に10枚の銅貨を目指しても良し。幅広い戦略が考えられるのです。


このように、ドミニオン拡張「帝国」は、より「ドミニオンで勝利するためのルート」を複雑にし、システマティックにゲームをプレイするだけでは勝利を目指せないようになりました(もちろん、慣れてくればこの要素は減ってしまうかもしれません)。


たとえば、ドミニオンの基本の王国セットのアクションカードだけを利用して、ランドマークをランダムに2枚選択して場に置くだけでも、非常に奥深いゲーム性に変化します。


ドミニオン帝国の価値は、このランドマークの存在です。

新たに追加された王国カードを利用せずとも、いままで存在していたドミニオンの簡単なアクションカードにランドマークを足すだけで、まったく変わった、複雑で好意的な知的体験を感じられるゲームへと変化したのです。


ドミニオンを普段から王国や陰謀しかプレイしないような方にこそ、ぜひこのランドマークの機能をもつ帝国拡張をプレイしてほしいと思います。ホント、帝国にある王国カードは無視でもOKです。


ちなみに、「帝国」で追加された王国カードは、やはり複雑です。

持続の効果を持つもの、勝利点と共に特殊な条件で起動するものなどが多いです。さらに、1〜5枚目までと6〜10枚目までで変化する王国カードや、ほぼ1枚づつ得られるカードが変化する王国カード(城)もあります。


この途中で変化する王国カードは私はあまり好きではありません。

カードの種類が単純に増えてしまうわけで、10枚しかサプライとして選択されないのに、途中で変化するカードを含めると10枚以上のカードの効果を脳内に入れて勝利への道筋を考えないといけません。


ぶっちゃけこの点は複数回プレイしている、王国カードの内容を覚えてしまっているプレイヤーが有利になるだけだし、初心者にとっては敷居の上昇につながっているように思います。

初回プレイでは「推奨セット」で遊びましたが、ランドマークの存在だけでも気にすることが多いのに、ややこしくてプレイ体験としてはしんどかったです。


複雑にすればするほど面白いかといえば、人によっては限度があります。

ランドマークだけを使って、基本セットや陰謀セットにある簡単な単純化された効果の王国カードを使って遊ぶのが、ドミニオンをより楽しく遊ぶ方法では無いでしょうか。



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ドミニオン:帝国
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ドミニオン拡張第10弾!ランドマークを活用しよう!
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交渉・立ち回り1
心理戦・ブラフ2
攻防・戦闘1
アート・外見1
作品データ
タイトルドミニオン:帝国
原題・英題表記Dominion: Empires
参加人数2人~4人(30分前後)
対象年齢14歳から
発売時期2016年~
参考価格未登録
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