コニー アイランドレモネードさんのレビュー

たまに息子とヒラパーってゆう遊園地に行きます。

息子はパチャンガってゆう急流の中をお椀にのって流れるアトラクションが好きで

僕も大好きです。運行時間の長さといい、水のかかり具合、スリルなんかが

ちょうどいいのです。ほんと、ちょうどいい。

とゆうことで、これは遊園地を作るゲームです。

コニーアイランドとはニューヨークに実際にあるリゾート地区の名前で

そこにある遊園地をプレイヤーが実業家となり建設していくってテーマです。

難しそうですが、対象年齢も10歳以上となってますが

ルールを読むと、7歳（小1）でも十分理解できる内容なので

息子と嫁さんの3人でプレイしました。

まず、このゲーム、面白いのが

ゲーム始まって最初の手番の一番最初に勝利点が1点入ります（笑）

てゆーか、毎回、手番が来るたびに何もしてなくても最低1点入ります。

遊園地のアトラクションを建てていく内容だし、

勝利点も毎回入るし、なんて愉快な楽しいゲームだー

と思っちゃいますが、騙されちゃいけません。

実際は、キツキツガチガチ、バチバチなゲームです。

まず、自分の手番が来ると収入がもらえます。

このゲームでは収入でもらえるリソースは3つあり

お金と、赤と白の建設資材コマと、勝利点です。

その後、自分のアクションを実行するのですが

メインアクションが3つあり、これを1回ずつ実行できます。

全部やってもいいし、全く何もしなくてもＯＫ

メインアクションの「建設用地タイルを1枚ボード上に配置する」なら

2×2のマス目が書かれた建設用地タイルを

あき地状態のボードに置くんだけど

この時、お金をコストとして支払います。

アトラクションを建てるには、まず地面をちゃんとするってコトですね

このタイル上に後でアトラクションのタイルを置いたりするんだけど、

置いた建設用地は誰のモノでもないってのがポイント

じゃー、お金払って置いたら、置いた人がなんか損やんってなるんだけど

置く場所によっては、手番のアクションを追加で1回できたり

建設資材がもらえたりするボーナスがついてたりするので

わりと、序盤は積極的に置いちゃうのです

それに、結局のとこ、これを置かなきゃ、なんも建てれないし。

メインアクションの「従業員タイルを建設用地に置く」は

自分の9枚持ってる従業員タイルの1枚を、

ボード上に置かれた建設用地タイルのマスの上に置くってゆうアクション。

てか、このアクションがこのゲームの肝かもしんない。

とゆーのも、みんな個人ボードってゆうのをもってるんだけど

その上に、9枚の従業員タイルがあらかじめ並べられていて、

その下にはそれぞれ、

お金、建設資材、勝利点のどれかの収入のマークが書かれてます。

で、従業員タイルを1枚、個人ボードから取ると

その収入マークが公開され、

次回の手番の最初にもらえるその収入がアップする

ってゆーわけです。

つまり従業員をボード上に配置すればするほど、

自分の収入が徐々に増えていくのです。

ただし、従業員を置くには建築資材を支払わなければならず、

置く場所もちゃんと考えなくっちゃ、後々、面倒なことになるのです。

最後のメインアクションは、いよいよ「アトラクションタイルをボードに置く」です。

建設用地を置いて、その上に従業員を置いたら、

さらにその上にアトラクションタイルを置けます。

いわゆるタイルを3つ重ねるミルフィーユ

アトラクションタイルは色々な大きさがあり、

例えば4マス分アトラクションをボード上に置くには

4マス全てに従業員がいなくてはなりません。

で、ここにも重要なポイントがあって、

アトラクションは自分の従業員タイルがその下になくても置けちゃう

他人が置いた従業員の上にも自由に置けちゃう。

置けるなら従業員は誰のモノでもかまわないってコトなのです。

これは、みんなで仲良くアトラクションを建設ゥ～

ってゆうのでは、もちろんありません。

アトラクションタイル1つ1つには点数が書かれてて

そのアトラクションを置いた者はその点数が入るんだけど

実は従業員タイル1つ1つにも点数が書かれてて

アトラクションを置いた下の従業員にも

その従業員に応じて、持ち主に点数が入るのです。

だから、他の人の従業員の上にアトラクションを建設すれば

置いた者と、その下の従業員の持主のプレイヤーに同時に点数が入ります

やっぱ、みんなで仲良く点数が入るからウィンウィンやん

って思うのですが、

実はアトラクションを置けば、その下の従業員は全て、持ち主の個人ボードの

元の場所に戻っていきます。

これはつまり、あるプレイヤーが従業員を置いて

せっかく、収入をアップさせたのに、

その従業員の上にアトラクションを建てられちゃうと

その収入が元に戻っちゃうとゆーわけです。

それでも得点が入るからえーやんってなるのですが、

アトラクションを置いた点数は結構、高得点なのに比べ

従業員の点数はわりと低めだし、

従業員を置きまくり、次の手番はこれくらい収入がはいるから

あれやって、これやってってゆう計画を立ててたのに

自分の番が周ってくる間に

アトラクションをポンポンと建てられて

気がつきゃ、自分の従業員が全員戻ってきてて

いざ、自分の番になると、収入が雀の涙くらいになってて

計画をオジャンにされちゃったりしちゃうのです。

もちろん、アトラクションの下の従業員が全部、自分のモノなら

アトラクションの点数＋自分の従業員の点数で

一挙に、トップに躍り出るってことも出来たりします。

それ故に、従業員の置く場所は重要です。

あ、ちなみにアトラクションタイルを置くのにも

建築資材のコストを支払わなければならず、

大きなアトラクションなんかは、わりと大量の建築資材がいります。

あと、メインアクション以外に人物タイルなるものがあります。

これは5枚あって、それぞれ特殊能力があり、

最初はメインボード横に並べられてます。

自分の番に、2金支払えば、好きなの1枚、雇えて

自分の前に持ってこれます。

で、雇ったらすぐに使用でき、

1手番に、その人物特有の特殊アクションを1回だけ実行できます。

使用したら、そのタイルを裏返すのですが

自分の番が終わると、表面に戻り、また次の自分の番で使用できます。

雇うお金は最初だけで、自分の前にある限り以降は無料で使用できます。

この人物タイル、お金があれば、あるだけ雇えます。

5枚全ての人物タイルを一挙に雇えば、

自分の番に、メインアクション3つに加えて、特殊アクション5つもでき

計8アクションが可能になるってゆーものです。

ただし、人物タイルはお金さえあれば、誰の元にあっても

雇うことができちゃいます。

そう、人物タイルは、一度雇えば安心とはならないのです。

すぐに、他のプレイヤーによって奪われちゃうのです。

人物タイルの特殊アクションはバカになりません。

てゆーか、人物タイルのアクションがなければ

このゲームでは勝てません。それくらい重要なアクションばかりです。

だから、後半は、人物タイルがあっちゃこっちゃ取り合いになり

みんなの間を頻繁に移動することになります。

どんな特殊アクションがあるかとゆーと

例えば、白の建築資材を赤にかえてくれたり（逆も可）

1金を支払って、建築資材を1つ手に入れたり

勝利点1点を支払って、建築資材を1つ手に入れたり

従業員を置くにも、アトラクションを置くのにも

決まった色と数の建築資材がいるし、

収入だけじゃ、どーしても建築資材が足らなくなるので

お金や得点を支払って、建築資材を手に入れるのはとても重要なのです。

中には記者とゆう人物タイルがいて、

こいつの能力は、建築資材1つを支払い新聞タイルを手に入れるってやつで、

この新聞タイルは山になってメインボード横にあるのですが、

引くと、裏に得点が書かれてます。

これはボード上にタイルを配置する以外で得点を手に入れる手段で

わりとみんな、軽視しがちですが、毎回、手に入れてると、

ゲーム終了時に思わぬ逆転劇が起こっちゃう代物です。

実際のゲーム展開では、

最初はリソースが思うように手に入らず

わりとキツキツ

それに建築用地タイルを置くアクションは

みんな序盤でバンバンやるので

置けるタイルはすぐになくなり

このメインアクションは中盤にさしかかる頃には

実行できなくなっちゃってました。

そんな中、嫁さんがオレの従業員上にアトラクションを置き、

攻撃をしかけてきました。

せっかく、ナケナシの建築資材を3つも支払い

建築資材の収入を増やす従業員だったのに

戻ってきて計画が台無し。

いっぽう息子は、人物タイルを最初から雇っていき

狙った建築資材を的確に手に入れて

1番最初に巨大アトラクションを建てて、

一挙に得点が1人独走態勢

でも最初はドベだった嫁さんが

中盤以降、資材収入がアップする従業員を置きまくり、

徐々に追い上げてきて、

気がつきゃ、結構、リソースが潤ってました。

資材収入がアップする従業員は配置するのに支払うコストが

白2個と赤1個とゆうわりとキツめなんですけど

資材収入のアップは、後々に自分のアクションの幅を広げ、

そのおかげで、嫁さんが徐々に追い上げてきて、

とうとう、息子を追い越しました。

そっからは嫁さんに追いつけと

俺と息子は、人物タイルをとっかえひっかえしたり

従業員をどこに置けば

自分の得点を伸ばせて、他を困らせられるかと脳みそフル回転状態でした。

この辺のプレイ感は

パズルチックでもあり、それでいてエリアマジョリティチックでもあり

あと1個、赤の資材が足りーんなんてことがザラに起こります。

ゲーム終了条件はいくつかあり

基本は誰かが60点を超えることなんだけど、

アトラクションタイルの山が1つになっても終了で

1位を断念した息子が

2位をキープするために終了条件の最後のアトラクションを建ててゲーム終了

実はゲーム終了時

メインボード上に従業員を派遣したままにしておくと

1枚に付き－2点をくらっちゃい、

突然のゲーム終了に

オレはまだ3つも置いたままで、－6点くらってダントツでドベになっちゃいました。

後々になって考えたら、

あそこに従業員置いたからこそ、

嫁さんに超巨大アトラクションを置ける手助けになちゃってたとか

嫁さんとか息子に得点の高いアトラクションを置かれてしまったからこそ、

後半は新聞タイル集めに走ればよかったとか、色々、思います。

ぶっちゃけ、プレイ中は、この場所に、ジェットコースター置いて

こっちには急流すべりを置いちゃおう

ってゆう、ノホホンとした遊園地つくりの世界はどこにもありませんでした。

わ、オレのお気にのパトロン盗られちゃった、また雇いなおしだーとか

先に狙ってたアトラクション建てられちまったー

しかも、その場所に置いちゃうのー、やめてー！とか

とにかく、バチバチしながら、ヒーヒー言いながら

気がつきゃゲーム終了

でもプレイ中は集中して悩んで、かなり楽しめました。

それに、ゲーム終わった後に、出来上がった遊園地を見て

色々あったけど、戦い終わったら、こんな感じの遊園地ができちゃってたね

ってゆう、こんなんなりましたけど感が、

正直、見た目ショボい遊園地なんだけど感慨深いです。

とゆーことで、ゲームしたし、パチャンガ乗りにいこー