キャメルアップ：カードゲームハンズさんのレビュー

「キャメルアップやったことないです〜」って言ってたら、積みゲーをたくさん持ってる友人がカードゲームのキャメルアップを持って来てくれたので４人でプレイ。

元のキャメルアップは未プレイなので違いははっきりとは言えませんが、赤ポーンの実力を垣間見る程度には十分楽しめるゲームでした。

極論を言えばただのギャンブルゲームですが、ラクダが乗っかってまさに字の如く「便乗」して進んだり、逆に便乗された方は一気に順位が下がったりで一筋縄ではいかない賭けが繰り広げられます。

プレイする前は単純に一位のラクダを選べば良いのかと思っていたのですが、このカードゲームに関しては一位のみならず、三位を当てたり最下位を当てたりと目的が分割されるので、かたや青ラクダが一位になってほしい人がいれば、かたや青ラクダは最下位になってほしい人もいて、この駆け引き、デッドヒートは目を見張るものがあります。

欠点としては意外と準備が面倒で、カードを選んで捨てて公開してと盛りだくさんなので、しっかり手順を踏まないとプレイ感が崩れてしまうかもしれないのでお気をつけください。

本家のキャメルアップは品薄のようですが、このカードゲームはまだ余裕があるようなので、私は近々購入します！

なので、お願いですから私が買うまではボドゲーマでこのゲームを買わないでくださいね笑（このレビューを書いてる時点で残1個）

それでは最後にこの言葉を皆様にお送りして締めたいと思います。

ー賭けない男たち、というのは魅力のない男たちである。彼らは、つねに「選ぶ」ことを恐れる。

（寺山修司/日本の劇作家・歌人）