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  • 1人~4人
  • 40分~60分
  • 15歳~
  • 2015年~

ブラッディ・インclevertrickさんのレビュー

384名
1名
0
3年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

 

テーマが好きなら ★+1


主に2人でプレイしています。

宿泊客を次々と手にかける「殺人宿」を舞台にしたゲーム。
と、テーマが物騒な割に、やることは非常に地味で、常にカツカツなハンドマネジメントを求められます。
 
なので、決して万人向けではないし、文句なしで★5のおすすめゲームですとは言いにくいのですが、
テーマが琴線に触れた人にとっては、お気に入りのゲームとなるかもしれません。
気心の知れた仲間とワイワイ不謹慎な会話を繰り広げるも良し、2人でじっくりプレイするも良し、
おまけにソロプレイも可と、人数を選ばずプレイできる点はポイント高いかなと思います。
 
プレイ時間は、4人プレイで早ければ30~40分、長くて1時間といったところでしょうか。
長考が発生しやすい局面もあるにはあるのですが、トータルではそこまで時間はかからないと思います。
なお、ダウンタイムを避けたい場用にクイックルールも用意されているので、その辺は臨機応変に。
 


 


【前提】
・ゲームボードは、計8つの部屋がある宿屋を表している。
 スタート時に、プレイヤーが所有する部屋と、共有の部屋がそれぞれ配置される。
・カードの山が、宿屋を訪れる客に見立てられている。
・プレイヤーの手札は、その時点でプレイヤーが雇っている人間(後述)を表す。
 
 
⇒ 以下、わかりやすいように、昼→夜→朝という1日の流れでプレイ内容を説明します。
 
 
【昼】
・その日のスタートプレイヤーが、山から宿泊者カードを引き、各プレイヤーの部屋に割り振っていく。
 宿泊料とルームサービスが収入源のひとつとなっているため、自分に有利なように割り振ることができる。

・スタートプレイヤーは日毎に持ち回り。
 
 
【夜】
・このゲームのメインパート。各部屋に割り振られた客カードを、プレイヤー間で順番に選んでいく。
・アクションの選択肢は原則、「殺す」「(殺した死体を)埋める」「買収する」「建物を建てる(後述)」の四択。

 毎晩、この中から2アクションずつ行うことができる。

・アクションのコストは手札で支払う。
・買収した客はプレイヤーの手札に加わり、殺したり埋めたり建物を建てたりというアクションに使用される。

・客にはそれぞれレベルが設定され、得意な能力があり、所有する金額が違い、建てられる建物が異なる。
 
 
【朝】
・プレイヤーに選ばれなかった客がチェックアウトする。宿泊した部屋を所有するプレイヤーに宿泊料が支払われる。
・プレイヤーは、その時点の手札の数だけ賃金を支払う必要がある。支払えなければ解雇(=捨てる)することになる。
・客の中には警察も混ざっていて、警察が泊まった日の朝に死体があると、ペナルティが発生することになる。
 もちろん、警察を買収するか、殺して回避するという手もある(そればかりだと行き詰まるけど)。
 
 
【建物について①】
・客カードを雇うことによって、そのカードを使って、さまざまな建物を建てることができるようになる。
・建物を建てると、建物の種類によって特殊効果が発動し、その後のプレイの補助効果をもたらす。
 
【建物について②】
・建物の大事な役割のもうひとつが「死体の隠し場所」となること。
 殺した客の死体を、建物の床下に埋めることができる。建物のレベル=埋められる人数。
 死体を埋める時点で、死体から金を回収できるため、現金収入を増やすには欠かせないアクション。
・ここでポイントとなるのは、「他プレイヤーの建てた建物の下に埋めてもOK」ということ。
 ただしその場合、死体から奪える金は「建物の所有者と折半」となる。
 
 
【勝敗】
・客の山が2周したらゲーム終了。
・勝敗は、持っている金額のみで決まる。最後は金がすべてなのです。
 
 
【ポイント】
・客カードの山は表向きに置かれるので、テトリスのように次の客カードが常に一枚見えている状態。
 昼の部屋割り振り(スタートプレイヤーのみ)、夜のアクションでは、常に次の展開を踏まえて判断しましょう。
・無駄な手札を抱えると朝に余計な支払いが発生するため、常に次に行うべきアクションを見極めて
 手札を最小限にコントロールすることがとても重要。
・建物は便利だけど、最終的な勝敗の基準にはならないので、建物を建てて拡大再生産!みたいなノリで
 やってしまうと勝てません。その場に必要なものを、最小限で建てましょう。
・死体の隠し場所に、他プレイヤーの建物を利用するのは有効。用意した死体隠し場所を奪われるのは結構辛い。
 その際は、あまり金を持っていない客の死体を使うことで、相手に渡る金は最小限に抑えられます。 
・不慣れなうちは資金がショートしやすいので、まずはさっさと一人ブッ殺して(!?)埋めると資金が安定しやすい。
 
 
【コンポーネント】
・宿屋ボード 1枚
・客カード 78枚(旅行者70枚、小作農8枚) (※小作農とは、常に場に留まり、プレイヤー間で共有される手札と思ってください)
・プレイヤーエイドカード 4枚
・スタートプレイヤーカード 1枚
・10フラン小切手タイル 30枚 (※説明を端折りましたが、プレイ内で適宜、資金洗浄して小切手に切り替える必要があります)
・プレイヤー部屋の鍵/ルームサービストークン 32枚(8枚x4)
・共有部屋の鍵 4枚
・プレイヤーカラーの木製ディスク 4枚
・ルールブック 1冊
 
 
【余談】
舞台となっている殺人宿の元ネタが、19世紀のフランスに実在したらしいですよ。
怖い話に興味のある方は「ペールベイユ」で検索してみてください。


(2016年にAmazonで書いたレビューを転記しました)

この投稿に1名がナイス!しました
ナイス!
sai。
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そこは泊まったら最後、二度とチェックアウトできない宿屋だった......
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仙人
clevertrick
clevertrick
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