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  • 2人用
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2024年~

指輪物語:デュエル 中つ国の決戦clevertrickさんのレビュー

49名
2名
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約2時間前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

早速遊んでみました。
何かご参考になる点があればと思い、ファーストインプレッションを残しておきます。

ちなみに、「世界の七不思議:デュエル(以降、「前作」と記載)」は既に経験済みです。
パンテオン拡張については、神を上手く使役できるようになったと実感できる程度にはやり込みました。
そこにアゴラ拡張を加えて遊ぶこともありますが、アゴラの要素についての理解度はそこそこといったところです。

なぜこれを先に書いたかと言うと、本作は前作の経験度合いによって印象がだいぶ変わる作品だと感じたためです。
なので、上記のようなプレイ状況の人間が書いたレビューだということをご認識の上で、読み進めていただければと思います。


前作経験者向けに変更点を説明すると、まず点数計算がなくなり資源購入やカード換金時のレートについても固定化されました。勝利条件は3つに絞られました。詳細は省略しますが、そのうちの2つは前作でいう「科学勝利のようなやつ」「軍事勝利と議会勝利を掛け合わせたようなやつ」で、最後の1つが「指輪物語風味の追いかけっこ」です (としか言いようがない)。

総じて前作の「ややこしい部分」は大胆に削ぎ落とされた感があり、格段にとっつきやすくなっています。軍事方面の勝利条件など、前作より複雑化(複層化)したと言える部分も一部ありますが、トータルでは大幅にわかりやすく整理されたなぁと思います。前作で確立されたシステムから「シンプル」「楽しい」だけを抽出したと言い換えてもいいのかもしれません。

現に、海外の「指輪物語方面から入ってきた前作未経験者」と思しき方々のレビューを読んでみると、「何このシステム、前作は遊んだことないけどめっちゃ楽しい、大好き」といったニュアンスの感想を結構見かけます。

たまに遊ぶぐらいであれば、このぐらいシンプルな方が、きっと受けが良い。
おそらくそう考えての変更なのかなと思いますし、実際そうなのだろうと思います。


一方で、前作経験済みの私はどう感じたか。
ズバリ、前作(拡張込み)が10点満点としたら、本作はファーストインプレッションでは7点前後といったところでしょうか。

ルールを把握しながらの手なりプレイの段階ですので、今後のやり込みと拡張の方向性次第では1~2点ほど上がる可能性は残していますが、肌感ではおそらく行っても8点、真のお気に入りにのみ与えられる10点満点の称号には及ばないかなというのが現時点での印象です。

前作の核となるシステムを踏襲していますから、そりゃあつまらなくなるはずはないのですが、前作を遊び倒して、既に慣れてしまった人間は、どうしても物足りなさを感じてしまうといったらいいでしょうか。
「ややこしい部分」を削ぎ落とした結果、同時に「味わい」とか「コク」のようなものも薄れたとでも言いましょうか。とにかくそういう印象が先に立ちました。

前にも書いたように、それは同時に「とっつきやすさ」というメリットも生んでいるので、ゲームとしての良し悪しというよりは、あくまで設計思想による違いであり、プレイヤー側の好みの問題としての着地です。

たとえば前作のアゴラは、私にとって味変要素として受け入れられるものでしたが、本作は言ってみれば味ではなく食感の方にテコ入れした感じでした。


まとめると、本作の対象ユーザーのイメージとして、少々雑ですがこんな印象を持ちました。

■本作をおすすめできそうな方
 ・前作未経験者
 ・前作を「拡張なしで」遊んだことがある方
 ・指輪物語ファン

■本作をおすすめできないかもしれない方
 ・前作を「拡張込みで」遊んでいる方
 ・指輪物語ファン


おっと、どっちにも「指輪物語ファン」が入ってるたぁ一体どういうことだ?
と思われた方がいるかもしれませんね(笑)

なぜこう書いたかというと、本作における指輪物語要素は「フロドとサムが火口に向かって進み、それをナズグルが追いかける」というレースの要素と、「カードのイラストが指輪物語のキャラになっている」という点ぐらいで、ぶっちゃけ指輪物語じゃなくても成立するレベルのものだったからです。

前作でもそうでしたが、場でも手元でもカードは重ねて配置しますし、カードを手札として持たないので、イラストをマジマジと見る機会が少ないゲームなんですよね。
色みて、コスト見て、効果見て、手元に並べるか捨てるかするだけで、カードの絵自体はあまり気にしていない。
加えて本作では、カード自体に名前も付いていませんので(おそらく多言語対応のため)、尚更その傾向が強いかもしれません。

カードの効果が指輪物語の設定と連動している要素も特にないと思うので(たぶん)、少なくとも私はフロド&サムとナズグルの追いかけっこ要素以外、指輪物語を感じることはほとんどないまま遊んじゃいましたね。

もちろん、カードのイラストから指輪物語のフレーバーをきちんと感じ取れる人もいらっしゃるかとは思います。
そういう方にとっては立派な「指輪物語のゲーム」になり得るはずなので、どっちに転ぶかわからないという意味で両方に書きました。


とりあえずこんなところで一旦筆を置こうかと思います。もし的はずれな指摘を含んでいましたらご容赦ください。決して本作を否定したいわけでも、気に入っていないわけでもありませんし、今後もしばらくの間は前作の代わりにこちらを遊んで評価していく予定です。

何回か遊んでいるうちに評価が変わることなんてザラにありますので、何か変化があったら追記しようと思います。


現場からは以上です。

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おとん
18toya
仙人
clevertrick
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