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  • 2人~4人
  • 45分~60分
  • 13歳~
  • 2019年~

ビッグシティ:20 周年記念版ハナさんのレビュー

313名
4名
約2ヶ月前

ビッグシティの20周年記念版。

ものすごく大きくて重い箱ですが、ゲーム的には1時間くらいの比較的簡単な中量級ゲーム。

長らく積んでいたのですが、ようやくプレイしたのでレビューします。



【テーマ、コンポーネント】


このゲームのテーマはまちづくり。区画整理された土地の権利を使って建物を誘致し、何もない土地を立派な街に発展させよう!というゲームです。発展させていく街はプレイヤー共有であり、みんなで競いながらもひとつの街を作り上げていくのが魅力のゲームです。


特筆すべきはその建物のフィギュア。

ビッグシティの大きな外箱を開けると、カードやボードの下から大きな化粧箱が出てきます。その化粧箱を開くと、緩衝材にぎっちり収納された大量の建物フィギュアが。造りが非常に精巧で、マットなシリコン素材、かなり重量感があり、めちゃくちゃ素敵です。このフィギュアを並べて眺めるだけでもこのゲームの価値があると思います。

正直セットアップや片付けはかなりめんどくさいです。箱からフィギュアを出すだけでもひと苦労ですし、比較的軽めなゲーム内容に対して労力が見合ってない気もします。それでも、プレイ後に完成した大きな街を見ると「最高じゃん」と思える、そんな物凄いクオリティのコンポーネントです。

とにかく箱が大きく重いので、収納や持ち運びが不便なのは少し難点。



【ゲーム性】


このゲームはハンドマネジメント主体となっています。チケットトゥライドなんかに少しイメージが近いかもですね。

カードを使うと、対応する区画に建物を建てられます。並んだ区画のカードを2枚、3枚一度に使えば、より大きく高得点な建物を建てることが出来るため、なるべく隣接した区画カードのセットを手札で作っていく必要があります。また、


・路面電車線路や公園など、周辺の区画の価値を高めるもの

・建てる条件が厳しい(住宅2つに隣接など)かわりに高得点な特殊建物


などもあるため、手札を使って建物を建てる前に周辺環境を整えて、より高得点化を目指す、、といったプレイがかなり重要になってきます。

このあたりのゲームの仕組みがとてもうまく考えられており、加点項目や建設条件を守っていると自然と「住宅は郊外、オフィスは都心に」「映画館は住宅エリア、銀行はオフィスエリアに」「公園や電車路線、市役所の周辺は発展しやすい」等々、現実の都市事情に即した街が出来上がっていきます。勝ちを目指して各々が争いながら建設しているのに、結果的にそれっぽい街が完成するのはテーマにも合っていて本当に素晴らしいです。


駆け引き要素も思いの外熱いです。

このゲーム、カードの背面から大体のエリアが分かるようになっており、他プレイヤーの手札の背面を見ただけでその人が狙っているエリアをある程度推測することが出来るようになっています。なので、特定のエリアを独占されないように自分もそのエリアのカードを集めて割り込んだり、いらないカードだけど渡さないように手放さなかったりと、カードの背面情報だけでもかなりの駆け引きが生じます。他の人に渡したくないカードを抱えすぎると自分の手も窮屈になって伸び悩む、、なんてこともあり、本当に難しいです。

また、公園と工場という攻撃施設も面白いアクセントです。この2つは区画番号を無視して建てられるので、他のプレイヤーが建設を狙っているエリアの上に投げ込んで計画を壊すことができます。同じ背面のカードを露骨に溜め込んだり、分かりやすく路面電車線路を引き込んでいると公園工場の的になる、というジレンマがプレイングを良い意味で難しくしています。公園工場はかなり露骨な攻撃要素ですが、不確定情報を元に使うため外れることもあり、特定個人を完全には狙えないようになっているためとても良いバランスだと思います。


他にも、


・毎ラウンドごとの手札交換

・市役所の建設場所や建設タイミング

・路面電車線路のコース取り

・教会を巡る駆け引き

・新たな区画の追加タイミング

・特殊建物の早取り


などなど、シンプルなルールの中に多くの駆け引き要素があり、慣れれば慣れるほど面白くなってくると思います。

戦略的にも、コツコツ堅実に点数を積み上げるか、高得点建物をきっちり仕込んで逆転を狙うかがなかなか悩ましいです。2マス建物や映画館、郵便局などでコンスタントに5点~10点を積み上げていくか、じっくり準備してショッピングモール30点や線路沿い3マス建物22点などで一気に捲るか、、、そこに工場などの妨害が絡み、本当に熱い駆け引きが展開されます。長い仕込みの末にショッピングモール30点を建てたときの爽快感はたまりません。


気になる点としては、、

手札を使って建物を建てる、というゲームの流れ自体はとても簡単なのですが、建設条件や加点項目などが細かいためなかなかサマリーを手放せない難点があります。ミスも発生しやすいでしょう。また、1件建てる毎にVP計算が入るためそこも最初は少し面倒です。毎ラウンドごとのプレイヤー同士の手札交換も、必要な要素ですが少しテンポを悪くしているように思えます。

慣れるまでは手間な部分が目立ってしまい、初回プレイの印象に恵まれないゲームだと感じました。

それから、運要素がどうしても高い気がします。大きな原因はないけど、なんとなく噛み合わずに惨敗、、ということもありえそうなゲームです。



【まとめ】


正直、最初は「見た目はすごいけどゲーム的にはそこそこ止まり」という印象でした。ルールは簡単ですが面倒が多く、マイナスイメージの方が強かったです。

ただ、慣れてくると本当に多くの駆け引き要素があることが分かってきます。ゲーム内容がとてもテーマに則しており、戦略もジレンマも多分に含んだ、とても素敵なゲームでした。

繰り返しになりますが本当に見た目が最高なので、箱庭的なゲームやまちづくりというテーマに惹かれるのであればきっと満足できるゲームだと思います。是非ともみんなでひとつの街を完成させて、記念撮影をしてみて下さい!


20周年記念版には拡張もあり、拡張を入れるとより見た目が最高になるので、是非とも拡張とセットで購入をオススメします。

↓拡張込み、ウォーターフロントがある街並み


※ひとつだけ注意点を。一見カードがカタンの資源カードサイズに見えますが、微妙に大きいため、カタンサイズのぴったりスリーブだと入らない可能性があります。46×70のサイズで検索すると合うサイズのスリーブが出てきますので参考までに。

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Sato39
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