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  • 2人~5人
  • 45分~90分
  • 14歳~
  • 2023年~

ユニオン・ストックヤードリーゼンドルフさんのレビュー

317名
2名
0
4ヶ月前

1865年シカゴで発展した食肉巨大産業の一大地帯として栄えていたとされます。


一時期は移民者も集まり「地球上で最も忙しい場所」といわれるほどの活気があったとされます。


プレイヤーはそこで活躍した5大企業の一社となって食肉の加工、産業の発展鉄道の敷設などを行っていきます。

しかしこの時代の世界情勢は不安定で、歴史的事件が起きたり景気ががらりと変わったりすることで労働者の不満が爆発することもあります。この時代の資本主義は労働者階級が強い時代でした。ストライキを起こすこともしばしばあったようです。



こちらが二人用のセットアップです。ボードの裏面は3~5人用の面になています。


このゲームはワーカープレイスメントゲームとなっています。


ラウンドの流れ


イベントカードが開かれて第一時代の内容が表示されます。いいことや、悪いことが雑居しており、中にはアクションポイントがあったりするのもあります。


ちなみにカードの右上の握りこぶしのアイコンはストライキゲージが上がります。

ストラスキゲージは1からスタートしていますが4、5に到達したらストライキが発生します。発生すると下の「PICKET LINE」にワーカーを置いて士気低下トークンを全員が受け取ります。


つまりワーカーが1つ使えない状態でスタートします。


謎の概念「貯金」について・・・


このゲームの勝利点が「貯金」という単語に疑問が生じますが、この貯金貯めたっきりで帰ってこないという仕様なんです。手持ちのお金は最終的に直接貯金になりますが、足りないからと降ろすことができません。



アクションフェイス


ここからはアクションポイントを区画ごとに説明していきます。



こちらは星のトラックは広告で自社の銘柄を上げることができるようになります。あるところを越えると自社の食肉の価値が上がるようになります。最終的にトップだった人が5貯金獲得します。

左下「D」と書かれたアクションポイントは「選挙活動です」貯金を2つ得られるのですがスタートプレイヤーを獲得し、さらに・・・


アメリカの与党を決めることができるのです・・・


やべえなシカゴ・・・やっぱ労働者がひしめいていると有権者が多数いるという事なのか・・・

実はこのディスクもアクションポイントになっており、民主党、共和党によって変わってきます。


労働者を大切にする民主党は8時間労働制にしています。そのため士気低下トークンを捨てた上にストライキゲージを下げることができる。


経営者の味方共和党、3ドル払って支店を二つ置くことができます。


支店

支店はボードの右側にある5か所に自社の支店を建てることかできます。建てると即時効果が得られます。都市の人口に応じて置ける場所が違っていまする



建築


建築のアクションは左上の土地購入、右上の建築に別れています。


下にある賃金上昇は士気低下トークンを捨ててストライキゲージを2下げます。民主党が与党じゃない時はここしか下げれる場所がありません。


こちらが建物の建てられるところになります。各会社の本社の積み木が置かれています。


土地を購入すると6マス分のカードを敷きます。


建築する場合カードを獲得し、左上の効果を適応します。右下の効果はゲーム終了時に入ります。


右上の形にある積み木が置かれます。


他のプレイヤーも制限なく土地を購入できます。


赤のプレイヤーはとりあえず建築しました。

こうなると支払いが発生します。自分の土地に建物を建てた場合無料なのですが、他人の土地の建てた場合1マス1ドルを支払わないといけません。空白の土地は1マス1ドル銀行に支払います。


そして建物がタイルのあるところまで届くと鉄道が接続されたとみなされます。このトークンを支店のボードに置かれます。


すると支店と同じ即時発動の能力をもらえます。そしてタイルが置かれた場所は最終得点計算時にボーナスとしてもらえます。

むしろいくら視点を置こうが、このタイルが置かれないと最終時の恩恵は得られません。


ちなみにこの建物カードの左下にアイコンがいろいろ書かれているのですが・・・


このアイコンをある程度集めるとこちらの専門家カードを獲得しさらなる恩恵が得られます。


相場の変動



赤い四角部分はアクションポイントになっており、空いているところにワーカーを置いて市場にある動物を食肉に変えて売られます。


その価格は各黒のコマの置いてある位置と各プレイヤーのコマとの差額のお金がもらえます。スタート時だと全員がどの動物も2ドルで売ることができます。


ラウントが終わったら相場の変動が発生します。


ボード上にある動物が一番多いと価値が2下がりますが、一番売れた(ボード上にコマが無くなった)動物は価値が3上がります。2つ以上その候補があった場合は価値が1つ上がります。


あとは1マスの建物である高架橋が置けるアクションポイントと1ドルがもらえるアクションポイントがあります。


これをプレイヤーがワーカーを使い切ったら1ラウントが終了します。これを6ラウンド行い最終貯金額の高い人が勝利します。



このゲームの相場がけっこうこのゲームでは効いていて、黒いコマのラインが時折プレイヤーのラインを上回ることが結構あったりします。


しかも1ラウンドで同じ動物を売ることもできません。ラウンドが進んでいくにつれて3種類とも売るという動きはやりにくくなります。


しかし、建物を建てたり、広告を出したり、支店を出すにも資金がかかりますし、政治情勢次第だと、お金を払ってストライキを回避しないといけない。「誰かがストライキゲージを下げてくれるだろう」とおもって何もしないと、次のラウンドもワーカーが減らされてしまう。


ちなみに士気低下トークンって抱えてると結構マイナス点が多いです。1個なら-2ですが、5つあったらー30点になってしまいます。


感想

結論からすると面白いです。ボードやカードは日本語版になっていないからわかりずらいかなぁと思ってましたが、そんなに言語依存もなく、マニュアルは日本語版になっています。


建物を建てたり支店を建てたり広告を打ったりしますが、実は自社の食肉の価値を上げていくという目的に直結しています。


最終的に一回食肉を廃却する分の貯金が最終得点の段階で入るくらいですから、侮れません。


あとイベントカードなのですが、各ラウンドごとに4枚ずつあって、毎ゲーム1枚ずつ抜いて6ラウンドをプレイしますので、毎回プレイが変わってきます。例えばやたらストライキが出やすかったり、労働者がおとなしかったり色々である。そういった意味じゃリプレイ性は高い。

あと積み木を使うのがポイント高いです


個人的には刺さりましたこのゲーム、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。


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山の川
びーている / btail
リーゼンドルフ
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