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  • 2人用
  • 30分~999分
  • 8歳~
  • 1000年~

将棋おとんさんのルール/インスト

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11ヶ月前

まわり将棋

【ゲーム概要】

将棋の駒と将棋盤を使った双六です。サイコロの代わりに金将4枚を振って進む数を決めます。1周する毎に自駒を出世させていき、王将になって所定の条件を満たせば勝利です。

地方によって様々なローカルルールがあるようですが、今回は北海道の沼田町で遊ばれていたルールを紹介します。

プレイヤー数は2〜4人、プレイ時間は30分程度です。


【準備】

将棋盤の四隅のマスのいずれかを自分の陣地(スタート地点)とします。(各自それぞれが別々の陣地になります。)

その陣地に初期のプレイヤー駒として「歩兵」を置きます。なんらかの方法でスタートプレイヤーを決め、サイコロの代わりに使う「金将」4枚を手元に集めたら準備完了です。

残りの駒は将棋盤の横にまとめて置いておいてください。


【駒の進め方】

手番になったら、金将全てを手に持って4枚同時に盤面上に振り出します。その金将の状態「出目」(後述)によって進めるマス数が決まります。(自駒の進む歩数は駒の種類によらず、歩兵でも桂馬でも1マスずつです。)

駒を進めたら、プレイヤー駒の位置関係によるインタラクションの処理(後述)をして手番を時計回りに代わります。


【金将駒の出目一覧】

・金将の1枚が表、3枚が裏の場合

(金将の表の数の)1マス進めます。


・2枚が表、2枚が裏の場合

2マス進めます。


・3枚が表、1枚が裏の場合

3マス進めます。


・4枚が表の場合

4マス進めます。さらに、もう1手番連続してプレイします。同様に4枚表が出続ける限り、無制限に連続手番になります。


・4枚が裏の場合

20マス進めます。


・駒が直立した場合

1枚につき、10マス進めます。

(例:金将2枚が直立して1枚が表面、1枚が裏面の場合は10+10+1+0で21マス進めます。)


・駒が側面で立った場合

1枚につき、5マス進めます。


・駒が逆立ちして立った場合

1枚につき、100マス進めます。

(例:金将がそれぞれ、逆立ち、直立、側面で立つ、表面になった場合は100+10+5+1で116マス進む事になります。)


・べった

駒がひとつでも重なったら出目がマイナスの扱いになり、出目の分のマスを戻ります。


・しょんべん

金将を振って1枚でも盤面から落ちた場合は何も変更せず、次の人の手番に交代です。

(べったとしょんべんが同時に生じた場合はしょんべんが優先され、何も起きません。次の人の手番になります。)


【駒の進め方、駒の出世】

まわり将棋では、プレイヤー駒を盤面の周囲(1周32マス)に沿って時計回りに駒を進めます。

1周まわって自分の陣地を通過すると駒が出世します。順に、歩兵→香車→桂馬→銀将→角行→飛車→王将と変えていきます。出世しても駒の動き方は変わりません。(王将には一部例外あり。後述)

(角行、飛車、王将は2枚しかないので3〜4人でプレイする場合は適宜代用の駒を使ってください。)


【特殊な動き方】

盤面で駒を動かす時の特殊な動き方を説明します。

・ぴょんこ

駒を進めて盤面の四隅(自分の陣地は除く)に止まったら、次の隅まで飛びます。

逆に、べった(1コマでも金将が重なるとマイナスになる)でマスを戻り、ちょうど四隅に止まった場合も直前の隅まで飛んで戻されます。

ただし王将は例外で隅に止まっても飛びません。(重いから、らしい。)


・おんぶ

他のプレイヤーと同じマスに止まった場合は元からあった駒の上に乗ります。

他プレイヤーの手番で下の駒が動くと上の駒も乗ったまま移動します。マイナスの場合も、ぴょんこ(四隅に止まると飛ぶ)の場合も一緒です。

(「自陣でぴょんこは飛べない」のルールがあるので例外的に自陣を経由すると自分の駒だけ置き去りになります。)


・へっこぶ

プレイヤーの駒が前後のマスで隣接した場合はそれぞれ1マスずつ前後に動きます。(前の駒は1マス進み、後ろの駒は1マス戻ります。)

駒が渋滞しているとへっこぶの連鎖が起こりますし、四隅に止まればぴょんこも発動します。


「勝利までの道のり」

王将になった後、1周して陣地に戻ってからが本番(?)です。今度は自陣から対角線上に斜めに進みます。ちょうど盤面のド真ん中に止まれば勝利まであと少しです。(ちょうど止まれない場合は斜めに往復します。)

ド真ん中に止まったら、小指一本だけを使って王将を立たせます。ただし、倒してはいけません。一発で立たせます。また、ド真ん中のマスからはみ出してはなりません。失敗すると歩兵からやり直しです。(理不尽、、、)


以上、「まわり将棋」のルールでした!

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