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  • 2人~4人
  • 90分前後
  • 10歳~
  • 2010年~

プレタポルテリーゼンドルフさんのレビュー

195名
5名
0
約1年前

個人的には、ファションやらデザインなんぞ縁もゆかりもない代物だったから自らこれを手にすることはなかっただろう・・・


しかし福袋での出会いで手にすることになりました。そんなことは抜きにして単純なワーカープレイスメントゲームとしては面白かったです。パッケージデザインもさることながら、

マニュアルもデザインが凝っているつくりである。



とりあえず一人分のボードを展開しました。


このゲームはファションショーに向けて作品を作っていきます。それぞれ1か月ずつ仕込み、仕込み、ファションショー。仕込み、仕込み、ファションショーを繰り返していき12か月を戦い抜くことになります。

各ファションショーの目標アイコンは各目標タイルをずらすと・・・

こんな感じで線がつながっているところがその回の目標アイコンになります。デザインのクォリティーが高いほどよかったり、流行に合ったトレンディー、広報による知名度であるPRと出品した数の4つのうちのどれかになります。


ゲームボードにあるアクション

このゲームは9つのアクションにコマを配置して、1から順番に解決していく方式になっています。

1、銀行からお金を借りれます。ここでアクションをつかって借金するということはこのゲームにおいて重要な1手の一つになります。


2、スポンサーとの契約がとれます。コストは全くないうえに、プラスの効果しかないお得なものがもらえます。

しかしこの効果はファッションショーが終わると裏返しになり・・・

効果が弱体化されます。そして次のファションショーが終わるとこの効果は消滅します。


3、設備投資です、手に入れるためには4金払う必要があります。そしてカードの右上にある維持費もかかります。

4、人材登用です。こちらは獲得の費用はありませんがこちらもカードの右上にある維持費がかかります。

この二種類のカードですが、それぞれあるフェイスで裏返して強化できます。しかし、維持費(カードの右上)はあがります。

人材は個人ボードの下にそれぞれ-1がついてますが、すでに従業員を3人雇っている状態でスタートしています。なのでなにもしなくても3金費用がかかっているのです。

そこに有能な人材を並べると倍の6金がかかります。そしてこちらもあるフェイスで強化すると・・・

一気に9金かかるようになります。そして先ほどの設備も買っていたりするとさらに費用が増えます。(ちなみに設備があればそこに人材を置くことができます)しかし効果は強力なものばかりなので費用さえ払いきれれば強力なものとなります。

5、デザインを手に入れられます、これがないと出品するものが作れません。

デザインに左上の色に合わせた糸を乗せると完成したことになります。中には完成して出品するとプラスの特典がついたりしますし自分の得意分野に合わせて出すと特典が付いたりします。

ちなみに、デザインもいろいろな種類があるのですが、ファッションショーに出せる条件は同じ色の完成品しか出品できません。


6~8デザインの右上にある糸をここで購入するのですが、6、7、8それぞれ買い方が異なります。詳しくは説明書をご参照いただければと思いますが、しかし価値が高ければ高いほどクォリティーが多くもらえるという特典はついています。

9、5金、クォリティー、トレンディー、PRのどれかひとつもらえます。1ターンのみ早取りになりますのでファッションショーに向けて足りないパラメーターを補充するとかに使えます。


それでここまで流れで言ってないことがあります。


このゲ ーム圧倒的に金が足りなくなります。

ちなみに1のアクションで銀行からお金を借りれますがファッションショーが終わると同じ金額を返済する義務が発生します。(カードの右下の数字)

このゲームの収入源はファションショーで出品したものを売却して初めて収入になります。

なので2か月は収入はありません。一方的に設備と雇用費に振り回されます。


ちなみに払えなかった場合、強制に借金をさせられますが

カードの右下を見るとわかりますが、8金余計に払わされます。そしてここが重要ですが、カードを持ったままゲームを終了するといくら得点計算が高かろうが強制脱落します。


とはいえ・・・


費用を節約したいから設備と人材をあまり買わないようにするとしたら実はけっこう損をする面が大きくて。

実は設備や人材、スポンサーによってはワーカーを置けるアクションがあったり、中には手番最後になりますがワーカーを置かなくてもアクションが打てるという強力な効果をもったりするのでどうしても取って有利にしたい。


そしてこれが最も熱くなるんですが 

最後のファッションショーは各部門から1つずつのアワードを決めるのと、この3か月に出て来るカードが非常に強力な効果を持っています。

しかし自分の打てる手番は2か月分の6手番しか打てないというジレンマの中、ここまでにいかに設備や人材を確保してワーカーを置かないアクションを打ててるかがここで効いてきます。


そして最終得点は当然ファッションショーで得た名声から換算した勝利点もさることながら、所持金が結構ものをいいます。


この序盤の経営の苦しさから作品を作っていってファッションショーで名声を獲得し、大金と名声を手に入れるか。これが楽しいゲームになっています。


海外で発売されて10年以上経過して3版になってようやく日本語化されたという作品らしいので、だいぶカスタマイズされたものになっているんだろうなと思います。

箱絵とジャンルだけで敬遠するにはあまりにも惜しい作品ではないかと思います。


長文おつきあいくださいましてありがとうございました。

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