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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 12歳~
  • 2010年~

メルカトル荏原町将棋センターさんのレビュー

115名
3名
4ヶ月前
0

普通、契約を達成すればVPやお金を貰いますが、このゲーム、契約を貰います!ウヴェの珍しい配達系。ウヴェの考えた「桃電」です(後述)。当時、アグリコラより面白い、とも言われた作品です。


商品キューブの数は320個と気合いが入っていて、

緑…家畜または銃(ハンブルグ)

黄…穀物またはガラス(ダンチヒ)

黒…鉄または銅(スウェーデン)

紫…ハムまたは魚油(ロシア)

橙…野菜または牛革(オランダ)

灰…布または石炭(イングランド)

青…プラムまたはワイン(フランス)

赤…柑橘類または香辛料(スペイン)

一色で2種類どちらかの商品を表し、(   )内の地域で生産されます。


スタート時、各プレイヤーには、契約カードが何枚か渡され、そこに書いてある地域に、そこに書いてある商品を届けることになります。

契約を履行すると、普通、そのカードはどかされ、VPやお金を貰いますが、このゲームでは、新しい契約カードを貰います!今契約を履行したカードもどかさず、そのまま個人ボードに残り、再び履行させることができます。

一応ウヴェの作品なので、「ただ」の資源配達ゲームは作りませんね。このトリックによって、逆に新鮮味があり過ぎて、ゲーマーズが気になるわけです笑


手番では、まず投資フェイズがあります。手持ちの契約カードを何枚か売り、そのお金で、建物カードまたはボーナスカードを買います。建物カードは、条件達成で貰える終了時VPカード。ボーナスカードは、そこに書かれている地域に行ったら特定の商品が追加で貰えるカードです。

契約カードは何枚も個人ボードに置くことができるのですが、6枚以上になった場合は、このフェイズで必ず5枚以内まで売り、投資しないといけません。また、契約カードを0枚まで売ると、このゲーム、続行不可能となりますので笑、1枚は持っていないといけません。

次の移動フェイズで、各産地に移動し、置いてあるキューブを取ります。移動と言ってもこのゲーム、道中は無く、ただ目的地に駒を置くだけです。だから駒も、共有の一つの駒です。取った資源は、個人ボードの16種類に分かれた倉庫に置きます。その色のキューブが1個ならば、2種類のうち好きな方の商品倉庫に置きます。2個の場合は、1個ずつ別の商品となります。3個以上の場合は、任意に分けられますが、どちらかを0個にしてはいけません。

先程、このゲーム、道中は無いと言いましたが、各地域、ラインは結ばれています。移動の時使うのではなく、目的地からラインで接している地域に、各地域の色キューブを1つずつ補充して置きます。地域は、前述の生産地域8箇所だけではなく、小規模地域もあり、そこが目的地の場合は、決められた地域に1つずつ補充をすることになっています。

このようにして各生産地域はキューブが大量になっていきます。オーソドックスに欲しい色キューブを取りに行くか、後回しにして大量生産のキューブをガバッと取りに行くか、中盤以降は悩ましくなります。


また、地域によっては、時計マークが書かれており、例えば「+2」の時計マークがあると、時計ボードから2つの時計トークンを取ります。時計トークンをある程度持っていないと、ニューファンドランドなど「−3」なので、時計が無いと行けないケースも起きてしまいます。

↑ 楽しそうなメインボード。今、オランダやフランスに商品が沢山ある。例えば、オランダに行くと、このオレンジキューブを全部取り、ラインで繋がっているイングランド、フランス、ハンブルグに1個ずつ補充し、時計を1つ取る。列の端の時計を取る時は裏を捲り、品質検査。今、「BB」と出たので、個人ボードのBの列の商品が2個廃棄となる。


手番プレイヤーは最後に、契約カードを達成していれば、この時、新しい契約カードを貰います。例えば、4の契約を達成した場合、次の5の契約カードを取ります。4の契約カードはそのままで、再度契約を達成させることができます。

この後、手番プレイヤー以外のプレイヤーは、その地域に同行するか意思を告げます。同行する場合は、手番プレイヤーに決められた数の時計トークンを渡し、自分も契約カードを履行することができます。行く手間が省けるので、時計を貯めておき、同行は出来るだけ行ないたいです。


ゲーム終了フラグは、時計ボードから時計が全て取られた時。個人ボードに置かれた契約カードの売値がそのままVPとなります。6枚以上で終わった場合は、6枚目以降は半分のVPとなります(並べ直してOK)。それに、条件付きVPの建物カードを合わせて、最も多い人が勝利です。

なお、時計ボード上で時計が無くなっていく途中で何回か「品質検査」が行なわれ、個人ボードの一つの列の商品が1〜2個強制的に捨てられます。これがこのゲームの揺らぎの部分で、あとはかなり計画的戦略的な長考ゲームです。


ポイントとしては…

■基本は契約カードの目的地をダブらせる。そしてその分の資源をまとめて用意して、一手で複数枚契約を履行する。そのためには、公開されている全レベルの契約カードの目的地や商品を一通り常にチェックしておく。

■目的地に行く順番を事前に練っておく。どの契約カードから履行していくか。履行した目的地の商品を取って次の目的地に生かす、という順番が効率的。

■また、新しく貰える契約カードが、商品的に目的地的に気に入らない場合、すぐに履行せず、後回しにして、誰かに先に取ってもらうのもいい手だ。

■欲しい商品は、一回で取りたい。例えば、銃が都合3丁欲しければ、ハンブルグに最低4個の緑キューブがある時がいい。なぜなら、例えば3個しかない時行けば、家畜に1個置かなければいけないので、結局後でまたハンブルグに行くことになる。

■説明書にも書いてあるが、欲しくもないキューブでも、10個ぐらい貯まっていれば、取りに行く。これは、契約履行時、4:1交換ができるため。同じ商品4個(同じ色ではない)を、好きな商品1つにすることができる。終盤の技だ。

■建物カードは、大体、5VPぐらいになりそうなものが10金前後、10VPぐらいになりそうなものが20金前後で売っている。毎手番の始めに、契約カードをそのレベル数(売値)で売り、お金を作るのだが、序盤は、5枚になるまでは売らない方がよい。目的地の数が減ると、効率的なルートが構築しづらいからだ。

■契約カードが6枚を超えると強制投資となるので、このタイミングでカードを買う。と言っても、序盤は建物カードには手が出ない。契約カードは何枚でも売れるので、買おうと思えば買えるが、「〇〇1つあたり2VP」のようなものは、分からないので買えない。なので、序中盤の強制投資は、ボーナスカードということになる。

■終盤は、逆に、「20金12VP」などの人気建物カードは積極的に狙いたい。20金だと契約カードを数枚一気に捨てることになるので、高レベルな契約カードは最低1枚は残し、履行する気のない低中レベルカードを丸ごと捨てよう。

↑ 手番が来た。7枚あるので、まず2枚以上売って、建物カードやボーナスカードを買わなければならない。VPの高い建物カードがあれば、高額なので、商品がマッチしてないイングランド8を売ってしまおう。もう一枚は、tran(油)が無いのでイタリア5か。でも、ロシアに油を取りに行かなくても、黄色のガラス4個使えば油の代わりになる。いや、ダメだ、勿体無い。イングランド2はどうか。黄色の1getreide(穀物)はすでに倉庫にあるが、中終盤に来ると、低レベルを履行する手間より捨て札にしたい。ただ、履行すればデンマーク3が重なる。となるとこの手番、履行できるデンマークに行くのは後にして、フランスに行き、ハンブルグ6やスウェーデン7やイングランド8のために、青キューブを大量に仕入れておくか……。目的地がバラバラになっても、同行がある。バラバラの方が同行確率が高いし……



■このゲームの一番面白いところ。それは、終盤、効率的な移動を止め、「レベルの大きな契約カードを育てる」戦略にガラッと変わること。終了時VPは、最後に残った契約カードの売値、つまりそのレベル数。だとすると、終盤4の契約カードと8の契約カードのどちらの履行を優先するかと言えば、それは8となる。新しく貰うカードが5VPと9VPとなるからだ。

■もちろん、契約カードはレベルが高い方が履行は難しいが、それは中盤の個人ボードの状態による。なので、序盤から1、2枚だけ育てて行く戦略も大いにある。なお、レベル10を誰かが履行すると、そのプレイヤーはレベル14(!)を貰い、終了フラグが立つ。


このゲームには、上級ルールや拡張ルールが多数ありますが、標準ルールが一番です。コイン無しルールだけは、お釣りがなくなり、ゲームがスピーディとなるのでありです!建物カードが買いにくくなり難易度が上がりますが……


平成に入った頃、今もある「桃太郎電鉄」が流行って、遊んだことがありますが、ワイワイ楽しかったけど苦痛でした笑。短時間モードだとつまらないし、長時間モードだと飽きます。(田んぼばかり買っていたのと、浦和アレレッズという名前が記憶にあります)

この欠点を全て無くすと、「メルカトル」では、道中が無くなり、運要素が無くなりました笑

この方がいいと思います笑

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Sato39
びーている / btail
まつなが
たまご
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
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