小早川The100周年さんのレビュー

任天堂マリオトランプとポーカーマット、GPプライムポーカーチップの一式を買うか、任天堂マリオ花札を買うか悩んだ末に小早川を選びました。リアルなギャンブルに子供たちが馴染みすぎないようにすることを考えると、最良の選択は小早川かなぁという印象です。子どもたちにギャンブルこんなに楽しいんだぜ！ということを知って欲しいわけではなく、ギャンブル的なものの見方の良し悪し、実社会の勝負どころで勝ちに行くことの大切さを受け止め理解してもらうことをポイントに選びました。

当初、マリオでポーカーテキサスホールデムをオシャレに可愛くやろうかと思いましたが、YouTubeで海外のポーカー番組と日本のIR事業絡みが透けて見えたので不安になり却下。花札は花鳥風月を理解するきっかけになるかなと思ったものの独特の怪しげな雰囲気がアイテムから滲み出てくるところが気にかかり却下。結果、総合的に小早川が最適と判断。

小早川はボードゲームとしてまとめられてはいますが、ギャンブルから学ぶべき要素をしっかり持っていて、中途半端さはなく十分に楽しめます。ボードゲーム好きの間では中々の人気らしく品切れと再販を繰り返しているそうです。2021年10月現在、新品を定価で見つけるのは少し骨が折れます。

ゲーム感は、役のないポーカーという感じですが、手札を変えるか山札を変えるかという二者択一があり、専用コインで掛け金を出すところ、ブラフで相手を降ろすところ、相手のカードの数字を読むところはポーカーさながらです。専用コインが金属なのも臨場感があって良いです。

【追記】

先日、大人と学生の男性のみでやってみました。一気にギャンブル性が高まって驚愕しました。誰とするかでこれほど印象変わるのかと。小早川は、非常に高いギャンブル性があると印象変わりました。

マリオ花札の黒色を結局買いましたが、そちらの方は当初のイメージよりも教養と文化性が高い出来の良い和製トランプという印象に変化しました。お武家さんに好まれた赤色とお公家さんや坊さんが好んだ黒色でも印象が変わる気がします。誰とどのように遊ぶかでもまた印象が変わる気もしますが、我が家は黒色の花札を正月などに子供とする分には楽しく遊べました。色を気にせず、元の花鳥風月が描写されているのは、ドラえもん花札かと思います。質感はマリオの方がいいかな？という印象。

話を小早川に戻します。小早川の質感評価は、やはり重量感のある金属メダルですね。カードの強度は、プラスチック性のトランプのようにしっかりしてないので、ポーカーのように他から見えないようにめくり上げてカードを確認するとカードが傷みます。テンション上がって来ると、あの配色が結構ギラついて見え、気持ちの高揚を煽られているように感じました。