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  • 2人~4人
  • 90分~180分
  • 14歳~
  • 2023年~

ヘゲモニーeXCtvnさんの戦略やコツ

12名
0名
0
約2時間前

各陣営と目指す政治テーブルの政策

はじめに

ヘゲモニーは最大4人で遊べる政治体験ゲームで、遊び相手によって様々なプレイ方針、多様な考え方がありゲーム展開は毎回違います。

その中でも政治テーブルはゲーム展開を大きく左右するもので、この政策選びに失敗してしまうと失速を余儀なくされ、長いゲーム時間のうちの大半が苦しいものとなってしまいます。何度もプレイし失敗した経験から各陣営がどの目標政策を目指すべきかを考察しました。自身の経験に基づく考察のため100%正しいとは限りませんが、参考にして楽しいヘゲモニー体験を過ごしていただければと思います。

※各政策の表記について、『1A』といった表記をします。これは『1番(財政政策)の政策の区画A』であることを表します。


1:財政政策

国営企業(公共セクター)とIMF介入までの貸付金の上限が決まる政策。政策が変わったらすぐに国営企業が開業•閉業し、そこに労働者が割り当てられる。

労働者

どこでも多大な影響はないが、1Bくらいがちょうどいい。1B,1Cだと働き口が多くなり労働組合が結成しやすく、カードのプレイ条件も満たせる。1Aだと公共企業が減り、失業者がそのままニート状態になる可能性が高いが、資本家のところで働き口を確保できるなら1Aでも問題ない。政府を攻撃したいかで判断し、攻撃したいなら1Cを目指す。

資本家

どこでも問題ない。1B,1Cだと労働者の取り合いになるが、取られたとしても多大な影響を及ぼすわけでもなく、プレイ条件に1B,1Cを指定しているものもあるため悪いものではない。政府を攻撃したいかどうかで判断し、攻撃したい場合は1Cを目指し、就職口を自分に向かせたいなら1A、それ以外なら1Bが無難。

中産階級

どこでも問題ない。就職先としては自身や資本家の企業があるためほぼ効果はなく、単純にカードのプレイ条件くらいしか影響がない。周りの様子を見て、負けている陣営の肩を持つようにプレイする。

政府

一番影響があるが、1Aでなければそこまで不便ではない。
1Cだと公共セクターが3つだけで生産量は少ないが、給料の支払いが少なくなるため財政的には安定する。1Bに変わると公共セクターの建設費用60金がすぐに必要になるが、貸付金の枚数が1枚増えるため大きな出費にはならない。給料による出費こそ増えるが、生産された教育や健康はイベントで消費したり労働者が買っていったりと利益になる算段があるためそこまで損にはならない。しかし1Cになると公共セクター建設費と給料が増えるだけで損になることが多い。そのため1Cと1Bはどちらでも良いが、1Aは避けたい。
どの陣営も賛成•反対にこだわりはないため、提議すればおおよそ乗ってくれるはず。1Bになれば使えるカードが増えるため、波風を立てないように1Bを維持できるようにする。



2:労働市場政策

企業の最低賃金を決める政策。政策が変わったらすぐに全企業が賃金を変更できる。最低賃金が安くなった場合はフリーアクションを経由せずにその場で給料を変更できるので忘れないようにする。


労働者

当然高いほうが労働者の懐が潤い、それを元手に大量の食料や資源を購入することができる。資本家にとってはここの出費は結構痛く、政府も企業が多ければそこそこのダメージが期待できる。
もちろん狙うべきは2A。ただし真っ先に資本家が反対し、政府も場合によっては反対してくるためCを通せるかどうかはわからない。Bで妥協しても悪いものではないが、絶対にCは避けたい。資本家が先にCを提議してきて先取りしてくる場合があるので、手番に余裕がありそうであれば行動の優先度を高めて早い手番にCに提議しておきたい。
2Cへのカウンターアクションとしてストライキがあるが、諸刃の剣であるためあまり信用できない。ストライキ中の企業からは給料が発生しないため自身の収入が減って思うように繁栄度が稼げず、資本家の企業であれば売却によって躱されてしまうことがある。可能な限り2Cにはさせないようにしたい。

資本家

企業を増やせば増やすほど給料の負担も多くなるためできる限り安い賃金にしたい。完全自動の企業がない限りはこの支払いがかなり大きく、税金と違って支払額を調整することもできない。敵対する労働者に直接金を渡すことになりそれを元手に繁栄度を上げてくるため、差をつけられないようにするためにも少しでも安く済ませたい。
もちろん2Cを目指す。労働者は真っ先に反対し、中産階級も企業勤めが多ければ反対してくる場合がある。政府が味方してくれることを信じながら可能な限り安い賃金を実現したい。この法案が序盤にCで数ターン経つと速やかに負けるため、政府や中産階級をうまく説得してCだけにはさせないようにしたい。場合によっては企業を売却して(出口戦略で通常アクションより金が手に入ればベスト)ダメージを少なくしたい。

中産階級

自身も企業を持つため出費として高いのは少し嫌だが、資本家の企業に勤めさせられていることが多く(労働組合を作らせないようにするため、資本家は企業設立時に中産階級の失業者を割り当ててくることが多い)、その給料も高めであるためどちらかというと給料の差し引きは黒字であることが多い。
積極的に2Aを目指すものではないが、どの陣営が伸びそうかを予想して特定の陣営が伸びすぎないようにしたい。

政府

資本家と違って国営企業は自分の意思で売却できないため、一度給料が上がってしまうとなかなか手放すことができず出費が痛い。ただ安くしすぎると資本家が大きく有利になってしまうため2Bくらいがちょうどいい落とし所。


3:課税政策

税金を決定する政策。説明書の説明がわかりづらいが、税金乗数は『政策3の値+{政策3の修正値*(政策4の値+政策5の値)}』で求められる。例として3A,4A,5Bの場合、税金乗数は3+{2*(2+1)}=9となる。支払う順番も決まっており、資本家は雇用税→法人税の順で払い、中産階級は雇用税→法人税の順で払う。

労働者

支払う税金の量は大した額ではないためどこでも問題はない。もちろん低い方が自身の出費は少なくて済むが、資本家はAの方がダメージが大きく、政府はCの方がダメージが大きい。どちらを攻撃したしたいかでAを目指すかCを目指すかを考える。

資本家

稼げば稼ぐほど負担が大きくなる政策。当然ながら支払いが少なければいいため一番安い税金を目指したい。この税金の負担は馬鹿にならず、各ラウンド得点計算前に実施されるため点数もかなり損をする。
もちろん3Cを目指して積極的に提議したい。政府は間違いなく反対し、労働者は資本家と敵対しているため反対してくることが予想されるため、中産階級をうまく味方につけられるかが重要になる。中産階級は所得税と雇用税がどれだけかかるかによって立場を変えてくるため、序盤は反対してくる可能性もある。中産階級が給料プラスマイナス•食料の支払い•税金でどれだけの出費が出るかによるが、今後企業が増えてくれば税金の支払いが多くなるということをうまく説得する等して味方につけたい。
もしAになってしまったとしても雇用税は計算でき、法人税は収益が低ければ少ない支払いで済む。最悪、序盤は貸付金を使って企業を設立しながら法人税での支払いを減らし、終盤の大量に稼ぐタイミングでCになっているようにしたい。

中産階級

所得税•雇用税ともに少し痛いが致命的というほどではないが、後半企業が増えてくると食料の負担も相まって厄介にになってくる。基本的にはどこにあっても問題ないが、企業が増えてきたら3Cを目指しても良い。

政府

徴税が最も確実な収入源となるため、ここは妥協できない。金がなくなってIMF介入が発生すると大きく勝利点を失ってしまうため避けたいところ。すぐに3Aを目指し、可能な限り維持し続けたい。資本家に対しては結構なダメージになってしまうが、他の政策で資本家の味方をして労働者や中産階級とのバランスをとりたい。


4,5:医療・福利厚生、教育

物資の健康•教育の値段と税金乗数を決める政策。Aに寄れば値段が安くて税金が高く、Cに寄れば値段が高くて税金が安い。

労働者

Aまで持っていけば無料になるため圧倒的に買いやすくなり余裕が生まれる。また、税金乗数の修正値も高くなるため資本家にもダメージが与えられる。
もちろん可能な限りAに持っていきたい。資本家と政府は反対してきて、場合によっては中産階級も反対してくるため通すのは結構大変になる。まずは中産階級を味方に取り込んで選挙を戦いたい。
特に優先的にAを狙うのは5A(教育)で、できるなら4Aも狙っていければ良い。健康で繁栄度を増やすと人口が増えて今後のコスト増加が厳しくなるので、まずは毎ターン出てくる未熟練コマを熟練化して労働組合や働き口を増やしていきたい。4と5の政策で差分がある場合、手番順的に中産階級より早く安い資源が買えるのでどちらかだけ安くするという作戦もあり。

資本家

どちらもAに寄ると税金による負担が大きくなりすぎるので可能な限りCを狙いたい。特に3Aになるとこの政策による税金乗数が2倍になってしまうので可能な限りCかBで止めたい。
自力で生産した教育や健康を買ってもらうためにこの政策で決まった金額より安くするプレイもあるが、基本的には海外市場に売り捌いて繁栄度を上げさせないようにした方が良い。海外市場に売っても在庫の都合で少し余ることもあり、それを高値で売りつけたほうが得になりやすい(労働者、中産階級共に繁栄度を上げるのが最も勝利に直結するため、結局どの値段に設定しても売れることが多い。特に終盤は人口も増えて必要数が増えるため政府の生産量だけでは足りず資本家から買わざるを得ない)。

中産階級

中産階級も労働者と同じく繁栄度を上げていくことで勝利点を稼ぐため、可能な限り安い方がいい。自前の企業で生産するのも悪くはないが、結局は外から買い付けないと労働者を追い越せない。
最も避けたいのは4と5で差分が出て値段が違ってしまうこと。手番順的に労働者から先に安い方を買っていくため必然的に高いものを買わされることになる。値段を安くするよりも、健康と教育の値段が同じになるようにしたい。

政府

基本的に各物資が10金になっても労働者や中産階級は買っていくため、だったら高い値段でも関係ない。Bは買われるたびに勝利点がもらえ、税率も少し上がるため悪くない。Aになってしまうと税収や勝利点は大きく上がるが、収入が大きく減るため注意したい。Aでも税収による収入は上がるが、3Aになっている時は労働者が圧倒的に伸びて資本家はほぼ負けになるためバランスをとってBやCを目指したほうがいい。
ゲーム終盤になったら勝利点を稼ぎのためにAにするのもあり。


6:外国貿易政策

関税と商取引カードの枚数を決める政策。この政策が変わったら、資本家と中産階級はフリーアクションを経由せずに販売価格の調整を変更することができる。ラウンド中に変わった場合、値段の調整はできるが商取引カードは今のまま変更することはない。

労働者

当然安い方が食料供給の時に助かるため、Cを目指していきたい。Bになったとしてもまだ大丈夫だが、Aになってしまうと支払いがかなり厳しくなる。可能な限り安い方で維持したい。

資本家

Aにすると商取引カードが出なくなるが、商取引で利益を出すためには2アクションかかるうえ、労働者の食料供給で食料を買ってもらって税金の支払に充てる方がプレイしやすい。どちらかといえば、食料供給時に労働者が食料を政府から買うか資本家から買うかの判断基準になることが多い。Aだと関税が全くかからなくなるためほぼ政府(海外市場)から買われ、資本家の食料は全く見向きもされなくなる。そのため徴税前の収入、特に雇用税の元手として食料販売に頼ることが多く、全く売れなくなると貸付金が増えすぎて首が回らなくなりやすい。徴税前の収入源として、そこそこ積極的にAを提議していきたい。
労働者は反対、中産階級は自身の産出量次第では反対してくる可能性がある。政府はほぼ賛成してくれるため、うまく影響力を使って常に6Cを維持できるようにしたい。

中産階級

当然安い方が助かるが、自前でも生産できるため大きなダメージを受けるというほどではない。比較的どこにあっても問題はないが、高くなりすぎると少し困るのでBくらいを維持できるようにしたい。

政府

食料はどれだけ高くても必ず買い手がつくため、資本家と中産階級の産出量と、労働者と中産階級の必要個数を計算し、産出量が少ないようだったらCにしてたくさん儲けるようにしたい。Bにするとかなりの確率で政府から買ってくれるようになるため、資本家を締め付けたい場合はBにする。


7:移民政策

準備フェイズに追加で出てくる労働者の数を決める政策。Aだと追加がなく、Cだと2体追加される。

労働者

一見すると働き手が増えて賃金による収入がたくさんもらえて増やしたほうが良さそうに見える。しかし実際にはこれは気づきにくい罠で、人口は少ないまま繁栄度を上げていくほうが良い。特に初回プレイや回数が少ないうちはハマりやすい。
具体例として初回の選挙で7C、それ以外の政策が全てBだった場合、第1ラウンド終了時点では、全員が勤務していたとしても収入が100金(ゲーム開始時に10コマ、賃金は1コマあたりおよそ8~10金)、食料(3*15=45金)と税金(4金)の支払いで出費が49金、そのため実利益は100-49=51金となり、第2ラウンドはおよそ50金前後でスタートすることになる。最初のラウンドは10コマからスタートするが、第2ラウンドはデフォルトの2コマ+移民2コマで繁栄度を上げるための物資の支払コストが3から4に上昇する。この時点で繁栄度を1上げるために必要な金は4(人数)*5(政府から4B,5Bで購入)で20金、もし第1ラウンドで健康で繁栄度を上げた場合はさらに人口が増えて追加で5金かかるようになる。第2ラウンド終了してもまだ7Cが維持されていた場合、さらに増えて第3ラウンド開始時は人口6でスタートして支払いもどんどん多くなっていく。
このくらいの支払いであれば行けるのではないかと思う人もいるかもしれないが、この計算の前提が「労働者全員が収入を得られている」「政策が全てB(大きく不利になっていない)」となっており、実際にプレイすると失業者が全くいないということはなく、労働組合によって全員から確実に収入が得られるわけでもなく、政策も不利になっているものがいくつか存在し、想像以上に負担が大きくなる。そして一番の罠が、序盤はあまり苦しくなく、途中から徐々に支払いが厳しくなり、人口増加が原因だと思った頃には既に手遅れになっているところだ。資本家が企業を売却したり政策1が変更になって国営企業が閉鎖するとますます働き口が減り、最悪の場合巻き返しが困難なほど差をつけられてしまう。
以上のことから、人口増加は緩やかであるほうがプレイしやすく失敗しづらい傾向にある。労働者は増えた人口を減らす手段がないため、働き口はラウンド開始時の2人と医療の利用(フリーアクション)による増加くらいで問題ない。
目指すのは7A。資本家は人口が増えたほうがやりやすいため反対し、政府も労働者陣営を抑制するために反対してくることがある。中産階級は人口を増やしたくないためこちらの味方になってくれる可能性が高いため、うまく共同作業でこの法案を通したい。最悪、7Cで数ラウンド過ごさないようにすれば他の政策等で許容できる範囲になるが、7Cのまま長いラウンドが経つと手遅れになってしまうので注意する。

資本家

特に自分に影響はないが、人口が増えればこちらで建てた企業への働き口が多くなるためCを目指したい。また労働者と中産階級へのダメージが結構あるため、第1ラウンドからCを狙って行ってもいい。特に中産階級を直接攻撃する手段はこの政策くらいのため、序盤からCを狙っていくのは悪いことではない。
人口が増えて企業が少ないと労働者がストライキを起こす可能性もあるが、いくつか企業を建てればすぐに鎮圧できるため特に気にしなくても良い。

中産階級

労働者の項目で書いた内容と同等で、加えて中産階級は労働組合がなく、労働者陣営を必要とせずに完全に操業できる企業が5枚(初期企業を除くと全15枚のうち5枚のため約33%程度)しかなく、他の勤め先は労働者との奪い合いになって手番順的に勝てなくなりがち。単純に繁栄度を上げるためのコストが跳ね上がるだけで特にメリットがない。
とにかくAにするよう最優先で動くこと。他の政策は資本家側の動きや労働者側の動きをすることでごまかすことができるが、人口増加だけは自身に直撃するため可能な限り少なくしたい。

政府

1B,1Aでもなければ特に影響はない。労働者や中産階級が伸びすぎないようにするためにCにするか、資本家への対策としてAにするか考えて投票する。


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