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  • 2人~4人
  • 30分~60分
  • 10歳~
  • 2021年~

グッドナイトファンタジーじむやさんのレビュー

211名
6名
0
約2ヶ月前

ファンタジーな世界観で協力型拡大再生産。基本15ラウンド終了までに参加者全員の手持ち資産をどれだけ増やせるかというカードゲーム。「ファイターズコレクト」や「ダンジョンカバン」、次作「メメントオンライン」が話題のUSAPA GAMESさんの作品。

子供と2人プレイで遊んでみましたのでご紹介です。


コンポーネント

カードとチップ、取説を兼ねたシートの構成。シートはなければないでもOK。

カードは1~42の数字が入った42枚。表は数字=資産&効果、裏は共通で1Gの価値になります。

それとゴールドチップ。枚数以上のチップは獲得できないため、貯め込み注意。



ゲームの目的と概要

参加者全員の資産をより大きくすることを目指します。最初は8G分(カードの数字がそのまま資産+ゴールドチップ)しか持っていませんが、協力してカードをプレイすることで、その順番に応じて自分の場にあるカード効果が発動し、ゴールドを稼ぐことができます。そうして稼いだゴールドや場の資産を使って、新たな資産を購入していきます。

流れとしては、最初に4枚の手札を山札から引き、①参加者で協力してカードを昇順に「市場」にプレイ。自分の場のカード効果があれば適用②プレイできたカードでできた「市場」から自分のゴールドで購入して場に配置③ルールに沿ってカードを1枚ゲームから除外④残った市場のカード、捨て札(除外ではない)、山札を全てシャッフルして次ラウンドへ、という感じです。

※プレイ人数に応じて手札の枚数は変わります。2人4枚・3人3枚・4人2枚です。

上記③で除外したカードが15枚になるか、手札が新たに引けなくなったらゲーム終了。全員の総資産(カードの数字+ゴールドチップ)がそのゲームの得点となります。


実際の流れについて(2人プレイ)

セットアップはプレイ人数によって変わります。2人の場合は、1人目は1のカード+裏面で3枚+ゴールドチップ4枚、2人目は2のカード+裏面で3枚+ゴールドチップ3枚、それぞれ8G分の資産を持ってスタート。

山札から4枚ずつ手札にします。それぞれの手札を相談しながら好きな順番に出していきます。この時、数の小さな順番に出していく必要があります。


カードプレイと場の効果

例えば1Pの「自分が最初に出したら全員1G」。これが成功(次も出せる状態)したら、全員1Gを獲得します。この時、ゴールドチップ・山札から裏向きで1枚・場のプレイ済みカードから裏向きにして1枚のどれかを選択できます。仮に2枚自分の場に「最初に出したら」があれば効果が重複して2G~となり、「連続で出せたら」「最後に出したら」も条件を満たすとゴールドを獲得します。

他にもゴールドを払うことで効果が使えるものや、報酬を倍にするものなどいろいろと効果があります。


成功と失敗

昇順に出せなければそこまでで失敗となります。1Pが13を出したけど2Pが11を持っていたため失敗。即申し出て、出せなかった11と出された13と、残った双方の手札を全て捨て札にして、取引フェイズに移ります。

※全員の手札を昇順に並べることができれば、ボーナスとして全員1G獲得します。


取引(市場からの購入)

失敗してしまったカードの手前までが「市場」となります。


市場から自分の資産を使って購入できます。ゴールドでの支払いなら共通サプライに戻し、裏向き1Gなら捨て札にして、資産を使うなら使ったカードは新たに市場に並びます。なお、この後のカード廃棄のため、1枚は市場に残さないと×となっています。


クリーンナップ(カードの廃棄&次ラウンドの準備)

取引されなかったカードのうち1番価値が高いカードを破棄します。これがラウンドカウンターも兼ねています。(1手目で失敗したらそのカードが破棄対象)

【6と7をそれぞれ獲得し、1だけが場に残ったので1が廃棄になります】

これで1ラウンド終了です。次ラウンドの準備として、市場・捨て札・山札全てシャッフルして新しい山札にします。このとき、①クリーンナップ時の廃棄カードが15枚になった②プレイヤーに手札が配れない のどちらかを満たすと即ゲーム終了で得点計算に移ります。


得点計算

各人の場の資産カードの数字+裏面ゴールドカードの枚数+チップ数の総合計が最終スコアとなります。得点に応じて8段階のランク認定あり。



感 想

ファンタジー+協力ゲーム:「ザ・ゲーム」や「ito」「マインド」など、協力ゲームはいろいろありますが、テーマを持った協力ゲームっていいですね。イラストも相まって好みな感じです。


子供でも遊べるわかりやすいルール:ゲームが終わるまでに自分の場の数字を少しでも大きくするという明確な目的があり、カードプレイも「小さい順に上手く並べられたら成功」というわかりやすさ。近接した数字が続いて上手く出せたときは嬉しいですね。当然具体の数字は言えないので次がいけるか、どの程度いけるかを確認しますが、「絶対いける」といったのに5以上離れていたり、2しか離れていないのに警戒したりと正の方向の読みあいが楽しい。ラウンドが進むと各人の場や除外されたカードの内容からある程度想定ができるようになるのでより読みあいが楽しくなります。


ちょっと長く感じるラウンド数:最大15ラウンドやることになるんですが、基本は一緒なのでちょっとダレてしまいました。ゲーム的にはこのラウンド必要だとは思いますが、子供とやるなら10ラウンドくらいが長さの限界かな。


得点計算:それぞれのカード数等を合計しないといけないので、その時点の得点が視覚化されていないのでわかりづらい。得点ボードまではいらないにせよ、カードとキューブで各プレイヤーの得点がすぐわかるようにすればより良いかなと思いました。


裏金ありきのスコアタ:一部カードは「裏金」といって、相談不可になりますが、数字×2として使えて一気に資産を増やせるものがあります。これを使うこと前提のスコアタになっちゃってるきらいがあるので、もう少し他のカード効果で何かあればよかったかなと。協力ゲームで相談なしってのはかなりの縛りではあるんですけどね。裏金持っている状態で市場で高カードを出して購入できる場を整えるのも戦略なのでアリと言えばアリ。


ということで、ファンタジーテイストの協力ゲームで、「勝利or敗北」ではなく明確な「ハイスコア狙い」という目標があり、ゲーム内容からいくと人数多い方が楽しいかもですが、2人でも十分楽しさが味わえました。ちょっと変わった協力ゲームということで、気になった方はチェックしてみてください。

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