夕闇に笑う少女clevertrickさんのレビュー

2人でプレイしました。
このシリーズは初めて遊びましたが、結論から言うとなかなか楽しかったです。

マダミスではなく「協力ミステリーゲーム」ということですが、なるほど確かにそんな感じのプレイ感です。
一応「交互にプレイする」という建付けにはなっていますが、ほぼ全ての情報は全プレイヤーに公開される形で
ゲームが進行しますので、合議で次の選択を決めるような場面もあろうかと思います。

つまり、いわゆる「奉行問題」が発生する可能性は多少あるので、その点は一応留意した方が良いかもしれません。

シナリオに関しては一切触れることができませんが、ネタバレにはならない範囲でいくつかコメントを。
ご参考になれば幸いです。

・考える時間にも左右されるのでご参考程度ですが、プレイ時間は概ね表示どおりでした。

・探偵は4人いて、各プレイヤーはその中から1人ずつ選択することになりますが、選ばれなかった探偵の背景も
　ゲーム内で必ず触れることになります。
　つまり、2人で遊んでも4人で遊んでも、最終的にプレイヤーが得る情報量に差異は生じないのでご安心を。

・すべての情報を完璧に集めてから最終判断するのももちろんアリですが、本作の場合はなるべく調査に無駄が
　ない形での解決を目指したほうが良いんじゃないかな、と個人的には思いました。
　システム上、総当たりも一応可能ですが、どうせ全部見るからと「片っ端から見ていく」作業的な進め方より、
　「限られた手数で解くために、絶対に必要なのはどの情報か」を考え抜くスタンスで臨んだ方が、体験の質が
　全然違ってくるかと思います。もちろん最終的なスコアにも繋がります。

・大小合わせて80枚近いカードが登場するため、ゲームが進めば進むほどテーブルの上がとっ散らかっていきます。
　見たカードはあらかじめ人物別に分けて置いていくと、後々楽です。

・この手のゲームを好まれる方には言うまでもないとは思いますが、メモは都度取っておきましょう。
　いくつかのフェーズを経て、最終的に回答をまとめることになりますが、 かなり情報が錯綜しますので、
　得た情報をカードだけで管理しようとすると、不可能ではないですがそこそこ大変かなと思います。
　できればスマホメモではなく、紙でメモる係が一人いると良いですね。 

夕闇に ”笑顔を浮かべた” 少女の遺体・・・気になりますよね？
その謎は、あなたの手で解き明かしてください。

現場からは以上です。