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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2006年~

ジェネシスマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

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約4年前

クニツィアの太古の昔の異なる種族間の生存競争。その地域の覇者を決めるダイスゲーム!


【ざっくり解説】

 クニツィアのダイスゲームとエリアマジョリティ(影響力比べ)の融合したゲーム。もう少し具体的にいうと、ダイスの出目で4種類の地形どれにタイルを置けるか決まります。1つの地形の固まりごとに、順位事にで勝利点が分配されます。得点対象となるエリアをある程度プレイヤーの意思で、自由に作れる変わったゲームともいえます。

 

【長所】

 得点対象となるエリアをある程度自由に作れること。3マス以上の集合ならば得点対象になるので、小さいエリアの覇者になることを目指すと良いのです。ただそれだけでは面白くないので、最大のエリアには追加のボーナスが出ます。小さなエリアを作るのか、エリアを大きくしてボーナスを狙うのかのジレンマがあります。


 配置可能な4種の地形はダイスで決まりますが、ワイルドの目が2つあるので狙いの目は1/2で出ることになります。制御不能なことはあまりなく、程よいランダム要素と言えます。このアイデアは『ブラフ』の星の目のアイデアに近いものを感じます。


【短所】

 大きなエリアにはボーナスがあるので、小さなエリアをたくさん作る流れにはなりにくいです。小さなエリアを吸収合併して点数を減らしに来る動きもまあまあ価値があります。やっぱり、大きなエリアのトップを狙わないと厳しいイメージがあります。この辺がデザイナーの思惑通りにやらされている感じが強いです。

 他にも通常、エリアマジョリティは得点対象エリアの得点方式が予め、明示されていることである程度の指針になるところがあります。が、本作にはそれがありません。そういう意味ではやや易しくないゲーム性といえます。


【個人的な評価】

 クニツィアのダイスとエリアマジョリティの不思議なゲームです。狙いの地形は1/2の確率で出るので、思ったほどランダム性に翻弄されることはありません。絶妙な運要素と言えます。

 得点対象エリアをある程度プレイヤーが自由に作れるゲーム性は本当に凄いです。しかしその反面、小さなエリアと大きなエリアをほどよく作るように仕向けてあるシステムは「デザイナーの思惑通り」な感があります。思ったより得点対象エリアを自由に作れるシステムが面白く作用していないなとも思います。


 推定プレイ回数は3~5回。悪くはないが、エリアマジョリティゲームには強すぎる競合ゲームが多すぎます。王と枢機卿』、『パトリツィア』、『大漁市場』、『十二星座ゲーム』などがあり、それらを超えるだけの魅力があるかと言われると難しいです。また、クニツィアにしては自由度が低いという印象があります。

 悪くはないけど、積極的に遊ぶかと言われると難しいラインのゲームです。誰か持っている人が仲の良い人にいたら手放すと思います。良いゲームなんですけど、突出した要素をあまり感じないのが残念です。

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Bluebear
マクベス大佐@Digブログ
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