鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST　ボードゲーム　～約束の日～鳴屋さんのレビュー

率直に遊んだ感想を言う！

協力ゲーム。 プレイヤーは、鋼の錬金術師(略:鋼錬)のキャラクターの1人になり、迫り来る人形兵(敵)を倒しつつ、逆転の錬成陣(勝利条件)を完成させようって内容です。

タワーディフェンス……厳密に言うと外からではなく、中央から敵が侵攻してくるのだが、そいつらが外に出ないように倒していく。 ただし、勝利条件はマップの各エリア毎にある条件を満たして錬成陣を作る事なので、防衛だけを考えていてはダメ✖。　全５エリアあるので、その全てで錬成陣を作った時点で勝利となる🎊

逆に
・敵が一定数外に出る
・7ラウンド終わっても勝てない
・誰か1人でも死亡する
と負けになる💀

プレイヤーが使用できるキャラは６名おり、登場するボスも５名いる。加えて難易度調整と、発生イベントがランダムセットアップなので、総じてリプレイ性が高い‼️

プレイキャラはと言うと、エルリック兄弟、大佐、リザ中尉、スカー、グリリンの６名から。　ちなみに中尉とグリリンは錬金術が使えないので、勝利条件を完遂できません(笑)。また、移動力や強攻撃においては特徴があります🤌💥　キャラ専用デッキがあるのだが、デッキの中身に大した差は無いので、個性と言うとこの程度です。あまり濃いものではありませんでした😞

ボスは敵の侵攻を促進させたり、こちらを攻撃してきたりします。　倒せますけど必須では無いので、割り切って無視する事も必要になります。

ラウンドの始めにイベントが発生。その内容に応じて、敵の動きや出現が決まります。いわゆるオートマタですね☺　これを受けてプレイヤー側が対応していく流れです。

オススメ人数は…特にありません。まぁ２、３人でしょうか？　ターン制ですので人数が多いと待ちがありますが、最大４人なので大差ないです。
ちなみに２人プレイで、最低難易度のノーマルを遊んだら超ギリギリクリアというものだった。上２つの難易度はどのくらいヤバいんだ🤔　人数が変わると一人当たりのアクション数が変わる。２人だと４、３人だと３、４人だと２なので、３ｘ３＝９アクションできる３人プレイが一番有利かもね❕

鋼錬好きとしてまとめると…

Good🙏
アートワークがアニメ作画なので豪華さを感じる‼️　プレイアブルキャラ以外にも、お助けボーナスとして作中のキャラが登場する。筋肉姉弟や師匠夫妻やブラックハヤテ号など多数。一番好きなマリア・ロス少尉もいて良き良き😚　ボスのLP表示に使われるコマが賢者の石の形をしているのも👍。

Bad🩸
若干の個性はあるものの、原作で見ていたキャラクターの特徴を感じるものでは無い事が残念だった。これはボスもそうです😰 例えば大佐のステータス、デッキをそっくりそのままエドに移しても全く気にならない程度の特徴である。　キャラゲー≒ネタゲーと思ってる。バランスぶっ壊れてもOKなので再現性を追求してほしいな〜。

アナログゲーマーとしてまとめると…

Good👍
個人デッキがあるため、協力ゲームに付き物の奉行問題はややマイルドになっている。　全７ラウンドで締め切るため収束性も良く、常用的な部分のアイコン表記は憶えやすいので、全体的に遊びやすくなっている。　無駄打ち御法度のカツカツ難易度ではあるが、カードドローの運要素もあるため、そういった意味でも気軽さはある😊

Bad👎
鋼錬を知らないと何のために何と戦い何をするのか？がサッパリだろう。知らなくても遊べるほどゲームとしての完成度は高いが…　ただし、本作は原作の最終決戦を切り取っているので、実質的に鋼錬のあらすじのみならず全容を説明する必要があるのも面倒な事である(苦笑)。
出てくる敵＝病原菌を潰しながら、練成陣＝ワクチンを作るといった構図はパンデミックさながらであるため、目新しさは無く、遊んだ感覚も同様のものであった。
パンデミックでもそうだが、何アクション使ったかが分からなくなる事もしばしば。みんなで数え合おう(笑)