フォレストシャッフル：ウッドランドエッジ(拡張)チャンコスズメさんのレビュー

フォレストシャッフルの拡張第二弾。
BGAでプレイできます。本来はアルプス拡張と一緒に遊べるようですが、BGAではまだ全拡張入りではプレイできません。

アルプス拡張とは結構趣が異なり、楽しい。・・・けど、難しい！笑

アルプス拡張は正統派拡張、ウッドランドエッジ拡張は、結構ひねりが効いているイメージです。

新カード「低木」は3種あり、「コウモリ」「蝶」「植物」に関係する能力。対象のアイコンをプレイするたびに1ドローできます。

樹木のように上下左右に差し込めるものの樹木にはカウントされません。そのため、樹木の本数や種類を参照する能力や、ムナジロテンの「木の上下左右すべてを埋める」の条件を満たすことができないので注意が必要。

【強化ポイント】

コウモリ

この拡張で最も強化されたのはコウモリでしょう。「コウモリアイコン×3点」のメンフクロウが追加されたことで、侮れない得点源になりました。
また低木を出していれば、コウモリをプレイした分ドローできるので手札の減りも抑えられる、さらにコウモリをノーコストで場に出せる&開拓地のコウモリを全部かっさらう新カードが追加されたので、様々な点で強化されています。

蝶

デザイナー大好き蝶コンボ。7種類目の蝶が追加され、アルプス拡張と合わせれば最大得点がすごいことに。さらに、1つの樹上に何枚でも蝶を差し込める植物により場所を取らずに展開できるようになりました。蝶（あるいは昆虫）を得点として参照するカードが2種追加され、得点力がさらに増しています。

植物

低木カードにより、植物カードを場に出すたびにドローできるようになったほか、植物を得点源として参照するカードが2種追加されました。

イノシシ

「ウリボウの枚数×10点」という「イノシシ♀」が追加され、イノシシやウリボウの得点が伸びやすくなりました。

・・・などなどの点が主なポイントでしょうか。

アルプス拡張は得点コンボの底上げ&強化がされておりパワーを感じましたが、今回のウッドランドエッジ拡張は「プレイするたびに１ドロー」「開拓地のカードを取る」など、いくつかのクセのある効果が追加されており、得点以外の取り回しに変化があるため、その点をいかに生かすか？ という判断が大切になります。

全拡張を入れた場合、パワーバランスが変わると思うのでそのパターンも早くやってみたいですね。少なくとも、蝶セットは全拡張入れたらかなり強くなるんじゃないかと。

アルプス拡張はマストと思っていますが、ウッドランドエッジ拡張はお好みでというイメージです。