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  • 1人~4人
  • 45分~60分
  • 10歳~
  • 2022年~

トランスミッションズチャンコスズメさんのレビュー

31名
0名
0
約3時間前

4体のロボットを動かして資源を集め、アイテムを買ったりパイプをつなげたりして得点を稼ぐ中量級ゲームです。★6。

以前から気になっていて、Tabletopiaにて1人2役で遊んでみました。かわいらしいアートワークと、比較的シンプルな動きで、分かりやすく遊べました。


このゲーム、説明書を見てもテーマや背景が書かれていません。地球に取り残されて作動し続けるロボットっぽい雰囲気があるのですが、わかりません。

ラピュタで動き続けるロボ感があるので、ひとまずそういう設定だとしておきます(おい)。それにしても余談になりますが、取り残されたロボットもののロボットってなんであんなにビジュかわいいの? ずるくない? ビジュのかわいさに、取り残されたかわいそう感、それでもロボットだから律動的に動き続ける切なさが相まって、何とも言えないキュンキュンしちゃう感じがあるのはなんでなの?

こほん、さて気を取り直して。

ロンデル(すごろく)になっている共通ボード上に4体のロボットがいます。このロボットはなんと、全プレイヤー共通です。各プレイヤーに各ロボットが割り当てられるわけではありません。自分の手番では、どれか1つのロボットを条件にしたがって選んで時計回りに動かすことができます。

各ロボットは、足が速いロボ、足は遅いが搭載容量の大きいロボまで全4体。共通してるのは、かわいさです。ロボかわいいよロボ。

主には動かした先のマスで青・緑・白・黄の資源やエネルギーという資源を取ったり、何かを購入したり、ロボットをパワーアップしたりできます。

パワーアップが面白くて、全プレイヤーが同じロボットを動かしているのに、インストールするパワーは各プレイヤーで違います。なんのこっちゃ。

それぞれ個人ボードを持っており、「このロボットにはこのパワーを付属します!」と個人ボード上で搭載できるのです。「僕のAちゃんは+2歩動けるぜ」「あら、私のAちゃんは、なんと反時計回りに移動できるのよ」てな感じです。同じロボちゃんだけれど、別々のデータをインストールしてるみたいな感じでしょうか。

・・・と、ここまでは何となく想像で理屈がつくのですが、各ロボットには「得点源となるアイテム」を搭載することもできます。そしてこれも、各プレイヤーごとに独自に搭載できます。・・・いや、それは無理ない? データなら、別々にインストールするって感じでなんとなくいけそうかなと思うけれど、実体を伴ったアイテムを各プレイヤーごとに同じロボットに搭載できるってのはどういうことなん? え、もしかしてこのアイテムも、単なるデータ的なもので、ロボットはデータを採集して回っているの? そういえば資源の名前も、記憶痕跡を表す「エングラム」と呼ばれているし、ここはすべてデータの世界? てことはやっぱりこの世界はポストアポカリプス(人類滅亡・文明崩壊後の世界)で、ロボットたちは寂しくデータを採集し続けているの・・・? と、どんどん暗く切ない方向に想像が膨らんでしまいます。いかんいかん。頼むパブリッシャーさん、世界観を教えてください!

まあこれはゲーム的な仕掛けであって、テーマを求めすぎても良くないことは私としても分かっています。

いずれにせよ、使うロボットは共通、搭載するパワーやアイテムは独自、というのが面白い点でして、欲しいリソース、搭載したいパワーやアイテム、今いる位置、によって毎回どのロボットを動かせばいいか、状況がコロコロと変わります。ああそのロボットは動かさないで頼むから、リソース取れなくなっちゃう! しゃあないワープ機能パワーを取って無理やり移動させたらぁ! みたいなのをワチャワチャやるのがきっと楽しい。

少し前のところでアイテムを搭載するということを書きましたが、アイテムは単体で得点の高いもの、集めると得点が高くなるもの、などがあり、資源を支払って入手できます。アイテムタイルはパワータイルの2倍の大きさで、ロボットの搭載容量が空いていなければ搭載できませんが、各ロボットの搭載容量を満たすことができれば得点になるので、アイテムを取得してロボットをいっぱいにしていく得点ルートは1つのメインとなります。

その他、資源を支払ってパイプをつなげたりできます。手元で急にパイプのタイル配置が始まります。このパイプの得点がかなりでかくて、パイプを制したものがトランスミッションを制す、くらいの重要な得点源であり、第2版ではさすがに修正されたようです。このロボットたちは、もしかしたらパイプ溶接のために使われていたロボットなのかもしれませんね。

また、アイテムやパイプ、その他色んなところに潜んでいるチョウとトリのアイコンを集めると、チョウ×トリの掛け算で点数が入ってきます。

とまあ、得点の取り方がそれなりに色々あり、色んな方法でポイントを集めてきます。

アイテムやパワーが補充できなくなる、4つあるパイプタイルの山の1つが尽きる、プレイヤー1人のロボの全容量がいっぱいになる、などの条件が満たされると終了トリガーとなり、その他のプレイヤーが全員アクションしてゲーム終了です。

ポストアポカリプスなどと書きましたが、ちょっと暗めな色彩ながらも全体的なイラスト・雰囲気はかわいらしく、受け入れやすい雰囲気です。言語依存はありません(アイコンを読み解くためのルールブックは手放せませんが)。

4体のロボットのフィギュアもかわいらしくて、これを動かすだけでもすごろく感あって楽しいですね。小売版はロボットが黒塗りですが、ペイントされたフィギュアを買うか、ご自分で色を塗るのが断然おすすめです。

「これ動かして、これ取ります」「これ動かして、これ払って、これ買います」ということの繰り返しなので、ゲーム進行も分かりやすいです。 ロンデルのままならなさ、ロボットを共有しているが故のじれったさを味わいつつ、どれかを動かせば何かはできるので、小気味よさも感じます。

私の感想としては、ゲーマーにとって軽くて遊びやすい良いゲーム、という印象です。イラストやシンプルさから、初心者でも遊べると思いますが、得点の取り方がポイントサラダ的なゲームって初心者にとってそれだけでハードルが高い印象なので、どうなんでしょうか。

雰囲気を味わいながら、勝手にストーリーを膨らませたり、4体のロボに名前を付けたりして世界観に入り込みながら遊ぶと、楽しそう。

実物を仕入れて、ぜひ遊んでみたいものです。

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仙人
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