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  • 1人~5人
  • 60分前後
  • 14歳~
  • 2022年~

フレイムクラフトwinterkoninkskeさんのレビュー

349名
8名
19日前
0

二人プレイ時の感想を書きます。

フレイムクラフトは、ドラゴンが人間と共存するファンタジーの世界観で、働きたいドラゴンに仕事を与え、町を豊かにしてそれが勝利点に繋がるワーカープレイスメントゲームです。

本作はコンポーネントをかなり豪華にアップグレードしたDX版と、そうでない通常版が存在しますが、本記事ではDX版を扱います。どちらのバージョンもゲーム内容には影響がありません。

またキックスターター版として何枚か追加カードが存在しますが、それらはレビューに含まないものとして扱います。

ゲーム自体は、良くも悪くも普通の拡大再生産ゲームです。手番ではワーカーを置いて1アクション。資源を得るか、払って勝利点を得るか…を繰り返す中で、いかに効率の良い得点行動が取れるかを、終了フラグが立つまで考えていきます。

お店(ワーカーを置くスペース)は最初は得られる資源が少ないですが、「働きドラゴン」を手札から配置することで置いた人にボーナスが入り、その店で獲得できる資源が強化されます。ドラゴンは固有能力を持っているので、それも発動。これで一手番です。

あるいは、「お店に魔法をかける」アクションで、魔法カードと呼ばれる、共通の場に並んだカードに指定された資源を払い、お店にセット(強化)して勝利点を得ます。こちらは実質的な勝利点行動で、早取りになっているためなるべくこのアクションをたくさん行えれば、勝ちに近づくわけです。

お店は置かれたドラゴンによって得られる資源や能力が変わってくるため、どこが効率良いのかはゲーム毎に変わってきます。また全てのお店は共通のスペースなので、自分が強化した施設が必ずしも自分のためだけに働くわけではなく、どんどん全体の利益として町が拡大されていきます。

そして後半は強力な特殊能力を持った店も出てくるので選択肢が増え、ライバルもどんどん資源を貯め込んでいくので、魔法カードの取り合いがヒートアップします。

もう一つ重要な要素が、ゲーム中に手に入る「伝説ドラゴン」と呼ばれる目標カードです。

こちらはゲーム中か終了時に達成すべき目標が書かれており、少し寄り道をする感覚でないと達成できませんが、大きな勝利点となります。

この目標によって、強いお店が決まってくる中盤以降でも個人の行動が偏らず、戦略に変化が生まれます。

プレイヤーはこれらの要素を鑑みて、資源を効率良く得るためにお店を発展させつつ、いち早く魔法カードを達成し、目標カードの条件を満たすために自分だけのルートを探してアクションしていきます。


目立って珍しいメカニクスがあるわけでは無いですが、序盤からかなりハイペースで町が拡大していくため弛みがなく、後半は魔法カードと目標カード達成のやりくりで忙しく一手を決定していくため気が抜けず、割と終了フラグもあっさり立つので競走している感のあるゲーム性です。(例えるなら「センチュリー:スパイスロード」のような納品競走)

強いて言うなら同価値の資源が6種類もあるので、少しコントロールが難しい点が特徴的と言えます。

基本の見た目やフレイバーは「仲良くみんなで町を発展させる拡大再生産!攻撃要素はなく資源をあげることで両方が得をするwin-winな世界観!」なんですけど、実際はワーカープレイスメントらしい早取りの睨み合いが効いた、しっかり計画的にプレイできた人が勝てる中級者向けのリソースマネジメントゲーム、と言えるかも知れません。

ただそう思わせない柔らかなアートワークやコンポーネントの質感の魅力があり、難しいメカニクスも無いので、「初心者がゲームを始めるうえで理解しやすい」という意味では広い層にオススメできます。あまり難しく考えなくても楽しく遊べる世界観なのです。

二人だと40分くらいで、ダウンタイムもそこまで長くないので二人プレイは向いている方だと思います。

ただ早取りのインタラクションを楽しみたいのなら、三人以上の方がより混戦となり結果の見えづらいスリリングなゲームになってくれると思います。

コンポーネントは強烈です。

恐らくキックスターター版を蹴った人たちも、「コンポーネント買い」をついついしてしまった層がかなりの人数いたはずです。私もゲーム性はひとまず置いといて、その可愛すぎる世界観が織りなすドラゴンやお店のイラストにブラックホールのようにグイグイ惹かれ、気づけばぬいぐるみなんかも追加してしまったほどです。

DX版は資源コマが全て特徴的な形とプリントコマになっていて非常に可愛らしく、コインは厚めで存在感のあるメタルコイン。

プレイヤーコマは木駒かミニチュアかの選択式。カードはミニサイズとタロットサイズを使い分け、上質な表面加工が施されています。

何より「メインボードが専用ラバーマット」という珍しい仕様になっていて、とにかく全体的に丸みや温かみがあるというか、アイテムのディティールにとにかくこだわった感じが伝わってきます。

これらが専用のインサートにすっぽり収まるようになっているので、全く隙のない構成です。

「かわいいボードゲームのひとつの完成形」というか、所持したくなる欲を存分に満たしてくれています。


恐らく熟練のボドゲプレイヤーから見れば、大して新しい発見もない普通のゲーム止まりで、似たようなルールでもっと面白いやつがあるよ、と思う人もいることでしょう。しかし珍しくないだけで、ちゃんと正念場のある面白いゲームです。

その辺はコンポーネントのパワーで押し切って、誰でも遊べるように調整して、プレイ中の雰囲気に特別な意味を持たせる方に傾けたのが、フレイムクラフトなのかなと。

個人的にはとても好きなゲームなので、たくさんの人に特別な体験をしてもらいたいなと思いながら、レビューを書きました。

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