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  • 2人~4人
  • 60分前後
  • 12歳~
  • 2010年~

フィレンツェひめくりさんのルール/インスト

391名
1名
0
6年弱前

フィレンツェ インストカンペ


ルールを知っている方が読むとインストになるように作っています。

しかし、インストの目的はプレイする方々にルールを理解していただくことが目的です。読むことでインストは達成しません。

理解していただくことでインストは達成されます。

ですので、これを読むだけでなくボード上でのコマの動きなどを忘れず、理解しやすいように工夫していただければ幸いです。



・フレーバー

12世紀から14世紀のフィレンツェでは、塔は権威の象徴でした。

貴族はこぞって他者より高い塔を建築することで、自らの権威を示していました。

プレイヤーは建築家となり、フィレンツェの貴族から依頼を受けます。


・ゲームの大きな流れ

ゲームボードには全6色の塔がありますが、これが貴族からの依頼を現します。

例えば、白い塔の5階建てなら4勝利点。紫の8階建ては14勝利点。という感じです。

また、各色の塔の下にあるレンガと数字は、存在しているレンガの総数です。白が多く、紫が少なくなっています。


また、達成した依頼には自分のタイル。封蝋タイルといいます。ろうそくの蝋で封じるで封蝋タイルです。達成した依頼にこのタイルを配置して、もう誰も達成できないようになります。

また依頼のところに置かれているローマ数字の1~4のバルコニータイルは、通常の依頼を達成するより高い点数になっているボーナス階層です。

こうして塔を建築していき、依頼を達成して勝利点を獲得していきます。

また、人数によって依頼達成の上限があり、4人プレイであれば6つ(3人:7つ 2人:9つ)の依頼を達成したプレイヤーが出たらゲーム終了トリガーとなります。


では肝心の塔をどうやって建てていくかというと、塔は同じ色のレンガを用いて建設をしていきます。

レンガはカードの上に乗っており、毎手番のはじめに、ボード上にあるカードを一枚選ぶことで、そのカードの上に乗っているレンガを全て手に入れることができます。

手に入れたレンガは個人ボードの手前に置きます。

個人ボード上は建築現場で、ここに塔を建築していきます。ですので、手に入れたレンガは個人ボードの手前に置くようにしてください。

個人ボードに置くと、建築されてるのと勘違いしてしまいます。

また、ボードにあるカードはすべて選択することができます。

山札から一番遠いカードは無料で手に入れることができますが、より山札に近いカードを取るためには追加でレンガを支払わなくてはいけません。

具体的には、無料のカードから数えて3枚目のカードを取りたい場合は、1枚目と2枚目のカードに自分の手元からなに色のレンガでもいいので、1つずつレンガをカードの上に配置しなければいけません。

4枚目のカードを選ぶ場合は、1~3枚目の各カードに1個ずつ合計3つのレンガを支払うことになります。

こうしてカードの上に乗ったレンガは、もちろん他のプレイヤーがカードを取得した際に獲得されます。


ゲームとしては、手番ではまずカードを1枚必ず取得し、その上に載っているレンガを取得します。

そして手元レンガを使って建築をします。

建築では同じ色のレンガを重ねて塔を作ることができます。

レンガ1個が1階層になります。

一度に何階層でも、複数の塔でも建築することができますが、ひとたび建築をはじめると、毎回増築をしない限りその塔は見捨てられたと判断され、強制で取り壊されてしまいます。

そして建築が終わった後に、依頼の達成を確認します。

塔ごとに依頼を達成するか、そのまま塔を建築するかを選択できます。

依頼を達成したら、その色と階層に対応した得点を獲得して、その依頼に封をして他の誰も達成できないようにします。

というのが一連の手番の流れです。

カードを取得し、そこにあるレンガを取得し、塔を建設。依頼の達成を確認して、時計回りで次のプレイヤーに。というのが大まかな流れです。

もう少し細かい手順や建築コストなどの制限はあるのですが、それはこの次から細かく説明していきますので、まずはざっくりとした流れをつかんでいただければ幸いです。


手番は大きく6つのフェイズに分かれています。

1)カードの選択

2)レンガの交換

3)塔の建築

4)見捨てられた塔の取り壊し

5)依頼の達成

6)上限の確認

以上6フェイズを実行し、時計回りで次のプレイヤーにと回っていき、誰かがプレイ人数に応じた依頼数を達成したプレイヤーが出た時点で終了トリガーが引かれます


ではまず、1つ目のカード選択フェイズ。

手番ではまずカードを一枚選択し、カードとその上にあるレンガを全て獲得します

これは強制行動で、獲得しないということは選択できません。

先ほども説明しましたが、山札にある一番遠くのカードは無料。

それ以降のカードを取る場合は、それ以前のカードに1枚ずつに1つずつレンガを置かなければいけません。それができない場合はカードを取得することは出来ません

ですので、手元にレンガがない場合は強制で山札から一番遠いカードを引き受けなければなりません


カードには5種類あります。それぞれを説明していきます

まず雷のマークがあるのは即時効果。

取得した際にすぐに効果が発揮され、手札に入らず即捨て札にされるカードです。

処理などは和訳をさせてありますので、参照してください。


次に人マークは人物カード。

人物カードは手札に入ります。自分の手番では、手札からプレイすることで人物カードの効果を使うことができます。効果を使った後は捨て札になる使い捨て。


次に旗マークの祝典カード。

これは手札に入り、ゲーム終了まで手札に残り続けます。手札には上限があり、自分の手番の最後に上限確認フェイズがあるのですが、その際に5枚の手札制限があります。しかし、祝典カードは手札上限を超えたとしても捨てることができません。祝典カードにはプラスのカードもありますが、マイナスのカードもあります。もちろん、プラスであれ、マイナスであれ、捨てることができません。

また、祝典カードは捨てられないとは言え、手札上限には含まれるため、上限確認フェイズで他のカードを持っていた場合は、それを捨てなければならないということも起こりうることに注意しておいてください。

祝典カードを捨てるには、貴族という人物カードがあり、その効果でしか捨てることができません。


次に家マークの建物カード。

建物カードを取ったら自分の前に表にして置く、常時発動能力です。

また、建物カードも表になっているだけで手札と同じ扱いをされます。ですので、上限確認フェイズでは建物カードの枚数も数えられます。


最後に教会カード。

これは手札に入らず、ボード上の教会スペースに表向きで置かれます。そこに書かれた条件を達成するプレイヤーが出るまでそこに置かれ、満たされると捨て札になります。

主に特定の依頼に対する追加勝利点が得られるカードですが、教会スペースにあるカードは全プレイヤーが早い者勝ちで達成することができます。


以上がカードの種類になります。

手番ではまず強制行動で、カードを1枚選びそのカードの上にあるレンガをすべて獲得できます。

ただし、山札から1番遠いカードは無料ですが、それより右のカードを取る場合は、それ以前のカードに1枚ずつに1つずつレンガを置かなければいけません。それができない場合はカードを取得することは出来ません

ですので、手元にレンガがない場合は強制で山札から一番遠いカードを引き受けなければなりません

以上がカード選択フェイズです。

また、カードを1枚取ったことにより、空きができているはずなので、空きマスより右側にあるカードをすべて1マスずつ左側に寄せて、一番山札に近いところを空きマスにし、そこにカードを補充し、そこに袋からレンガを4つのせます。


次にレンガの交換フェイズ。これは任意アクションで実行しないこともできます

このフェイズではカード置き場にあるカードに乗っている好きなレンガ1つを獲得できる代わりに、自分の手持ちのレンガを3つそのカードに乗せることで、好きなレンガ1つを獲得できます。

ようはカードの上から1つ取る代わりに、そのカードの上に3つ乗せる交換です。

これは1手番に1回しか行うことができません。


次に塔の建設フェイズ。こちらも任意アクションです。

このフェイズでは自分の手持ちのレンガを使って塔を建築したり、既に建築中の塔を建て増しすることができます。

建築のルールは、まず、塔は個人ボードで建設を行います。

レンガは1個につき1階層。3個重ねれば3階層です。

塔はそれぞれ同じ色のレンガでのみ構成することができます。

新しい塔をいくつ建設してもいいですし、今建設中の塔に建て増しをしても構いません。ただし、既に建設していて、この手番で建て増しをしなかった塔は、次のフェイズで取り壊されてしまいます。これについてはまた後で説明をします。

既に建設している塔を小さくすることはできません。

一回の手番で最大6個のレンガを使って建設をすることができます。一度に複数のレンガを使う際は、複数の塔に任意に割り振る事もできます。

一回の手番で2個のレンガまでは無料で建設できますが、3個以上を使用する場合は追加のレンガを支払わなければいけません。

コストは個人ボードにも書かれていますが、3個のレンガを使って建設する場合は1個の追加コストでレンガを支払います。

4個のレンガを使う場合は3個の追加コスト。5個は6個の追加コスト。6個は10個の追加コストが必要です。

追加コストで支払うレンガは、袋に戻します。


次に見捨てられた建物の取り壊しフェイズ。

先ほどもチラッと言いましたが、この手番開始時に既に建設してあり、建て増しをしなかった塔は見捨てられた建物とみなされ、取り壊されてしまいます。

取り壊された塔の過半数切り上げの半分を袋に戻し、残りを個人ストックに戻します。

高い塔を建てるには、舞手番最低1つずつは建て増しをしなければ取り壊されてしまうということです。


次に依頼の達成フェイズ。

このフェイズでは依頼の達成のために塔を使うか、建設を続けるかを決めます。

依頼を達成する場合は、誰の封蝋タイルも置かれていない依頼と、使う塔の色と階層が一致していなければいけません。

すでに誰かが達成している依頼は達成することができない早い者勝ちになります。

また、ボーナスポイントのあるバルコニーの依頼達成については、ローマ数字の一番小さい数字の依頼しか達成できません。

つまり、1のバルコニー依頼がある限りは、2のバルコニー依頼は達成出来ないことになります。1を達成したプレイヤーが出たら2が解禁になります。


依頼を達成したら、まず個人ボードにあるどの塔を依頼に使用するかを指定します

次に依頼に書かれた勝利点を獲得し、その依頼に封蝋タイルを置きます。

最後に、依頼に使った塔を全て袋に入れます。

というのが一連の流れになります。

一手番に複数の依頼を達成することもできます。


そして、白い塔の左側に階層タイルが4枚あります。

これは対応する高さの塔の依頼を最初に達成したプレイヤーが獲得することができます。色はなんでも構いません。

また、これも早い者勝ちになります。

その勝利点を獲得したら、達成した階層タイルはゲームから除外されます。

階層タイルは5階から8階まで1枚ずつ4種類あり、高ければ高いほどボーナスも高くなっています。


そして手番の最後に上限の確認フェイズ。

倉庫上限と、手札上限の2つをチェックします。

まず倉庫上限ですが、手持ちのレンガは最大10個までになります。10個を超えていた場合は10個になるまでレンガを袋に戻さなくてはいけません。

次に手札上限は、アクションカードを5枚まで持てます。

アクションカードは、手札にある人物カード、捨てられない祝典カード。そして、自分の前においてある建物カードを含めた物がアクションカードといわれます。

それを全て合計して5枚まで保持することができます。それ以上は捨てなければいけません。手札だけでなく建物カードも上限に含まれることに注意をしてください。

ただし、例外的にアクションカード6枚が祝典カードだった場合は。祝典カードは捨てることが出来ないため、例外的に6枚以上保持することができますが、祝典カード以外がある場合はそれを必ず捨てなければいけません。


以上が1手番の流れでおさらいをすると、

カードを選択して、カードとその上のレンガを獲得。これは義務アクション

次にレンガの交換。手持ちのレンガ3個と、カードの上にあるレンガ1個を交換できる任意アクションです。

次に建設。最大6個まで任意の数の塔を建設、建て増しができますが、一度に使うレンガが2個までは無料ですが、3個以上は追加コストが必要です。

次に見捨てられた建物の取り壊し。この手番で建て増ししなかった塔は取り壊されてしまいます。依頼の達成の前にこの確認を行うので注意をしてください。

次に依頼の確認。封蝋タイルの置いていない塔の色と階層と一致する塔を指定し、その勝利点を得て封蝋タイルを置きます。達成に使った塔は袋に戻ります。

最後に上限確認。レンガ上限10個と、アクションカード上限5枚に調整します。祝典カードは捨てれないことと、建物カードも手札上限に含まれることに注意してください。

そして時計回りに次のプレイヤーが、という風に繰り返していき

最初に自分の封蝋タイルを全て置ききったプレイヤーが出たらゲームボード上にあるゲーム終了タイルを取得します。獲得したプレイヤーは5勝利点を得て、これがゲーム終了トリガーになります。

終了タイルを獲得したプレイヤー以外のプレイヤーは後1手番ずつを行い、最終得点計算を行います。


最終得点計算では、各色の塔について最多ボーナスを確認していきます。

各色の塔で最も依頼達成回数の多いプレイヤー。つまり、最も封蝋タイルを置いているプレイヤーが最多ボーナスを得られます。得られる点数は各塔の上側に旗で示されています。

封蝋タイルが同数の場合は、より上の階層の依頼を達成しているプレイヤーが最多ボーナスを獲得します。

また、ここでは最多ボーナスのみなので2位の得点はありません。


最後にて札の祝典カードを公開して、勝利点を計算し、最も勝利点を獲得したプレイヤーが勝利をします。同点の場合は両者勝利となります。

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