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  • 2人用
  • 10分~20分
  • 8歳~
  • 2010年~

エレメンツItsukiさんのレビュー

206名
1名
0
6年以上前

お互い「場」に出ている数字の合計値を超えることなく、かつ相手の手札(と確保したカード)の合計値より自分の手札(と確保したカード)の合計値が高ければ勝つという読み合いとブラフの2人用ゲームです。


カードの内訳は

1~5……各2枚

6……6枚

これだけの合計16枚です。


この16枚をシャッフルして裏向きに6枚ずつ配る。残りの4枚は使用せず不確定要素になる。

先攻を決めてゲームスタート。


手番でできることは5つ

A:手札をプレイする。……手札のカードをお互いの中央――「場」に重ねて出します。これを「場札」と呼び、このカードの合計値が「上限値」になります。

B:場札を受け取る……「場札」の一番上のカードを取り、手元に公開して置きます。勝負がつくまでもう動かせません。

C:「6」カードを捨てる……手札から「6」カードを1枚捨てます。勝負がつくまでもう動かせません。「6」以外のカードは捨てられません。

D:勝負をかける……手札と受け取ったカードの合計値が「場札」の合計値以下のときに選択可能。まず自分から手札を公開して上限値以下であることを確認。その後、相手が手札を公開して同様に上限値以下であるか確認。相手が上限値を超えていたり上限値以下で自分より低ければこのラウンドに勝利し、2点獲得します。6点先取です。

E:敗北を宣言する……この場合、相手が得る勝ち点は1点になります。負けることが確実な勝負の場合、みすみす2点を差し出すより負けを認めて1点に抑えることができます。


以上で1ラウンドが終了し、新しいラウンドはまた全部のカードをシャッフルして6枚ずつ配ります。新しいラウンドは前のラウンドで勝ち点を得たプレイヤーから始めます。

先に6点獲得したプレイヤーの勝利です。


といった具合にゲームが進みます。

たとえば場札の合計が12で自分の合計値が12、相手の合計値が10の場合、自分の勝利です。もしこれが相手も自分も12の場合は勝負をかけた方が負けます。


肝心なのは場札の上限値ぴったりにすることが目的ではなく、「上限値以下に抑えつつ相手より1以上高くする」ことが目的です。もしくは「自分が上限値以下で相手が上限値を超えていると思ったときに勝負をかける」ことです。


手札に「6」がたくさんあるからといって、毎手番「6」を捨ててばかりいると、相手に5や6などの高い数字を出された時に上限値幅で不利になる場合があります。かといって相手が出した「6」を受け取れば、上限値を超えている、なんて状況になりがちです。

自分の手札と場に出ているカードから、「相手の手札が何枚だから合計数はだいたいこれくらい……」と常に予測を立てて進めていくことが肝心です。

1勝負はものの数分で決まるので、一瞬の読み合いとブラフを楽しみたい方におすすめのゲームです。

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