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ドミニオン:繁栄(第二版)Layton1995さんの戦略やコツ

122名
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約2ヶ月前

【ドミニオン繁栄の特徴】


拡張第4弾。11コスト10VP「植民地」や、9コスト5金「白金貨」、7コストのアクションカードが追加され、全般的に高コストでコンボが強力です。

「海辺」や「異郷」が初心者にもおすすめと紹介されることが多いのに対して、「繁栄」はある程度コンボを組めるようになった人が挑戦すると豪快な展開が楽しめるでしょう。


植民地は得点効率が高いため、従来の「属州枯れでゲーム終了」は引き継がれていますが、植民地を購入してゲームを終了させる展開が多いです。

また、「繁栄」では勝利点トークンが新要素として追加されました。


「繁栄」のテーマに合わせて、「白金貨」以外に9種の新たな財宝カードが追加されました。

これらは強力なものもあり、新たな財宝カードを使用する推奨サプライ「王国の拡大」と「好意的な相互作用」について解説しています。

この二つのサプライは大胆なコンボが可能です。「好意的な相互作用」は、勝利点トークンを主軸とした戦略が強力です。


「繁栄」は、個人的に一番好きな拡張です。ぜひ読んでみて下さい。


目次

・カードの分類

・カードランク(Dominion Statistics)

・第二版の特徴

・サプライ解説(王国の拡大)

・サプライ解説(好意的な相互作用)

・サプライ解説(財宝カード9種+造幣所)


カードの分類


ドミニオン:第二版の戦略記事で引き切りコンボデッキを組むための条件として

「廃棄」

「ドロー」

「アクション権」

「購入権」

の4つの要素を確認していると書きました。上記に加えて、

「アタック」

「獲得系」

について、ステロとコンボの相対的な速さを予想するために確認すべきです。

繁栄では、上記の6つの要素に「勝利点トークン」を加えた7要素に分類したいと思います。

太字はドミニオンオンラインで勝者側の取得率が高い(80%以上)とされるカードです。


「廃棄」

(望楼)、司教、出資、(造幣所)、水晶球、拡張、鍛造 

「ドロー」

望楼、大衆、宮廷、(都市)、保管庫、(有力者)

「アクション権」

労働者の村宮廷、都市

「購入権」

労働者の村、ティアラ、(都市)、大市場

「アタック」

書記、山師、大衆

「獲得系」

金床、造幣所、軍用金、(隠し財産)、拡張、鍛造

「勝利点トークン」 

記念碑、司教、(出資)、収集品


カードランキング(Dominion Statistics)



上記のサイト(英語)でドミニオンオンラインの上位プレイヤーの王国カードの取得率を確認することができます。

サプライに当該の王国カードがあった場合の勝者側の取得率からカードランクを作成しました。

20%刻みでAからEまでの5段階で評価しています。同じランクでは左の方が高くなっています。


繁栄(第二版)で、2人戦でサプライにあった場合に最も取得される可能性が高いのは宮廷(89%)でした。

玉座の間も取得率は81%と、基本セットで2番目に高いカードとなっており、玉座系はコンボと相性が良いです。なお、基本セットで最も取得される可能性が高いのは礼拝堂(90%)です。

なお、最も取得率が低かったのは有力者(32%)でした。ちなみに、基本セットで最も人気がないのは役人(9%)でした。


A

宮廷、労働者の村、収集品、大市場、行商人

B

都市、ティアラ、書記、出資、山師、拡張

C

造幣所、軍資金、石切場、望楼、金床、記念碑、鍛造、大衆、水晶球、司教

D

隠し財産、銀行、保管庫、有力者

E

(該当なし)


第二版の特徴


「ドミニオン繁栄」は初版の25種類の王国カードのうち9種類が削除され新しいカードと入れ替わりました。

Donald X.(製作者)は削除理由についてそれぞれコメントしており、多くは「強すぎるため削除」「使える場面があまりに限定的で意味がないため削除」といったものです。


人気拡張「海辺(第二版)」は、初版こそ全般的に強力なアタックカードが多かったものの、第二版発売で大幅なリストラがあり、マイルドなゲームバランスが高評価となった模様です。


ゲームバランス調整は、人気拡張「異郷」や繁栄の第二版についても同じことが言えます。

特に初版に収録されていた「香具師」「ならず者」といった強力なアタックカードが削除されたことは重要です。

繁栄(第二版)のアタックカードは全般的に使用者にとってメリットがあるものとなっています。


たとえば、山師は5コストの魔女系カードですが、魔女の2ドローに対して山師は3金を生むカードとなっており、呪いが枯れた後も金貨相当の金量を生む点で価値があります。

また、山師を使うゲームでは呪いが1金を生むのも興味深いです。


大胆なコンボがメインとはいえ、アタックが極端に強くない拡張が好きな人にもおすすめです。


サプライ解説(王国の拡大)



漁村、見張り、司教、石切場、都市、前哨地、策士、船着場、大市場、宮廷

※「海辺2版」+「繁栄2版」



後攻9ターン60VP(5植民地1公領7VP)

※漁村、都市、船着場、大市場枯れ

7宮廷、10大市場、6船着場、1前哨地、10都市、3石切場、6司教、8漁村

最終デッキ57枚



1 漁村

2 石切場

3 宮廷

4 司教

5 船着場(+1VP)

6 石切場

7 宮廷、2船着場、前哨地(+1VP)

8 宮廷、石切場、3漁村(+3VP)

8' 大市場、船着場

9 植民地、3宮廷、6大市場(+1VP)

9' 4植民地、公領、宮廷、3大市場、10都市、2船着場、5司教、4漁村(+1VP)



・廃棄(十分

見張り、司教


・ドロー(十分

(都市)、船着場、宮廷


・アクション権(十分

漁村、都市、宮廷


・購入権(十分

(都市)、船着場、大市場


・アタック(なし


・獲得系(なし


・その他(コンボ有利

石切場(アクションカードのコストが1枚につき2下がる)

前哨地(手札3枚で追加のターンを得る)


・備考

8ターンで引き切り。以降、直後の追加ターンのみ引き切れず。

9ターンで3山枯れ終了。植民地枯れの場合、10-12ターンで100VP以上、最終デッキ90枚前後となる可能性が高い。


・ポイント

漁村+石切場(×-船着場)スタート

司教で廃棄(利敵行為)

漁村+船着場(持続カード)で引き切り

石切場を3枚入れると宮廷以外のアクションカードが0コストになる

宮廷→宮廷(→宮廷...)と使用する

前哨地による追加ターン

前哨地は引き切りが完成するか次のターンに引き切れそうなら

都市は2山枯れたら

見張り、策士は不要


・解説

「王国の拡大」は「繁栄」のテーマのインフレ感を楽しめるサプライです。

強力な財宝カードである「石切場」が重要です。


石切場は4コストで1金を生む財宝カードですが、アクションカードを2コスト下げて購入することができます。

つまり、アクションカードを購入する場合は、1枚3金(金貨)相当の出力となります。

また、複数購入する場合は全て値引きされた状態で購入することができます。


つまり、石切場3枚で5購入権の状態では、0コストで大市場を5枚購入することができます。

値引きはアクションカードのみ適用されるため、コンボに有利な要素です。


もう一つの重要な要素は前哨地による追加ターンです。

引き切りが近くなるか引き切ったら前哨地を購入します。

今回、8ターンで引き切っていて、8、9ターン目で追加ターンを得ています。


追加ターンは通常より少ない3枚でスタートしますが、船着場でカードを引いてスタートするため、引き切るのは容易です。


アタックや獲得はありませんが、圧倒的にコンボ有利なため最速で引き切りを目指します。


見張りか司教で廃棄できます。利敵行為を避けるなら見張りですが、扱いやすいのは司教です。


司教は自分の手札を1枚廃棄しつつ1金1VPを得るカードですが、相手も手札を1枚廃棄できます。


相手も廃棄できるため、相手と比べて自分の手札を相対的に圧縮できないのが難点です。


解決策の一つは「相手より後から司教を入れる」ことです。

相手の手札に廃棄したいカードがない時、司教を使うデメリットはありません。


上級AIが漁村-司教と購入したため、漁村-石切場でスタートすることにしました。

その後、2巡目で司教を購入しています。


「ドミニオン海辺」のサプライについて、漁村と船着場は強力なカードです。

漁村+船着場で2ターン連続でドローとアクション権、購入権、金量の効果を持続させます。


石切場を購入する関係で、手札(財宝カード)を捨てなければならない策士は購入しません。

また、司教を購入する場合は、見張りを購入する必要はありません。


石切場を3枚購入して引き切ると宮廷を除く全てのアクションカードを0コストで購入できます


宮廷は7コストで次に出すアクションカードを3回使用するアクションカードであり、効果は玉座の間の上位互換です。

宮廷→船着場と使用すると次のターンに6枚引いてスタートするため、購入権の増加と石切場によるディスカウントで大量にアクションカードを購入することができます。


宮廷→宮廷と使うと3枚のアクションカードを3回使うことができます

2枚の宮廷を別に出すと、宮廷→大市場→宮廷→大市場といったように2枚のアクションカードを3回ずつ使うことになります。


宮廷で宮廷を使用すると、宮廷→宮廷→大市場→大市場→宮廷→…という具合に、3回使用することができます。宮廷を3枚以上連続で出す場合、直前の宮廷の処理の3回目で宮廷を出すと、残りの処理が把握しやすくなります。



通常10-12ターンで植民地枯れ終了しますが、10山のうち9山枯れることも珍しくありません。

何度か対戦したところ最高記録は197VP(3人戦)でした。最終ターンは90金前後出ます。



「繁栄」のテーマに沿ったサプライです。有料版がある人はぜひやってみてください。



サプライ解説(好意的な相互作用)



司教、ティアラ、労働者の村、都市、収集品、保管庫、軍用金、隠し財産、鍛造、行商人



後攻14ターン111VP(1屋敷110VP)

※労働者の村、都市、行商人枯れ

8行商人、1軍用金、4保管庫、3収集品、6都市、8労働者の村、2ティアラ、5司教、銀貨

最終デッキ39枚



1 銀貨

2 司教

3 ティアラ(+1VP)

4 軍用金

5 収集品(軍用金)、収集品

6 銀貨(+1VP)

7 都市

8 保管庫、労働者の村(軍用金)、都市(+6VP)

9 鍛造、4行商人(+11VP)

10 行商人(軍用金)、行商人

11 収集品(軍用金)、都市、2行商人(+3VP)

12 2保管庫(軍用金)、2都市(+14VP)

13 保管庫(軍用金)、司教、5労働者の村(+35VP)

14 (軍用金)、2労働者の村、4司教、屋敷(+39VP)



サプライチェック


・廃棄(十分

司教、鍛造


・ドロー(あり)

(都市)、保管庫


・アクション権(十分

労働者の村、都市


・購入権(十分

ティアラ、労働者の村、(都市)


・アタック(なし


・獲得系(あり

軍用金


・その他(行商人、勝利点トークン

行商人(取り合い、ティアラで集めやすくなる)

収集品(勝利点トークン中心の戦術、ティアラと一緒に集める)


・備考

14ターン3山枯れ終了。最後の2ターンで75勝利点獲得。


・ポイント

銀貨+司教(×-軍資金)スタート

司教で廃棄(利敵行為)

+3ドローなし、4コスト以下の+2ドローなし

行商人、都市の取り合いを制した者が勝つ

行商人、都市、労働者の村の3山枯れが基本

収集品(ティアラ+収集品)はできれば4枚以上集めたい

軍用金で都市または収集品を獲得、終盤はVP獲得手段

全般的に運要素強め

隠し財産は不要、鍛造は無理に購入しなくてよい


・解説

「繁栄」は新要素の勝利点トークンが追加されたものの、主戦力となる局面は限定的です。


後の拡張「帝国」とは異なり、勝利点トークンに関連する王国カードはわずか4種類しかなく、勝利点トークンを大量獲得できる組み合わせとなると限られてきます。


また、植民地は属州より得点効率が高く、植民地場では相対的に勝利点トークン中心の戦術は弱くなりがちです。

(「王国の拡大」では上級AIが司教を複数購入して大量に廃棄してきますが、弱い行動です)


しかし、一定の条件が整えば、「繁栄」でも勝利点トークン中心の戦術で勝つことは可能です。


勝利点トークンを得ることができる王国カードは「記念碑」「司教」「出資」「収集品」の4種です。


収集品は、Dominion Statistcs(ドミニオン統計サイト)によると二人戦において勝者側の購入率が高く、3山枯れ率が高い(勝利点トークンによる勝利)ことが判明しています。

したがって、収集品があるサプライでは、勝利点トークン中心の戦術が可能か確かめましょう。


「好意的な相互作用」は、ドローが全般的に貧弱です。行商人が枯れるまで都市は普通の村と同じ効果なので保管庫だけです。


廃棄は司教、鍛造の2種類ありますが、序盤の鍛造購入は運次第です。利敵行為は受け入れて司教で廃棄するのが妥当な選択でしょう。

(序盤に3金を多発して銀貨をたくさん入れざるを得なくなったら、鍛造で廃棄して金貨や白金貨を獲得するのも手です)


また、ティアラが重要です。行商人の獲得競争や収集品、軍用金、白金貨(あれば)と一緒に使うと強力です。

ティアラは玉座の間の財宝カード版といった効果ですが、購入権が付いてきます。


5コストの収集品や軍用金、9コストの白金貨より安い4コストでティアラを購入することができますが、「ティアラ→収集品」は収集品2枚の上位互換です(+購入権があるため)


行商人は最初は8コストで、場のアクションカード1枚につき購入フェイズで2コスト下がります。

(購入フェイズのみ適用されるため、アクションフェイズで司教や鍛造で廃棄する場合は、8コスト扱いです)


行商人の効果は市場から+購入権を除いたもので、4コスト以下なら購入が相場でしょう。


購入権がインフレしているため、8ターン目に4枚行商人を集めることができ、かなり優勢でした。

ティアラの効果で獲得したカードをデッキトップに置くことができるため、次のターンも0コストで行商人を購入することができます。

したがって、中盤に運が良かった側が、そのまま勝利まで突き進む可能性が高いです。

(今回の進行はかなり運がよかった例です)


なお、引ききった状態の金量を22金と想定すると植民地2枚またはアクション5枚を購入できます。


この時、デッキに収集品4枚(ティアラ2枚と収集品2枚)があれば、アクションカード1枚購入するたびに+4VPされるため、植民地2枚と同じ20VPをデッキを圧迫することなく獲得できます。


なお、最後の2ターンは軍用金と合わせて1ターンで7枚アクションカードを獲得しており(26金)、ティアラ2枚と収集品3枚の効果で35VPでした。

(最終ターンは司教で鍛造を廃棄して追加で4VPを獲得)


拡大再生産がテーマのボードゲームは、序盤から中盤に成長したプレイヤーが逆転されることなくゲーム終了まで進んでしまい、他のプレイヤーは消化試合を強いられる可能性があるといった問題を抱えがちです。

名作「カタンの開拓者たち」は、盗賊をトップのプレイヤーの土地に置くことによってその問題を解決しました。一方、ドミニオンはゲーム自体が複雑になることで解決したと考えられます。


ドミニオンは実力者が勝ちやすいゲームである、というのはよく知られていることですが、複雑さの一つは生産力(金量)の拡大と勝利点行動が別であることでしょう。


順調に生産力を拡大していても勝利点行動が遅いと、属州または3山が枯れるまでに十分な勝利点を集めきれず敗北してしまうでしょう。

また、勝利点行動が早すぎると生産力が足りずに失速し、生産力を十分に拡大してから勝利点行動に移った対戦相手に追いつかれてしまいます。


ステロでは属州を買い始めると平均金量は落ち、コンボも邪魔なカードが増えて事故率は上がっていきます。生産力の縮小フェーズがあることは、ドミニオンの複雑さの一つです。


また、序盤に屋敷を廃棄すると一時的に勝利点が減少しますが、一時的に勝利点を下げてでも生産力を拡大した方が最終的な勝利点を高めることができるというのも、多くのゲームには見られない要素の一つです。


終盤までどちらが勝つか分からないのはゲームの面白さの一つです。

ただ、このサプライはアクションカードを集めるだけでVPが稼げるので、拡大再生産のジレンマを抱えているといえるかもしれません。


サプライ解説(財宝カード9種+造幣所)



金床、出資、石切場、ティアラ、収集品、水晶球、造幣所、軍用金、隠し財産、銀行



後攻15ターン60VP(6植民地)

1銀行、1造幣所、8水晶球、2ティアラ、1出資、2白金貨、1金貨、1銀貨

最終デッキ23枚



1 

2 軍用金

3 出資

4 水晶球(軍用金)

5 ティアラ

6 水晶球(軍用金)、銀貨

7 水晶球

8 水晶球(軍用金)、水晶球

9 金貨

10 水晶球(軍用金)、銀行

11 水晶球(軍用金)、白金貨、ティアラ

12 2植民地

13 造幣所(軍用金)、 植民地

14 白金貨(造幣所)、植民地、水晶球

15 2植民地



サプライチェック


・廃棄(十分

出資、水晶球、造幣所(獲得時)


・ドロー(なし)


・アクション権(なし)


・購入権(十分)

ティアラ、収集品


・アタック(なし)


・獲得系(あり)

造幣所、軍用金


・その他

銀行(水晶球とシナジーがある)


・備考

15ターン植民地枯れ終了。序盤の引きはまずまずだが終盤の引きが強い。

ティアラ+水晶球以外が5枚以下の間は、運次第で引き切れる。


・ポイント

銀貨-出資(×-軍用金)スタート

出資と水晶球で初期デッキを廃棄する

2巡目以降に銅貨5枚を引くか、金貨か銀行を購入したら造幣所を購入(獲得)する

造幣所で獲得したいのは白金貨、銀行、水晶球、ティアラ

造幣所の購入は銅貨3枚以上廃棄できるタイミングが望ましい

ティアラを絡めながら水晶球を連鎖させる

水晶球と銀行は相性が良い

ティアラで購入権を確保する

ティアラでデッキトップに財宝カードを置く

植民地4枚を集めるまでは属州は集めない

金床、石切場、隠し財産、収集品は不要


・解説

「ドミニオンはいつも財宝カードを集めるだけのゲームになってしまう」という声を聞き、財宝を集めるだけのゲームは果たして本当につまらないのか?という疑問から思いついたサプライ。


ドミニオン繁栄(第二版)の財宝カード全9種と、財宝カードを獲得する造幣所を入れました。

このサプライの戦略をステロと呼んでいいかは別として、意外と面白い展開になりました。


水晶球や銀行など、普段そこまで評価の高くないカードが強かったです。


出資による初期デッキ圧縮はありふれた展開ですが、水晶球の連鎖が面白かったですね。


AIはなぜか収集品を購入してきます。銀貨の上位互換として5金で購入していると思われます。


ただ、普通にステロをするよりはサプライの財宝カードから必要なものを集めた方が強いです。


上級AIは序盤に5銅貨を引いて、造幣所を購入してきましたが、こちらは造幣所を入れるタイミングを逸していました。


終盤に軍用金で造幣所を獲得したのは、軍用金の廃棄が主な目的でした。


造幣所は獲得時に場に出ている財宝カードを廃棄する必要があります。山師を使うゲームは呪いが1金を生みますが、呪いで造幣所を購入すると呪いを廃棄することができます。


繁栄の財宝カード9種を使ったサプライは思いつきでしたが、案外悪くなかったです。

別のゲームでは、水晶球の連鎖の後にティアラで銀行を使って38金出ました。



終わりに


いかがでしょうか?

「繁栄」はゲーム性だけでなく、 植民地や白金貨の輝きや、宮廷など券面の豪華な雰囲気も個人的に好きな拡張です。


大衆は何枚も使うと終盤に強力なアタックとなるものの、全般的にアタックがマイルドなのも好きな理由の一つです。

この記事が皆さんの役に立てたら幸いです。

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大賢者
Layton1995
Layton1995
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