クレッシェンド・オブ・ドゥームCrescendo of Doom

アバロンヒルが発売した戦術級ウォーゲーム「スコードリーダー」シリーズの第3作になります。イギリス軍・フランス軍、さらにオランダ、ベルギー、ノルウェー等の連合国側中小国軍が追加になります。オートバイ、自転車、空挺降下、グライダー、渡河戦、上陸戦、ボート、橋梁、運河といった兵器や地形のユニットやルールが追加になります。
第1作「スコードリーダー」は、第2次世界大戦時のドイツ軍・アメリカ軍・ソ連軍の歩兵戦闘を、分隊（約10～15名）単位に描いた作品で、戦車やハーフトラックなどの車輌は1両単位、対戦車砲などの砲兵器も1門単位に収録し、マップ上の1ヘックス（1マス）は40メートルを表すというスケールになっています。
本作のプレイには前2作（「スコードリーダー」「クロスオブアイアン」）が必要となります。

「スコードリーダー」シリーズはその後、第4作まで発売されるのですが作品を重ねる毎にルールの差し替えや追加が相次ぎ、ツギハギだらけの内容になっていき、結果「アドバンスド スコードリーダー」としてルールの再編成が行われます。
現在はこの「アドバンスドスコードリーダー」と、そのルールを簡略化した入門版としての「アドバンスドスコードリーダー スターターキット」としてシリーズは継続されており、本作を含む「スコードリーダー」シリーズは絶版となっています。
これから本シリーズを試してみたいというプレイヤーには、入門版となる「アドバンスドスコードリーダー スターターキット」か、ルールが整理再編成された「アドバンスドスコードリーダー」からはいるのがよいでしょう。