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  • 2人用
  • 120分前後
  • 12歳~
  • 1979年~

チャイナ・ウォー境界線さんのレビュー

50名
0名
0
4年以上前

チャイナ・ウォーは1980年代、ソ連社会主義共和国と中華人民共和国の紛争を題材とします。

設定としては1960年代末から、2大共産主義国家が旧満州国境でにらみ合いを開始。

これは、リチャード・ニクソンの実務外交の中国懐柔措置で、資本主義圏に近寄った中共をソ連は教育しようとしていました。1980年代に問題は表面化、紛争が発生します。

 ゲームは、標準的なへクスグリッドマップと通常型の戦力ユニットタイプのゲームで、戦闘結果はチャート・ダイス式。マップマス目は、地形・人口を示唆し、基本的ユニットは、戦力表示ですが、特定の戦力ボーナスがあったりします。たとえばソ連プレイヤーの電子戦能力、中国の歩兵飽和攻撃能力、アジアやNATOによる介入など、最も大物は核兵器の登場です。

ソ連プレーヤーは戦術核兵器を使用可能、ここでマップの人口表示が利き、人口密集地は使用制限が発生します。北朝鮮は中共側、台湾、ラオス、ベトナムはソ連側として参戦可能です。

韓国は日和見でどちらにも参加可能。そこから発展した中共と、台湾、ベトナムのイザコザを示した架空の小シナリオもあります。

雑誌掲載ゲームのボックス化で、当時のSPIの意欲作、冷戦最中から末期へと向かう時期の秀作ゲームです。

 大友克洋氏の著作「気分はもう戦争」と時期が重なるので、私は思い入れもありました。

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大賢者
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