- 1人~4人
- 30分~60分
- 12歳~
- 2018年~
コール・トゥ・アドベンチャーatcktさんのレビュー
このシリーズだけでRPGを行う感じのゲーム、だと思います。というのは拡張の協力ゲームがもしかしたらメインじゃないかなとプレイ後は思ってます。ダイスの代わりにルーンを振ります。
2023/11/21追記
協力ゲームで遊べたので、最下部に追加しました。
▼ゲームの概要
通常ルールで遊びました。
通常ルールは「キャラクターメイキング」がメインとなります。なんていうか、昔話や、「英雄譚」の本を読んでいる感じです。
ゲーム自体は「ダイスゲーム」だと思います。
最初に各プレイヤーは自分のキャラクターの3要素のカードを1枚ずつ取って並べます。
得点に関係する1枚だけ裏向けておきます。
ゲームは3つの時代に分かれていて、それぞれでカードを3枚ずつ取って、ゲーム終了時に得点を競います。
手に入るカード、そして、特殊カードのような「英雄カード」や「反英雄カード」に得点が書かれています。
また、先ほどの3要素の1枚に得点方式が書かれています。
さて、ゲームは手番で回っていきます。
手番では、場札(最初だったら1だけ)から1枚選び、指定されたルーンを振ります。
ただし、基本は、通常ルーンの3枚だけで、片面に1、もう片面は0の攻撃力しかありません。
これに加えて、先ほど場に示されたルーンの能力をプレイヤーが持っていれば(3要素のカードの描かれています)、追加して振れます。こちらは、1、もしくは2です。強いですね。
基準値があって、それを上回ると、そのカードを得ることができて、アイコンが増えたり、カードが増えたり、能力がついたりします。
基本的にこれを繰り返す感じです。
1の時代で3枚付いたプレイヤーがいたら、次の2の時代に移行します。
こんな感じで、合計9枚付いたプレイヤーが出たらゲームが終了に向かい、得点計算を行います。
さて、最初にも書きましたが、このゲームでは「ダイス」を振りません。
「ルーン」を振ります。ルーンとは、「平べったいタイル」で表か裏しかありません。ルーン文字を使っていた古代ヨーロッパで占いなどに使われていたもの、みたいな感じです。
この辺、割と雰囲気出ていていいと思いました。
▼プレイの感想
通常ルールだと、ほかのプレイヤーと競って「俺の人生はこんなにすごいんだぜ」みたいな感じで、特殊カードで殴り合う感じのゲームです。
まだやっていないので、確定は出せないのですが、作者の意図としてはここら辺がメインではない気がします。
実は拡張という形で「1人用、もしくは協力ゲーム」というルールとコンポーネントがついています。
おそらくこちらの方が面白そうな気がします。
同様に拡張がたくさん出ているのですが、それらの拡張も込みで遊びたい感じなのかなーっていう作りをしています。
イラストもヨーロッパ風(油絵の厚塗り)で、雰囲気も出ているし、「あるある」ネタみたいなのがふんだんに入っているので、そのあたりをあーだこーだいいながら遊ぶといいと思います。
逆にテーマを軽く見て、相手より多く得点を取りたいんだ!っていう人は、あんまり楽しめないかもしれません。
ボードゲームを遊ぶ、という幅の広さを感じるゲームでもありました。(日本語拡張ほしい)
協力ゲームのルールで遊べたので追記です。
▼ゲームの概要
上記ルールに加え、宿敵が最初から登場します。
ランダムに宿敵を選び、そのカード群をテーブルの横にまとめておきます。
通常の試練などに出てくる方のカード、そして、アクションが描かれているカード、そして全宿敵共通のカードです。
これらには、「経験点」が書かれていて、それだけの数、経験点を集めてしまうと宿敵が即座に勝ってしまいます。
この経験点は、試練に失敗した時や、特定のカードを使ったとき、特定の出目が出たときなどの指定があります。
この経験点を下げるために、手元のカードを捨てて下げることも可能です。
この宿敵は、最後の、9枚目の試練先として自動的に処理されます。
倒したラウンドに終了し、それ以外のプレイヤーは通常のプレイの通り、場札から試練などを選びます。
ゲーム終了時、全員が勝ったかどうか、がベースとなり、それ以外にプレイヤー同士の比べ方をしてもよい、となっています。
▼プレイの感想
割と、ほかのプレイヤーの妨害をした際に、プラスがあまりないゲームなので、私としては協力ゲームの方が好きですね。
ただ、翻訳の問題と思っているのですが、カードの処置に迷うことが通常ルール同様あり、その部分で中断し、遊びにくくしているのが1つ遊びにくい問題かなとも思います。
翻訳の問題だけならいいんですが、アイコンなど見る場所の多さも割とプレイミスに寄与しているところがあるので、その辺がもうちょっと整理されてたらなーと思わせてくれる、個人的には好きだけど、遊びにくいゲームかなという感想でした。
あ、後、ゲーム難易度について、もうちょっと上がってもいいのに、とは思いました。
全体的に後半の数字を2つぐらい上げてもいいかも。前半上げると無理が出るけど。
高得点が維持しやすいのが今のルールなので、それはそれでありですけど。(難しいのが好きすぎるだけ説
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