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  • 1人~4人
  • 70分~100分
  • 12歳~
  • 2020年~

黄昏の篝火 / ボンファイアsokuri3510さんのレビュー

319名
4名
0
3年弱前

色々な要素をバラバラに進めていき、ゲームの終了直前になってでそれらが合流して嚙み合って得点化するという、プロジェクトマネージメントみたいなゲームでした。楽しいかどうかで言うと、楽しかったです! 最後に自分のやってきたことがぎゅっと収束するので、達成感が強いです。


[紹介]

消えてしまった生命の源である篝火を再点灯させるために、ノームたちが冒険します。
ガーディアン(守護者)の信頼を得るために、自分のプレイヤーボード上に、 ガーディアンから試練を受け取り、それを達成し、ガーディアンを招いて篝火を再点灯させていきます。

プレイヤーが主にできるアクションは、以下の6つです。

  • 船を隣の島まで移動させる
  • リソースを支払って島にある試練タイルを受け取り、個人ボード上に配置する。
  • 道を建築する
  • 「偉大なる篝火」のダイヤルを回して、ポータル(道と篝火をつなぐ通路)を配置したりリソースを手に入れる。
  • 守護者(ガーディアン)を個人ボード上に迎え入れ、道の上を進ませる。
  • 特殊能力や得点能力を持ったノームのカードを手に入れる。

アクションをするには、それぞれのアクションタイルを消費しなければなりません。
「運命タイル」(3つのアクションのアイコンが書かれたタイル)を個人ボード下側に配置して、運命タイルに書かれたアクションタイルを入手できます。このとき同じアイコンが隣接していると、余計にアクションタイルが入手できるので、ちょっとしたパズルです。

試練タイルには様々な条件(ポータルを6個配置している、ピンクの守護者を持っている、など)が書かれており、それを達成したら、試練タイルを裏返し、篝火を点灯させることができます。

篝火を点灯させるのが主なゲームの目的ですが、得点を伸ばすには、その周辺を整えていく必要があります。篝火に合った色の道を建設し、ポータルを配置し、守護者を篝火の元まで移動することで、得点が伸びていきます。

注目点は、道の建設と守護者の移動はボード左側から右側に向かってなのに対して、ポータルの配置はボード右側から左側に向かって配置だということです。端から固めて完成させていくことはできず、終盤になってようやく各々の要素が噛み合って一気に個人ボードが完成に近づきます。


[感想]

いろいろなゲームをやってきたのにフェルト氏のゲームをやったことないというのはどうなのか、と思いまして、最新作で評価も高い、「黄昏の篝火」をやってみました。SNS上ではもっぱら「ボンファイア」の呼び方でおなじみです。

最近の、気持ちよく遊ぶこと、気持ちよく伸びること中心のゲームたちと違い、プレイ中は苦しく、最後に形になるのかどうか気をもみ、最後には必死に何とかまとめます。
終了時に、「完璧にはならなかったけど、何とかなった・・」という独特の(納期直前の納品みたいな) 安堵感が味わえます。苦み走った大人のゲーム・・ 

要素の多い重ゲーというのは、多くは決まったお作法によってまとめられているわけですが(ワーカープレイスメントして、リソース変換して、得点化して、特殊能力取って・・みたいな)、それとはちょっと違う形でいろいろな要素が絡み合いつつまとまっており、ユニークで面白いゲームでした。すっかりフェルト氏のファンになりました!

これはちょっと、という点としては、細かく間違いやすいルールが多いこと、分かりやすいとは言い難いアイコン語を読み解く必要があることでしょうか。

そのほか気になったところとしては、プレイヤーたちが意図的に終了トリガー(篝火の点灯アクション)を引きに行かないとゲームが終了しないため、いつゲームを終わらせるべきなのか分からなくなりそうなところです。自分としては積極的に終了トリガーを早く引きに行ったほうがスリリングで面白い展開になり、長引かせるとちょっとたるむ、という感じです。

ソロプレイ用のAIは8枚のカードをランダムにめくってそのアクションをするだけ、というシンプルなものですが、なかなか対戦相手としてよくできており、楽しめました。


[余談]

Board game geekのほうに、メーカーオフィシャルの背景ストーリーブックが公開されているのですが、
https://boardgamegeek.com/filepage/210854/world-bonfire-background-story

「古代人」という驕った人類を生み出してしまったために惑星を滅亡寸前にしてしまった守護者(ガーディアン)たちと、ずっと隠れて生活してきた臆病なノームたちが、協力して惑星を再興しようとするストーリーで、ボックスアートなどから受ける印象よりずっと暖かく印象的なバックストーリーが語られています。

ストーリーブックの挿絵のイラスト。ノームとガーディアン、かわいくないですか?!

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