ウィザード都落ちさんのレビュー

配られた手札で「何回勝てるか」を予想する、トリックテイキングの王道。複雑なルールがない上、1ラウンド目は手札が1枚から始まり、2ラウンド目は2枚……と徐々に難しくなっていくため、初心者でも「とりあえずやってみて慣れていこう」と進めることができます。

日本語版は絵柄がトランプと変わらず、わくわく感に欠けたので、ドイツ語版を購入しました。
カードにはすべてユニークな絵柄が描かれています。トランプの4スートの代わりに4つの種族（色）、すなわち、人（青）、エルフ（緑）、ドワーフ（赤）、巨人（黄）と魔術師4枚、愚者4枚があります。ちなみに、日本語版ではエース（A）が一番強いようですが、ドイツ語版では1～13まで数字の順で強さが決まっています。お間違えの無いようご注意を。

人（青）、エルフ（緑）、ドワーフ（赤）、巨人（黄）、魔術師（Z）、愚者（N）のカード

ドイツ語版のルール冒頭には世界観を説明する短い物語があります。ほぼ機械翻訳ですが内容を記します。

昔々……

ずっと昔のこと、ストーンヘンジに有名な魔術師アカデミーがあったとき、見習いは他の演習に加えて、魔法のスキルを練習するためにこのゲームを学ぶ必要がありました。それは予見の力（贈物）を養い、統合するものでした。

数千年の間に、このゲームの深い意味は失われてしまいました。残ったのは、職人や農民、戦士によって宿屋でしばしば行われたおもしろいカードゲームでした。有名なイギリス人考古学者であるDr. ヘンシュ・ストーンは、古い丸天井のストーンヘンジの石板の下に羊皮紙の歴史的な巻物を発見し、ウィザードの真実が再び明らかになりました。以下のルールは古代の羊皮紙の文言に対応しています。カードのイラストは、古い絵をモデルにしています。

また、ルールの最後に変則ルールとして

• プラス／マイナス1
• 隠されたヒント
• 秘密の予測
• 千里眼
• 単色（3、4人用）

の5つが掲載されています。興味のある人は買ってみてください。

内容物。カード60枚、ルール（ドイツ語）、点数記録用紙（76枚？綴り）。

シャッフルする機会が多いので別買いのスリーブ（注）に入れましたが、外箱はそのままのカードがジャストに収まるサイズなので、スリーブありだと箱に入りません。
注：ウルトラプロ ボードゲームカード用カードスリーブ（56×87mm）サイズ（外形59×90mm）