ヴィラ・パレッティ白州さんのレビュー

7/10

2002年に大賞を受賞したアクションゲーム。

この年には、プエルトリコとトランスアメリカが最終ノミネートだったので、それらと比べると、ドイツが本格的にファミリー層に賞の舵をきったことがよくわかる。

正直、プレイする前は、なんでアクションゲーム（戦略も運もなさそうなゲームだと思ってた）なんか、大賞にするんじゃい！と思っていたが、実際プレイしてみると、「これは大賞だわ」とごめんなさいしてしまった作品笑

おそらく、アクションゲームの中で、一番戦略性が高いゲームではなかろうか。

普通のアクションゲームは崩さないことや手持ちを全て置くことが目的だが、このゲームは違う。

柱となっている木にそれぞれ得点がついていて、一番上の台に自分の色の柱がどれだけ得点が高いかを競い合うというもので、柱をどこに置くかが超重要となる。この攻防がめちゃめちゃ熱い！

6000円という値段に躊躇する人もいるかもしれない（自分もそうだった）が、アクションゲーム好きなら、買っても絶対損はしないと思う（自分はそうだった）。

メーカーもツォッホなので、品質は最高峰だし、ゲームについている専用フックもいい出来。

何より、一番高くて60cmくらいになるので、崩れたときは大迫力！

弱点はガチメンバーすぎると、すぐに崩れるところ。6段あるが、だいたい3段で崩れる笑

そこそこ許容してあげて、タワーを高くしたほうが盛り上がる。4段とか5段とかいくと、興奮が止まらない。

あと、アクションゲームなのに、テーマもしっかりリンクしているのが素晴らしい。さすが大賞。

アクションゲームが大好きな人にはオススメ。というかジェンガが嫌いでなければ、誰でも楽しめると思うよ。

そんくらい間口は広いし、それでいて戦略もあるアクションゲームとして、なかなか特殊な立ち位置にいる希少なゲーム。