トリックページズじむやさんのレビュー

死んだら最初からだけど所持金やカード効果を持ち越して進んでいくゲームブック。

パラグラフ的には35（ページ数は36）。少ないのに内容が濃い。ひたすら出てくる敵を倒して進んでいくことになるのですが、登場する敵との戦闘は１対１、個別ルールのトリックテイキングで行います。

持ち札を使って進みますが、基本的には使った札は基本的にそのゲーム内では除外されるため、いずれ手札が尽きるて勝てずにゲームオーバー。

死んだら最初からになるのですが、敵を倒して得たお金を使って特殊効果を追加することができます。

戦ってきた敵の能力・個別ルールに対応できるよう、限られたお金(入手できるのは最初に勝利したときのみ)を使ってどのカードにどの能力を付けるのか、よく考えなければいけません。

カードは名刺サイズ。1～6×赤青黄黒の24枚＋0の白1枚。シャッフルはないですが、効果追加をするならスリーブ＋剥がせるシールや付箋があるといい感じ。

筆記用具とダイス2個（できれば色違い）、しおりは必須。メモ帳、はがせるシールか付箋紙があればベスト。

感　想

ゲームブック好き＋ソロプレイメインなんでトリテあんまりやれてないんで購入しました。

難しいけど面白い。ある程度は付与する能力やカードは皆共通なんだろうけど、それ以外は個性が出てるんだろうな。感想とか見るのはカード類のネタバレがあるといけないので自力クリアしてから推奨。

「追加効果を付与できるのは手札にあるカードだけ」というのが効いてます。最初は弱いカードにしか付与できない（強いの使ったうえで負けているから）。

サシでのトリテに自信があればレガシー的に消せないペンで一発勝負でも緊張感があっていいかもです(私は無理なのでスリーブ＋シールで対応、パラグラフ管理もメモとりして対応しました)。

入手して確認してほしいけど、付与効果の各種名称のセンスが好きです。

ちょっと変わったゲームブック。本質はレガシー要素ありのサシトリテ。クリアには相応の時間がかかりますがおすすめです。

カードはゲームブックの絵柄に合わせた感じだとなお良しでした。

【効果付与前のカード。ちょい味気ないけど使い方考えたらこのくらいが丁度いいのかな。黄色は2枠っぽいけど付与できるのは１つだけなので注意（本編に記載あり）】