鉄拳：ザ・ボードゲームTEKKEN: The Board Game

4/10（BGAのベータ版での評価。正式版で改めて評価が変わる可能性はあり）

来年発売される鉄拳のボードゲームがBGAに登場していたので、ベータ版でプレイ。

和訳（というか、多分、翻訳ツール丸投げみたいなもの）がかなりお粗末だったので、細かい点はなんとなくのプレイにしかなってないが、大枠プレイした感想をまとめてみる。

格闘ゲーのボードゲーム版は、そこまで数は多くないが、YOMIやギルティギアなど、レアだったり高価だったりする中で、それなりに遊んでる方だと思うので、その視点で評価する。

※お粗末和訳のルール理解なので、見当違いのことを言ってる可能性もあるので、その点を考慮して、参考にしていただければ。ちなみに自分は鉄拳は知っているが、プレイしたことはほぼない（子供の頃、誰かの家で適当に動かしたくらいはあったかも）です。

まず、このゲームは、カードを出して、エリアを移動したり、近くにいる相手を攻撃をして、あわよくば、追加コンボカードを出して、相手のHPを削り切るというが趣旨のゲーム。まぁ、イメージ通りの格闘ゲーのボードゲームって感じ。

HPが少なくなると必殺技が使えたり、フィールドの特定の位置で鉄拳特有の床破壊が発動したりと、鉄拳という世界観しか知らないが、鉄拳ぽさはある気がする。

さて、このゲームのシステムだが、格ゲー特有の「読み合い」が「じゃんけん」という運ゲーで表現されており、ここが正直、このゲームの評価の大枠といってもいいだろう。

具体的には、攻撃カードは大きく分けて「上段、中段、下段」の３種類のカードがあって、攻撃側は１枚伏せてセット。防御側は「上段、中段、下段」から１つを選び、もし、見事に当てると、確反で攻撃できるというシステムになっている。

ルールを読んだ段階だと「え？これ、ただの運ゲーじゃね？」と思って、何戦かやってみたが、やはり、読み合いもくそもないただの運ゲーという認識は変わらなかった。

プレイヤーはキャラが異なるが、必殺技やコンボが違うだけで、カード構成の差はあんまりなく、手札は3枚ですべて同じ段のカードだったら、捨て札にして引き直しできるので、最初に「あいつは、上段使ったら次はこない」みたいな読み合いもない・・・。

もしかしたら、コンボの内容に「上段、中段、下段」の得意分野があって、それで読み合いするのかもしれなかったけど、その和訳がなかったから、よく理解しないでプレイしたからそう感じたということもなくはないので、正式版でたら、そこらへんがどうにかなってれば、読み合い的なのは、もうちょっとあるのかもしれない。

でも、デザイナーも「メルクリウス」とか「王と暗殺者」とか、ぶっちゃけ、マイナーなゲームしか作ってない人なので、こんなものなんかなぁ・・・と思ってしまっているが、現状の評価はそんな感じ。

まぁ、自分みたいな鉄拳をプレイしたことがないけど、知ってるレベルの初心者が、鉄拳をプレイした場合、読み合いもくそもなく、とりあえずボタン押して敵にダメージ与えておっしゃー！みたいな感じを表現したかったとすれば、ありといえばありかなとも思えてきたりもしたので、これはこれでありなのかもしれない。

とはいえ、格闘ゲーのボードゲームって、わりと「なるほど！」と思わせるものが多い（ギルティギアとか）ので、期待しすぎたこともあり、ちょっと厳し目の評価になった。

鉄拳に興味あったり、好きな人でなければ、今のところは、無理してプレイするゲームではないかな。