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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 14歳~
  • 2019年~
537名
10名
1
6ヶ月前

1~2人が最適人数と言われるこの作品で、酔狂にもプレイヤー4人で最後までクリアしました。
今までの皆さんのほとんどがソロプレイでのゲームの評価を書いてくれているので、私は「多人数プレイの場合の面白さと微妙さ」という視点でレビューさせてもらいます。


プレイヤーたちの属性:
私を含む集めたプレイヤーたちは普段からのTRPG仲間です。
なので、この手のストーリー体験型ゲームは慣れておりますし、ロールプレイをはさみながらすすめていきました。
何十間もかかるゲームを、毎月一回集まって少しずつすすめていくというのは、TRPGのキャンペーンと同じなので違和感はありませんでした。
ですから、このような長丁場のゲームにも「耐性がある」タイプと考えてください。
冒険日誌は4人で回し読みは難しいので、一人がマスター役になって朗読する形で進めています(私が担当しました)

ただ、このゲームを多人数でする際のプレイ感覚は、TRPGというよりMMORPGに近いような気がしました。
TRPG的な体験をボードゲームでやるなら、こちらよりグルームヘイブンの方がいいのではないかと思ってます。


面白味を感じた点:
やはり4人でワイワイ騒げるところです。
物語の展開やNPCの挙動などのをみんなでツッコミながら、先の展開はどうなるか相談し、戦闘では協力しながらすすめていく。このようにプレイヤー同士で「会話」が弾むところが、とても楽しかったです。


微妙だった点
何をするにも時間がかかることです。会話は楽しいですが、何を行動するにも逆にいうとみんなの意見をまとめていかないとダメです。このゲームは協力ゲームなのでプレイヤーごとに相談もせずに好き勝手に動かれるとクリアが難しくなります(そういうプレイも面白いと思う人もいるかもしれませんが、自分たちはそうではありませんでした)
なお、一人で4人のキャラクターを操作するなら判断は自分だけですのでこんなに時間はかかりません。
プレイまでにかかった時間ですが、一回のプレイが6時間で、18回かかりました。
ただこれは、可能な限りすべてのイベントを拾う(ルート選択により選択不可能となるイベントは除く)というプレイをしたからです。サブイベントつぶしとか気にせずクエストカードに従うプレイなら半分以下になったはずです。

あとは、トークンが足りなくなること! このゲームは1点の赤トークンと5点の紫トークンがありますが、4人もキャラクターがいると簡単に枯渇してしまいます。仕方ないので別のゲームからコマを流用して、10点トークン、20点トークン、30点トークンを作りました。
トークンが枯渇する原因は、名声・魔力・経験がキャラクターシートに「貯金」されやすいからです。経験はある程度ためてから一気に使いたいからと貯めがちですし、魔力は使わないキャラは本当に使わないままゲームをすすめられます。そして名声にいたっては「悪い事」をしないとほぼ減らないので、善人のロールプレイを心がけてると増える一方です。エンディングの時には各キャラクターみんなが80~100点の名声がありました。
これも一人で4人のキャラクターを操作するなら、名声が下がる行動も好きにとれるでしょうが、4人のプレイヤーたちが相談してしまうと、あまり名声が下がる選択はやりにくくなりますね。パーティー組んでると自分が担当しているキャラクター以外の名声も下がることがありますから。



ゲームバランスについて:

これについては4人のプレイヤーというより、4人のキャラクターを使う話になります。
キャラクターが4人いると、戦闘の専門家、交渉の専門家など、キャラクターごとに専門分野を作るプレイが有効になります。
このゲームは戦闘や交渉でキャラクターの人数が増えても難易度は変わらないので、純粋に人数が多いほど有利です。
敵の攻撃が一人に集中せず分散する時点で死ににくくなります。
逆にきつくなるのは食料の確保です。このゲームの食料は「パーティーの人数分だけ貰える」というケースが少ないです(逆に名声はパーティーの人数分だけ貰えることが多い)。

パーティー全員の食料、つまり一日に4食料をどう賄うのかは、結構考えて進めなくてはなりません。
メンヒル建築の素材にも食料が使われますし、序盤の章は食材は枯渇気味で、食料集めだけでリアルでの一日のプレイをつぶしたこともあります(ゲーム中の一日ではなくリアルの一日です)。中盤以降の章になると特技の取得で食料を集めやすくしたり消費を軽減したりと工夫を重ねられますので、楽になっていきます。


4人プレイはおすすめできるのか:
なんだかんだいって、このゲームはやはり一人プレイを主体にバランスがとられてると感じます。
とはいえ、一人だとズルとかできてしまうのでゲームブックとか楽しめないという人は、他人がいたほうがいいと思います。
そういう意味で2人プレイはよいと思います。
ですが4人プレイはやはり特殊です。
「ゲーム」として楽しみたいなら、4人プレイはむきません。正直いってバランスは破綻します。
戦闘や交渉がぬるくなり、その一方で食料枯渇でストーリーそっちのけでサバイバルする別ゲーになります。
そんななかでもストーリーを楽しもうとすると、少しずつしかイベントをすすめられなくなります。
ゲーム内で数日かけて食料を集めて、1日探索して、また数日かけて食材を集める、みたいな感じです。
無駄に時間がかかります。タイパは悪いです。
あと、 ネタバレになるので詳しくはいいませんが、このこのゲームの物語にはクセが結構あります。
日本人好みのわかりやすい勧善懲悪エンタメではありません。
一人プレイならつまらなければ途中でやめればいいだけです。ですが、4人プレイなら一人は面白いと思ってて別の人がつまらないと思っているというケースになるかもしれません。そうなると、ゲームを続けるかやめるかの判断が難しくなります。ゲームの開始前に「誰かひとりでもストーリーについていけないと感じたなら、このゲームはクリアまでやらずに中断する」と全員で決めておくべきでしょう。

ただ、自分にとって苦手なストーリーラインでもみんなで共有してツッコミのネタにすることで、面白く昇華できます。
ニコ動の実況みたいなものといいましょうか。
そういう楽しみ方は人数が多いほどいいです。

多人数プレイについて否定的に書いているように思えるかもしれませんが、それでも自分は4人が一番面白くこのゲームを楽しめたと確信してます。
このゲームの物語やNPCは、みんなと一緒に共有したいと思える魅力があります。
ポジティブな意味で、ツッコミどころがあるのです。
クセのある物語というのは、そういうものだと思います。
気が置けない友人がいれば、これをクリアまでやるのは、酒の場で何年も語り上げるかけがえのない思い出になるでしょう。

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じむや
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knowthyself
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horiba_wataru
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皇帝
ライガク
ライガク
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#1
6ヶ月前
懐かしい

読み上げたり移動するたびにカード入れ換えてどこ行ったか分かんなくなったり色々と煩雑な作品でしたけど

思い出に残る良い作品ですよね。

戦闘交渉よかリソース集めのが大変なのはマジで同意ですが。あと某剣の本体と鞘で格差が酷いとか。


kanamatan
kanamatan
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