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  • 3人~7人
  • 60分~80分
  • 10歳~
  • 2005年~

キャメロットを覆う影maroさんのレビュー

275名
0名
0
3年以上前

毎手番に引かれる黒カードがいくつかあるクエストに対応しており、数枚蓄積することでクエスト失敗となりマイナスポイントとなる。その前に各々の騎士がそれぞれのクエストに参加し、手札を使用してクエストの勝利条件を達成することでプラスのポイントを得る・・・ということを繰りかえすゲーム。

2005年発表の、ユーロの協力ゲームとしては初期のものの一つであるが、裏切り者という準協力の要素を含んでいることも興味深い。

ゲーム自体はハンドマネジメントが主体となる。クエストはほぼカードのマジョリティにより決定される。軽いバリアブルプレイヤーパワーもあるが、近年の協力ゲームとは異なりプレイヤー同士の能力というよりも、保持しているカードの秘匿性がゲームの進行に重要な影響を与える。

基本的なルールは驚くほど単純だが例外処理が意外と多い。というか様々な例外処理がこのゲームの核心の一つといえる。例えば、1点ライフを支払うと追加でアクションが行えるとか、同種札3枚を捨てることで1点ライフを獲得できるとか、12個集まると即敗北となる敵の攻城兵器を1つ配置すると黒カードを引かなくてもよいなど様々なものがある。ただし内容的にはパズルを解くような複雑さはなく、このテーマ性や雰囲気を楽しみつつ和気あいあいとプレイするタイプのゲームだ。

今回、十数年ぶりにプレイしたが、現在の目からみると、まずゲームの骨子が拍子抜けするほど単純なことに驚く。また、バランス的にもカードの引きに結構左右されることや、プレイ人数による難易度の補正が入っていないことも気になった。ネメシスと同様、裏切り者の有無による協力プレイと準協力プレイが可能であるが、裏切り者の行動自体はかなり限定されている。このゲームでは裏切り者として告発される前は他のプレイヤーと行動を共にし(この間できることは他の騎士を告発することとサボることくらいであるが)、告発され正体を明かした後にぼちぼち嫌がらせ(手札を1枚捨てさせるとか、攻城兵器を1つ配置するとか)ができるようになる。軽いゲームで「お邪魔者」という穴掘りゲームがあった。あのくらいの感覚に近い。

また、「お邪魔者」では2人以上お邪魔者(Sab)がいるほうが断然モチベーションが上がったが(Sabの人数は総プレイヤー数によるのだが)、このキャメロットでは常に裏切り者は1人である。

これらのことから裏切り者になったときのワクワク感に欠けることも否めない。

拡張や、オプションルールにて2人めの裏切り者の要素は追加されるが、拡張の入手の困難さもあるし、そもそもが大人数でこのゲームをできるかということもある。

総じて言えば、(準)協力ゲームをガッツリ楽しみたいのであれば、他の選択肢を先に当たるべきであろうと思う。ただ、比較的要素少なめの、ファミリゲーム的なものを探しているのであればこのキャメロットは検討に値するし、元のルールがシンプルな分、いろいろ工夫することでバランス含め変わった遊び方もできるだろう。問題はこのテーマであるが、アマゾンプライムビデオなどで無料配信されているし、円卓の騎士に関わるビデオや読み物はいくつも見つけることができる。

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maro
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