リアルト橋くりおさんのレビュー

ヴェネツィアを舞台にしたエリアマジョリティのゲームです。

タイトルのリアルト橋はヴェネツィアの大運河にかかる白い橋で、
中には商店が入っていて名所の一つです。

箱やボードのデザインが気に入り購入しました。

ゲームとしては、説明欄にある通り場から取得した手札をプレイし、対応するアクションを実行、自分の息のかかった議員をエリアに派遣して勝利点を稼ぎます。

各エリアの価値は、そのエリアにかけられた橋の持つポイントによって決まります。

そのため、1つのエリア自分の議員を派遣しすぎても、他のプレイヤーに点数の低い橋や、橋の代わりにゴンドラの渡し船（橋よりも点数が低い）をかけられるため、議員派遣のタイミングや他のアクションとのバランスが大事になります。

議員の派遣や橋をかけるアクション意外にも、プレイ順やタイブレイクに用いられるドージェトラックを進める、様々な特殊効果を持つ建物を購入する、その建物を使用するために必要なお金をもらう、といったアクションがあり、どれを疎かにしてもダメな感じがして迷います。

基本やることはカードをプレイしていくだけなので、プレイ感は軽いのですが、全体が6ラウンドで、手札の枚数も限られているため、無駄な行動が出来ず、考える楽しさがあります。

やりたいことがなかなかできないもどかしさが醍醐味の良ゲーだと思います。

なにより箱のデザインがいいのでヴェネツィア好きの人は買いです。