手札一切なし。交渉だけで元老院への道を駆け上がれ!
クニツィア先生作の交渉オンリーゲームです。
プレイヤーは派閥の一つを受け持ち、議員達を議会に送り込んで、元老院を目指します。
最終的には勝利点(月桂冠のチップ)が多い人が勝利なのですが、元老院に自分の派閥の議員を1人も送り込んでいないままゲーム終了した場合は、そもそも勝敗に参加出来ません。
元老院に議員のいない派閥など、口うるさいだけで実力がないということでしょう……。
プレイとしては実に単純で、議員を一番下の議会に送り込むか、承認を得て上の議会に移動するの2つしかありません。
駒が置けるような囲みはそれぞれ議会を示しており、それぞれ枠が決まっています。
上に行くほど権力のある議会ということで、真ん中の一番上が元老院です。
末端の議会に議員を送り込み、そこから駆け上がっていくわけですが、そのためには前述の通り『承認を経て上の議会に移動』しなければなりません。
その方法は実に単純、多数決です!
議会を自分の議員が牛耳っていれば楽ですが、そうではない場合、他の人に賛成をしてもらわなければなりません。
そこは勝利点を上げたり、未来の賛成を約束するなどして交渉していきましょう。
交渉で賛成することにした人には1勝利点がもらえるので、まったくメリットがないわけではありません。
ですが、議会を上がる人は、道に落ちている勝利点を手に入れることが出来ます。
そのメリットは大きいので、それも見越して交渉していきましょう。
このようにして互いに睨みを利かせたり強引に議会を駆け上がりながら、勝利点をかき集め元老院を目指すというゲームです。
ちなみに、タイトルのQuo Vadis?はラテン語で「(あなたは)どこへ行くのか?」という意味らしいです。
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テーマ/フレーバー
作品データ
タイトル | クオ ヴァディス |
---|---|
原題・英題表記 | Quo Vadis? |
参加人数 | 3人~5人(45分前後) |
対象年齢 | 12歳から |
発売時期 | 1992年~ |
参考価格 | 未登録 |
クレジット
ゲームデザイン | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
---|---|
アートワーク | ピーテ・フェンロン(Pete Fenlon)ジェイソン・ホーキンス(Jason Hawkins)ジェシカ・ネイ(Jessica Ney) |
関連企業/団体 | アミーゴ(AMIGO)ハンス・イム・グリュック(Hans im Glück)メイフェア ゲームズ(Mayfair Games) |
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ダイスも振らない、カードプレイもしない、交渉だけで進むゲームというのは稀です。その中でもこのゲームは名作だと言って良いと思います。ゲーム序盤ではおそらく皆がある程度Win-Winの交渉に乗ってくれるでしょう。ただし後半は露骨に足元を見た交渉が横行しますので、勝利のための必要条件である元老院への登壇が全プレイヤーの中で最後になるのは避けた方がよさそうです。何より、「将来に対する約束はしてもかまわないが、守らなくてもかまわない」というルールを最初に見た時は衝撃でした。
わにのこさんの「クオ ヴァディス」のレビュー