ピラニア・ペドロ82BG@19秋GM(土日)出展さんのレビュー

☆7

ペドロ君が痛い目に合わないように誘導しよう！ただ、絶対にペドロ君は助からない運命だけどね…

ペドロ君が小島に居ます。周りにはピラニアが居て、ペドロ君がピラニアにやられないように誘導をしていくゲームです。

敗北条件はピラニアを2体受け取ること。ゲームの基本システムはバッティングゲームで、全員手札のうちの一枚選んで伏せて表にして4方向のうちのどっかに進めます。

スタートプレイヤーから進む方向を指示してペドロ君が動いていきます。ですので、スタートプレイヤーから離れるほどペドロ君が動かされている位置を予想しなくではなりません。

もしも、水辺を進む場合は手持ちの石を消費する必要性があります。

ピラニアを受け取る条件は

・ペドロ君がピラニアに遭遇した場合

・ペドロ君が水辺を進む際に手持ちの石が足りない

・ペドロ君がボード場外に行ってしまった場合です

誰かがピラニアを受け取って、ペドロ君が小島に帰ってゲームを仕切り直しです。

面白いとこは石の配給方法です。

前回のラウンドで使用していいないカードに描いてある石の合計数が次のラウンドで使用できる石の数になります。

ゲーム中のジレンマは、ピラニアを受け取らないようにするなら、歩数の少ない動きをした方が安全です。ただ、そういったカードは次のラウンドでもらえる石の数を減らします。

歩数が大きいカードは次のラウンドを万全にするために必要なのですが、このラウンドで使える石を大きく消耗する可能性があります。

一番安全なケースは右隣のプレイヤーが出すカードと方向が真逆のカードを出すことです。それにあたって予想をするのですが、それを逆手にとった作戦もできます。

それを経てペドロ君が右往左往動きまわって、ペドロ君が「右に行くね」「右にいくよ」「右に進めるね」「右に・・・って、誰か左に進めてくれないの！？」っていう展開も一興ですね 。

ただ、新盤のピラニアペドロは駒が転がりやすくて安定しないですね。あと、方角を見るためのワニやジャングルが似た色をしていて直感的にわかりにくいですね。もう少し、コンポーネント頑張ってほしかったかもです。

原版のような本物の石を使うぐらいぶっ飛んでほしかったです。

ですが、この箱のサイズで6人が気軽に遊べるゲームとしては貴重なのではないでしょうか。島の形が違ったりピラニアが動いたり、ちょっとしたヴァリエーションがあれば尚良かったです。

遊評☆7