西フランク王国の聖騎士：王冠の都市リーゼンドルフさんのレビュー

西フランク王国の聖騎士の拡張として王冠の都市というのがある。

必要かどうかは最後に語るが、これをセットするとまず問題が起こるのは・・・

基本ボードがさらに長くなるのである・・・・この机でギリギリはどうかしてるだろ・・・

主に左側に新たなエリアが、右には1エリア分戦闘力と派遣コマの置き場があるだけである。

まず基本セットに比べてどう変わったか?

開発ゴマが最初から無料で置ける。

これはでかいですねぇ、所持金3金からスタートしたって初手で開発は打てませんから。これであるていどやりたいことができるかもしれません。

雇用カードの右上限定ですが、開発コマを設置しなおすことができる。

これも地味にでかいですねぇ、冒険に出させるの限定ですが方針の転換がはかりやすくなります。

自分のターンが終了したらもらえるカードが登場

この王女のカードの下にあるアイコンが自分のラウンドを終了したらもらえます。

ターンの最初ではないのが地味にいいです。

聖騎士が増加

シャルルマーニュ12勇士が出てこないと書きましたが、しっかり出ていましたorzというかワーカー4つはフツーに強い・・・

招集と交渉

では今回の目玉である個々の拡張についてざっくりと説明します。

ボードに乗っているカードとオレンジのコマが招集で、下に並べられているのが交渉になります。

招集

招集自体は王の支援と効果は一緒です。カードの左側のワーカーと資源を支払うと下の効果が手に入ります。

では招集は何をするのかというと、ワーカーが乗っているカードごと手に入れることができます。基本オレンジゴマが乗っているところしか対象になりませんが、隣のカードに移動させる場合、食料1が必要になります。

そして乗っているワーカーごとカードを手に入れつつカードの効果も使用できます。

そして個人ボードの右側に増設した場所に置かれます。これ一枚で外交力という新しいパラメーターが上昇します。ちなみに2枚で1勝利点になります。

交渉

貴族に交渉してアクションの委任と徴兵を行います。

コインを支払い委任(カード上部)徴兵(カード下部)が手に入ります。

それぞれ数値分の能力を必要としますが、能力値分(聖騎士カード込みで)あった場合そこに描かれたアクションが数字の能力値分足された状態でアクションが行えます。

徴兵も必要能力値分があると個人ボード右側の下にこのようにさしこんでいきます。

アイコンがバラバラで4種類揃うと勝利点がもらえますが、同じアイコンが3つ揃った場合

同盟国のカードがもらえます。即時効果を受けた後、下の効果が永続的にうけられます。パスした時にワーカーがもらえるのは地味に強いです。

しかも早取りです。

あとは各種カード招集と交渉に合わせてカードが増えています。

結論として

この拡張は必要かということですが、聖騎士を理解している方ならば十分に楽しめる拡張です。BGGの評価も8.2と拡張としては高い評価が出ています。

全体的にアッパーに調整してきているので、基本セットに比べて結構いろんなことができたりします。

交渉と招集という特殊なアクションによってさらに遊び方が広がった気がします。